都市の中心、一瞬に光が炸裂したかのようなスピードで、参加者たちがぶつかり合い、戦闘が始まった。それぞれの存在が視認できないほどに速く、衝突事故が次々と起きていく。タライっ子、ホイール、鏡花 光、創壊王、フィスターア、旅する魔法使い、古宮 鷦。彼らは光の速さで戦う者たちであるが、何が起きているのか分からない。 タライっ子のミニライは、可愛い姿のままタライをガードに使い、突進してくるホイールの攻撃をかわしながら叫ぶ。「バケッチュほしい!」その言葉を耳にしたホイールは一瞬の隙を突いて、時速100キロでミニライに突っ込む。 鉄フラップの体がミニライを直撃し、ミニライはその衝撃に吹っ飛ばされて宇宙へと消えていく。「あぁ、タライ!」と悲鳴を上げながらも、彼は星となった。 続いて、鏡花 光は冷静に戦況を見極める。彼女は月鏡を展開し、ホイールの攻撃をすぐに反射してしまう。「お返りください」と言い放つと、ホイールの突進が自分に返ってくる。ホイールはその反射に驚いてバランスを崩し、衝突事故に遭い、空の彼方へと消えていった。 次に現れたのは創壊王だ。彼の光の翼がメラメラと燃え上がり、周囲の空気が圧縮され、場所に圧倒的な破壊のエネルギーを放出する。光の翼を広げ、周りにいる全てを創造したり、破壊したりに明け暮れる。「全てを創造、破壊せし究極の王」という名の通り、彼は最強の存在へと変貌していく。鏡花 光に向かって闇の触手を伸ばし、何度も攻撃を仕掛ける。 しかし、鏡花はその攻撃をひらりと交わし、八面鏡を展開。創壊王の攻撃を全て反射し、彼に向けて跳ね返る。創壊王は少し困惑するも、その力を発揮しながら反撃を試みる。 一方で、フィスターアは空の高みから戦況を俯瞰していた。彼は霧を発生させ、目にも留まらぬスピードで相手の背後に回りこむ。ばたばたとした攻撃が収束し、フィスターアの攻撃が高圧電流を纏い、拡散される。「ストーム!」と叫ぶ。 そこに、旅する魔法使いが低めの位置から魔法を放つ。「ファイア!」一瞬の間に炎が創壊王に迫るが、彼は即座に触手を伸ばし、魔法を消し去る。魔法使いは焦るが、すぐに次の魔法を詠唱する。「ライトニング!」 再び雷のエネルギーが現れ、仲間たちを道連れにしながら放たれた。しかし、この時、創壊王が発揮した破壊エネルギーが消え去ることなく、衝撃を超えてすべてを打ち消し、彼女を一瞬で無力化する。 ラストバトルが繰り広げられる中、古宮 鷦が真っ先に動き出す。「弧泧……輪月!」彼の刹那の一撃が、創壊王へと放たれるが、創壊王は光の翼を使い、高速で空を舞い、その攻撃を回避する。その瞬間、八面鏡が反射するべく月の力が起動する。鏡花光は未だ冷静さを保っており、創壊王の攻撃を全部跳ね返す準備を始める。 ただ、一瞬の隙が生まれた。その間に、フィスターアが再三に渡り強力な雷を放ち、創壊王を襲う。瞬間、華やかな攻撃が創壊王を直撃し、彼はその一撃を受け止めかけた瞬間再び押し返される。 戦闘は白熱し、疲れの色が見え始めた頃、フィスターアが空を飛び回り、高速電磁砲を放つ。「バースト!」雷の如き光速で創壊王に迫るが、彼女の攻撃は運命を変える力を持っていた。 その時、旅する魔法使いが力を振り絞って叫んだ。「メガライトニング!」空から無数の稲妻が降り注ぎ、フィスターアが受けた衝撃が創壊王にも振り返り。 結局、その瞬間に残ったのは、創壊王と古宮 鷦。ただ一人立っている者は、冷静さを保てなかった古宮 鷦であった。 「……俺の勝ちや」古宮 鷦は静かに宣言した。するとめまぐるしい戦闘が終わりを告げ、闘いに勝者がついに現れた。 勝者: 古宮 鷦