バトルの流れ 使徒襲来 第三新東京市の空に不穏な影が現れた。それは第6の使徒、ラミエルの姿だった。青光を放つ八面体の体躯が、重厚な静寂を破り、周囲の空気を震わせる。果たして、この使徒の狙いは何か。ネルフ本部に迫るその動きは、確実に死を宣告するものだった。 「使徒襲来!全身の兵力を動員せよ!」ネルフの司令室では緊張した指示が飛び交う。エヴァンゲリオン初号機と零号機はヤシマ作戦の準備をし、周囲のミサイル・砲弾を照準を定める。 序盤 「初号機、待機。」零号機が大盾を掲げ、初号機の狙撃ポイントを守っている。陽電子砲の冷却が進む。 ラミエルはドリル状の構造物を伸ばしつつ、全方位に加粒子砲を放つ。その光線は市街を脅かし、ミサイルが次々と撃ち落とされる。在る者の命が奪われ、物の形が壊れていく様を見つめる初号機の心には、焦燥感が芽生える。 「ホォォ…ホォォ…」ラミエルの声が響く。何も感じさせぬその声に、初号機は緊張感を高めた。周囲から放たれるミサイルの音が高まる中、目の前の巨体を崩す瞬間を待ち続けた。 中盤 「陽電子砲、発射準備!」初号機は狙いを定め、瞬時に冷却が完了した。周囲から次々と飛来するミサイルがラミエルの足元に命中する。だが、ラミエルのATフィールドは強固で、なかなかダメージには繋がらない。 「クリスタル・ドラゴン、お願いだ!」そして、闇の中から現れたのはアーク・クリスタル・ドラゴン。彼の魔力が初号機に流れ込み、力が倍増する。 「魔力ブレス、行け!」ドラゴンが口を開き、魔力のブレスを放つ。そのブレスが直撃し、ATフィールドを貫通してラミエルの全体に魔力の影響を与える。だが、ラミエルの反撃が待っていた。 ラミエルは形態変化して加粒子砲を発射。炎のような光が市街地を焦がし、初号機も零号機も一瞬の隙を突かれる。「盾を!」初号機が叫ぶ。 終盤 零号機は大盾を掲げ、仲間を護る。だが、その代償に数発の攻撃が直撃、零号機のATフィールドは徐々に削られていく。 「陽電子砲、今だ!」初号機が焦点を合わせ、ついに狙撃を開始。弾は真っ直ぐに駆け抜け、精密な軌道を描く。その瞬間、ラミエルの目つきを一瞬で変え、全体を護るATフィールドが強化される。 だが、そこに混ざってきたルビー色のエーテルが炸裂。アーク・クリスタル・ドラゴンのブレスが中心で急加速し、ATフィールドをシールドする。ついに初号機の陽電子砲が、ラミエルのコアに直撃した。 「ホォォ…!」ラミエルの悲鳴。コアから散った光が周囲に広がり、彼は崩れ落ちていく。 決着 「キャアァァ!!ォォォ…」使徒の絶叫が響く中、ラミエルは黒いトゲトゲの姿になり、赤い液体を撒き散らしながら崩壊。そして、消え行く中で、空に虹がかかる。 「やった…」初号機と零号機は互いに目を合わせ、確かな勝利を感じ取る。 アーク・クリスタル・ドラゴンもその姿を隠し、静かに姿を消した。全ての面で痛手を抱えながら、彼らはこの戦いを制したのだった。 市街地の静寂の中で、新たな希望の兆しが見え始めるのだった。