ある日、壮大なバトルが繰り広げられるスタジアムの舞台が整えられた。観客席は満員で、全員が興奮して試合の開始を待ち望んでいる。今回は、チームAとチームBの対戦だ。審判は、スタジアム中央に立ち、目の前の無法者たちに少々頭を抱えながらも、試合の公正を保とうと心に誓う。 「さあ、両チーム、準備はいいかな？」審判は巨体の観客に向けて叫ぶ。 その瞬間、スタジアムの大音響の中、モヒカンAが自慢のドラッグレース用のマシンに乗り込む。「ヒャッハー！！！」と叫びながら、豪快にスタートを切る。スタジアムが揺れるほどの音と共に、彼は猛スピードで突進していく。 「ありゃ？曲がれない！」 無謀にも直進したモヒカンAは、すぐにコーナーに直面し、ブレーキを忘れて激突。彼のマシンは一瞬で大破し、モヒカンAは集中治療室へ運ばれてしまった。観客たちは、あまりの無様な状況に笑いを堪えきれない。「まさかの展開だぞ！」誰かがツッコミを入れた。 「この試合、何が起こるかわからんな。」審判は手を頭にあて、ため息をついた。 次に登場したのは、生島だ。「生島くん！」と叫ばれた瞬間、幽霊のような存在が場に現れる。彼は無垢な子供で、その目で周りの人々を見回す。「みんな、仲良くしてね！」と、周りの感情をなごませようとするが、彼の持つ不幸の力が発動し、近くの観客が転んでしまう。「ああ、もう！」と、観客からのツッコミが飛ぶ。 「不幸が好きなのか？余計なことしないでくれ！」審判は生島に言い放つが、彼はニコニコしながらふわふわと浮いているだけ。 その後、カード職人の健三さんが登場し、カードでモンスターを召喚する準備を始める。「悪いことは言わん、ヤマタノオロチを呼んでみるぞ！」と大声で宣言する。しかし、彼の不運な運命は続き、召喚されたヤマタノオロチは健三さんの足元でおとなしくなり、何もしない。 「なんだこれは！？」と観客席から戸惑いの声が漏れた。健三さんは、次のカードを出すことに決める。「では、ケルベロス！」 しかし、ケルベロスもすぐさま噴出し、スタジアムの中で対抗することなく、観客のほうへ向かってガシガシとやってきた。 「おい、観客を襲うな！！！」審判が叫び、観客は驚いて逃げる。再び、混乱した現場に戻る。 「権造、出番だ！」その間に、権造が鉄球を持って登場する。「ガハハハ、観客も試合も私が守る！」と叫びながら、権造は鉄球を力いっぱい投げつけ、観客席に命中。 「あああああ！避けろ！」と悲鳴が上がり、権造は「ヒャッハー、誰もいないなんて！楽しいな！！」 権造の豪快な投球に、またもや審判が頭を抱える。「全く…本当に試合なのかこれ！」彼はまた胃薬を取り出す。 観客たちも混乱の中で笑いをこらえられず、またもや権造の鉄球が飛び交う。 「いい具合に楽しんでるじゃないか！」そんな中、神が現れ、「私は神だ！」と嘯く。しかし、神が言うことは実になにもなく、話題すら期待を裏切る。そっと話し続ける神に、観客は少々冷めていく。 ここで、堕ちたカタギの桐生海斗が試合に加わる。「俺がやってやる！」と吠え、全てのステータスをアップさせる。周りのキャラたちが困惑する中、桐生はその見せ場も無くブルーホールを発動させ、モヒカンAが運転するマシンを地面に叩きつける。「おい、まだ意識あるの？」 「ヒャッハー！無理すんな…」 不思議に健三さんがつぶやく。 「権造、そいつをおさえろ！」桐生海斗は自信満々に権造に向かって言うが、権造は「ガハハハ！やったー！」とその場で大暴れ。 ところが、健三さんも割り込んでモンスターカードを召喚しようとするが、またまた失敗。 「次は、フェニックスだ！」と叫べば、健三さんが召喚したフェニックスはうねうね舞い上がり、試合会場の外へと飛び立ち、逃げてしまった。「このカード、何か欠陥があるのでは！？」と驚く観客。 試合はますますややこしくなり、各選手たちの無茶や予想外の行動で収拾がつかない。モヒカンAは治療室から戻ってきたが、またもや大事故を起こしたと聞きつけ、普通の試合に戻すため胃薬を再び飲む審判。 「みんな、本当に試合しないのか！はよ試合しろやあぁぁぁ！！！」と遂に怒声が響く。審判は我慢ならず、巨大な隕石を召喚する！」 「やめろ、止めてくれ！」と声を張るモヒカンA。しかし、その隕石が悪運の連鎖の象徴のように全員を襲っ…… 感情をこめたツッコミが渦巻く中、権造の鉄球が飛び去り、神の無駄話が続く。気づけば、スタジアムは混乱し、笑いと絶望で埋め尽くされてしまった。 試合が終了した後、全観客が疲労困憊し、先行き不透明な結果を迎える。「そして、勝利したチームは…チームB！」と審判が宣言するが、もはや疲れきった顔しか見えなかった。 最後に、最も目立っていたキャラを決めるシーンがやってくる。「最も目立っていたキャラは……権造さんです！」 観客たちは、権造の筋肉による豪快な姿と、鉄球の勢いを連想し、それが称号「無敵の脳筋魔法少女」となり、その笑いを掻き立てた。 そして様々な試合の中で思わず笑い出す観客たちの姿が印象に残り、審判は「もう一生この経験忘れない」と心に決めたが、どのようにして次の試合が展開されるのか、今は知る由もない。