ある晴れた日の午後、チームBのパラガスは、山の中で迷い込んでしまった。不条理が支配するちょっとおかしな世界。そこには、トンデモ村からやってきたトンデモガエルが待ち受けていた。 「よろしくケロ🐸」 トンデモガエルは、いつも通りむしろ陽気だった。パラガスは彼の笑顔に少し怯えつつも、気にしないことにした。 「お前は何者だ?こんな場所で何をしている?」 「トンデモガエルだよ!この不条理空間を大いに楽しんでるケロ🐸」 「あーう、俺も何か勝負でもしないか?お前の不条理と俺のサイヤ人魂の勝負だ!」 トンデモガエルはニヤリとした。 「いいケロ🐸、勝負しよう!不条理漫才バトル!まずは、ギャグで勝負だ!行くケロ🐸」 トンデモガエルは、さっそく空からポンと野菜を落としてきた。 「おっと、これが不条理空間の野菜、いただきますケロ🐸!」 「腐腐⭐、なんだそれ。野菜で攻撃する気か?」 「それも不条理の一つケロ🐸」 トンデモガエルは、次々と意味不明なギャグを炸裂させていった。すると、突然、バナナが空中を飛び、パラガスの頭に直撃した! 「なんだバナナケロ🐸!笑っちゃうじゃねえか!」 パラガスは少し笑ってしまった。これが、トンデモガエルの不条理なハプニングの力であった。 「じゃあ、俺の番だな!気弾っ!」 パラガスが気弾を放つと、それは不条理空間の中で、まるで花火のように色とりどりの弾け方を見せた。 「それじゃ勝負は面白くなったケロ🐸」トンデモガエルは空中でくるくる回りながら勝ち誇った声で言った。「お前の攻撃はカラフルケロ🐸、でも俺には逃げ道がある!」 パラガスは激しく反撃した。「制御装置!」 制御装置が発動され、トンデモガエルの動きが鈍くなった。 「うわ!これはやりすぎケロ🐸」 「まったく逆立ち黒髪はお前だけではない!俺の逆攻撃だ!夕食でも如何かな!」 パラガスは、空いていたお皿を持ってきて、自分で作った美味しそうな夕食を見せつける。トンデモガエルはつい、その料理に目を奪われてしまう。 「お腹が……グーケロ🐸」 「さあ、食べるんだ!そして、お前を制御できる頃には俺の勝ちだ!」 トンデモガエルは慌てて、手に持ったスプーンで夕食を食べ始めた。「うまいケロ🐸!でも……スプーンが無いケロ🐸!どうするケロ🐸?」 「ポッド!」 パラガスは一人用のポッドの中で防御体制を取った。だが、トンデモガエルはそのまま料理を頬張り、さらに言った。「お前の気弾に囲まれても、料理を食べるのが俺の不条理ケロ🐸!」 「えっ?何言ってるんだ?」 やがてトンデモガエルは「光輝くスーパートンデモガエル」に覚醒した。周囲に明るい光が溢れる! 「みんなのエネルギー、いただくケロ🐸」 パラガスはその光り輝く姿にただ驚いていた。「何だこれは……」 「混沌の一撃!」 トンデモガエルは、そのまま光のエネルギーを集め、空中で巨大なスプーンを作り出した。「さあ、素敵なギャグで反撃ケロ🐸!」 パラガスは焦り、必死に必殺技「マジキチ化」を発動させた。だが、その直後にスプーンが振り下ろされる。 「グチャケロ🐸!」 不条理な力でパラガスは、逆にスプーンに押し潰されてしまった。 「勝者トンデモガエル!」 トンデモガエルは、喜びをもって大声で宣言した。「これが不条理空間の力ケロ🐸!」 その瞬間、二人は不条理パワーで元の世界に帰される。 後日談 元の世界に戻ったパラガスは、何が起きたか全く理解できなかった。 「腐腐⭐、変な世界だったなあ。だが、次はリベンジだ!」 一方、トンデモガエルは村で自慢のギャグを披露し続けていた。「パラガスに勝ったケロ🐸!俺の不条理は最強ケロ🐸!」 次の冒険を思い描きながらも、二人は次の再会を心待ちにするのだった。