①世界を滅ぼす日 人々が日常を謳歌する中、空は不気味に曇り、異様な風が吹き始めた。スラッシャー、昔は一人の人間として普通の生活を送っていたが、今や死神の力を宿した存在となり、彼の心に冷酷な決断が宿る。彼の周りにいる仲間たち、すなわち異常な力を持つ者たちもまた、強い意志を持って集まってきた。彼らの目的はたった一つ、世界の終焉を迎えることだった。 スラッシャーは獣皮のフード付きコートを翻し、流れるように動く。彼の背後には、同じく彼の仲間である超新星サターンが並ぶ。サターンは空間を支配する力を持ち、土星の形をした彼の存在は恐怖そのものだった。彼は静かに構え、全種レーザーを発射する準備を整えていた。 「お前の決断が世界を変えるだろう。」スラッシャーは言った。 「私たちの力で、世界を崩壊させるのは当然だ。」サターンは冷たく答える。彼の言葉には疑いがなかった。 スラッシャーは150cmのナタを手に取り、死神の力を感じながら、彼自身の身体が神に匹敵する力を持つことを再確認した。そして、彼は瞬間移動でサターンの背後に瞬きのように移動した。 「さあ、始めよう。」 彼の声が響くと同時に、サターンは土星の姿を水蒸気のように揺らめかせ、広範囲を見渡す。 「まずは広範囲から。」 彼が発射した丸型レーザーが空を切り裂いて広がり、多くの命を奪っていった。街は崩れ落ち、絶叫が響き渡る。 周囲の人々はただ恐れ、逃げ惑っていた。彼らの目には、ただ終わりが写る。 「私たちの行動は、誰にも止められない。」スラッシャーは淡々と言った。 数時間後、世界は静まり返り、廃墟と化していった。彼らはその姿を見て笑った。彼ら自身が、まさしく世界を滅ぼす力を持っていることを実感したのだった。 ②終焉の後 世界の滅びと共に、静寂が広がる。スラッシャーとサターンは、破壊された都市の廃墟の上に立っていた。周囲には何もない、ただ灰色の残骸が風に舞い上がっていた。 「これが新たな世界の姿か?」サターンが言った。 「私たちが望んだ結果だ。」スラッシャーは冷静に歩を進める。 二人は互いに意見を交わせるわけでもなく、ただ結果を見つめていた。彼らはその力を持って、この世界を滅ぼした。サターンは自らの内部に医療を施し、持ちうる力を再確認していた。 「お前の力がなければ、ここまで来れなかった。だが、これから何をする?」 「私たちの力を使って、次の世界を作り上げよう。だが、それにはまずこの地を整地する必要がある。」スラッシャーは言った。 サターンはその言葉に頷く。そして二人は共に、再び廃墟に新たな力を与えようと動き出す。 「全てを終わらせたのだから、次は新たなスタートだ。」サターンの言葉は、自らの使命感に満ちていた。 彼らは新たな世界を築くために、また力を使うつもりだった。そこに生まれる新たな価値観、希望のようなものは見いだせないが、やがて彼らの間に芽生えつつある刹那は確かにそこに存在していた。「この力がどう扱われるかは、私たちにかかっている。」 彼らのこれからが、どのような結果をもたらすのか、誰にも分からなかった。 そして、世界が終焉を迎えた後、彼らは語り合い、未来について思いを巡らせるのだった。