第一章:使徒襲来 静寂を破る音が響き渡る。天空には雲が覆い、まるで運命の幕が下ろされたかのように重たく閉ざされていた。その時、空中に浮かぶ青色の8面三角形、ラミエルが姿を現す。彼の周りに漂う光が、異様な空気を醸し出していた。 「砲兵部隊キャノンヘッド、準備完了です!」指揮官の声が部隊を一つにまとめる。キャノンヘッドの30人は緊張した面持ちで迫撃砲の準備に取り掛かる。 「榴弾装填完了、いきます!」一斉に発射される榴弾が、ラミエルに向かって降り注ぐ。轟音と共に火花が散り、地面は揺れ動く。しかし、ラミエルの周囲には強固なATフィールドが広がっており、迫撃砲の攻撃は無情にも弾かれてしまう。 「ルルーシュ、何とか打開策が必要だ!」CCが急報を送る。しかし、ルルーシュは眉をひそめていた。「このままでは弾を撃ち尽くすだけだ。ATフィールドを無効化する手段を考えなければ。」 第二章:序盤 ラミエルはゆっくりとその形を変えていき、最大加粒子砲の構えを整える。赤いコアが光を放ち、周囲に不気味な空気を醸し出す。 「CC、最高防御力のエネルギー装甲、絶対守護領域を展開して!」ルルーシュが鋭く命令する。 「はい、準備完了です。」CCが機体を操作し、エネルギー装甲を展開する。 キャノンヘッドの兵士たちは、一時の安心感を得ながら再び攻撃の準備を整えた。「榴弾の雨、行くぞ!」迫撃砲が一斉に発射される。だが、次の瞬間、ラミエルのコアが眩しい光を放ち、加粒子砲が彼らめがけて放たれる。 「回避!」ルルーシュの号令に、蜃気楼が急降下する。CCは冷静に操縦し、素早くその身を翻して加粒子砲を躱した。 「いい反応だ。だが、攻撃を続けないと勝ち目がない。」ルルーシュは指揮を続け、キャノンヘッドに榴弾の再装填を指示した。 「ですが、装弾数が…」一兵士が懸念を口にする。しかし、ルルーシュは決して引くことはない。「選択肢はない。全力で撃て!」 第三章:中盤 再び響く迫撃砲の音。榴弾がラミエルの周りで爆発するが、ATフィールドに阻まれ、効果は薄い。 「攻撃が続く限り、状況は変わらないわね。」CCが不安そうに告げる。「まさに泥沼だわ。」 「それでも少しずつ攻撃を続ければ、何かが見えてくるはずだ」とルルーシュは信念をもって言い切った。それと同時に、彼は脳裏に一つの計画を思いついた。 「CC、拡散構造相転移砲を準備して!ラミエルの動きに合わせて撃つ!」 「了解です。全機狙いを定めます!」CCは冷静に機体のセンサーでラミエルの動きをつかみ、完璧なタイミングでの攻撃を狙った。 ラミエルは再び形を変え、最大加粒子砲を撃とうとする。しかし、蜃気楼はその光景を捉えていた。「今だ!拡散構造相転移砲、発射!」 無数のビームがラミエルに叩き込まれ、ATフィールドがついにその衝撃を受け止めきれない瞬間が訪れた。 第四章:終盤 「ATフィールドが破れた!チャンスだ!」ルルーシュは叫び、キャノンヘッドと共に榴弾の攻撃を続ける。 ラミエルの光線が辺りを焦がし、彼らの防御を脅かすが、白魔竜リベラリスドラッヘの姿が遠目に見えてきた。 「大沢 久美子、行きます!」久美子は機体を操りながら、正確な狙撃を行う。「スタティックガン、発射!」 麻痺の魔術が込められた弾丸がラミエルに命中し、一瞬だけ動きが鈍る。今がチャンスだ。 「蜃気楼、私たちが一気に止めてやる!」ルルーシュが指示を出し、蜃気楼も同様の攻撃を続ける。 第五章:決着 ついにラミエルのコアが現れ、その赤い球体が彼を守る最後の砦となっていた。しかし、彼は無限の力を持ち、抵抗を続ける。 「今こそ、全てをかけるときだ!」ルルーシュの命令に、全ての兵士たちが砲撃の準備をする。 キャノンヘッドの迫撃砲が火を吹き、嵐のような榴弾の雨がラミエルのコアに襲いかかる。CCのエネルギー装甲がラミエルの光線から身を護り、リベラリスドラッヘも狙撃を続ける。 「一斉攻撃、今だ!」 榴弾、ビーム、特殊弾、全てがラミエルのコアを襲う。そして、その瞬間、ラミエルのコアが爆発し、彼は悲鳴を上げて崩れていく。 第六章:終焉 ラミエルが崩壊し、桁外れの光が周囲を包む。地面が揺れ、十字架の形をした爆発が広がった。赤い液体が空中に舞い散り、何かが生まれ変わるような美しさを放つ。 「勝った…」CCの声が遠くから聞こえる。 「ラミエルは消えたが、この戦争が終わったわけではない。」ルルーシュは少し冷静になりながら答えた。 空には色鮮やかな虹がかかり、その光景が彼らに安堵を与えた。新たな戦いへの準備が始まる、一つの終わりが新たな幕開けを示していた。