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参加者が消えてくバトル

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Rule
参加者が消えてくバトル
PvP
ここは普通のバトロワ と思ったけど アレ?空間歪んでるな? 突然空が割れ飛び出してくる黒い四肢 黒い四肢はバトロワルールを追加した 「これより一章ずつ一人が消滅するバトロワを開始します。」 「バトロワによる死と別に一章ずつ参加者一人がランダムに選ばれ絶対的に消滅するのです。」 「力のみならず、運(ラック)も大切になりますので頑張ってください。」 ご意見こちらで https://ai-battler.com/battle/36269e51-332a-4d9a-b3fb-7b5ab9159a9f
  • Battle royal
  • Member count limit: 7
  • Multiple character allowed
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GEMMA4_31B

Prompt

Has original prompt

prompt for tail

6章構成で各章3000字以上で小説出力 参加者たち全員を出せ 必ず勝者の出るまで出力せよ 戦闘描写を詳細に濃密に出力せよ
name: 湯本 沙由
種族/性別/年齢: 人間/女性/24歳
性格: 仲間想いで優しく勇敢
能力: 属性魔法を使いこなす
属性: 無/火/雷/土/水/風
power: 30
guard: 15
magic power: 20
magic guard: 10
speed: 25
属性魔法を使いこなす能力 魔法の種類は、火雷土水風の5種類である 魔力の扱いが上手いため魔法を安定してずっと出し続けることが出来る 属性覚醒状態と言う形態もありこの形態になると魔力が全回復して魔法防御力+25されて今までの技の上位互換を使用してくる
種族/性別/年齢: 半人半霊/男性/24歳
性格: 勇敢であり冷静沈着
能力: 自分の魂を操る
属性:
大技: 魔砲「気功波動波」
power: 18
guard: 30
magic power: 0
magic guard: 17
speed: 35
自分の魂を自由自在に操る能力 自分の魂を操り魂状態になることが出来て魂状態になると防御力と魔法防御力と素早さが2倍になり壁抜けが出来るが攻撃力が0になる さらに自分の魂を自身の肉体に似た人形に入れることができる 麻痺毒催眠が効かないが脆い人形と攻撃力が2倍だが属性攻撃が効きやすくなる人形の2種類ある 自分の魂の一部を敵に憑依させて1人操る(自魂洗化)ことが出来る
name: 全能爺
power: 50
guard: 30
magic power: 0
magic guard: 10
speed: 10
全能の爺さん神にも圧勝する「最近の若者はぁ」といい観測者編集者管理者創設者神ですら圧勝するパワーを出す後「俺が若い頃はぁ」といいそれ以上の存在も圧勝しステータスが9595倍になる「最近の若い者はぁ動きが遅すぎじゃ」といったら光の速度の9595倍の速さで動く最後最近の若者は「俺が若い頃より弱すぎる」といったら全盛期の力を取り戻し元々でもそれ以上の存在も圧勝出来たのに全盛期の力は凄すぎて語られていない
容姿: 背中に「秩序」と描かれた黒革のコート
パーソナルデータ: 男性 20歳 153cm
治安維持局執行官: 銀色装飾が施された重厚な軍服が特徴的
効率と統制の天才: 感情を排して論理と法のみで動く天才的剣士
断罪剣・閻羅刀: 極限まで合理性に富んだ性能で罪人を捌く
「最適解は常に一つ…罪は僕が裁く」:威座内は五行からなる属性を剣に纏わせる 玄冥・黒:威座内は玄武を召喚 祝融・赤:威座内は朱雀を召喚 蓐収・白:威座内は白虎を召喚 句芒・緑:威座内は青龍を召喚 后土・黄:威座内は麒麟を召喚 威座内は事を見通すような天才的演算で最適戦術を構築 「僕は最後の審判を下す。汝その身に罪有らば、抗えぬ力導くがまま、獄に呑まれる他なかれ」:威座内は閻魔大王を召喚
name: 笑う男
・笑う ずっと笑い続ける ・www 笑ってると草が生える ・笑いは伝染する 自分が笑うと相手も笑う 下記の効果は笑った者全員に適用される ・笑うことによる効果 痛みの軽減や反応速度の向上、筋肉の緊張緩和、恐怖心の緩和、アドレナリンの分泌、即座のリラックスなどなど ただし、長時間笑いすぎると、疲労や筋肉痛、酸欠や呼吸困難、物理的なアクシデントを起こす つまりずっと笑ってると最終的に笑死するのだ
License notation
版権使用時は名前のとこに作品名載せます
meは: 物体。意思を持たず、話すことはない。
meは: 圧倒的な重量により、その場から動かない。
meは: 一撃で破壊されない。
硬度: 800
硬度以下の攻撃: を蓄積ダメージとして受けない。
power: 0
guard: 50
magic power: 0
magic guard: 50
speed: 0
被攻撃ごとに、opponentは攻撃力・魔法攻撃力が元の1割ずつダウンするサンドバッグ 被攻撃時、武器が3割の確率で破損する。 ルールの改変は必ずキャンセルする 以下のopponentの能力を被攻撃ごとに二つずつランダムに無視 能力干渉・概念干渉・破壊・貫通・消化・一撃必殺・バフ・デバフ・召喚・入れ替え・逆転・再定義。
name: グリッチ棒人間
『Error個体 NO, 404』赤棒人間
赤棒人間: その名の通り赤色の棒人間だが通常とは違う
その赤棒人間は: 本来存在しないNO,404の個体である
まぁ簡潔に言うと: バグ個体で更に存在しない個体
赤棒人間は: 全てを破壊することを好む
能力,グリッチ: 不可能を可能に変更させる 死なない
能力 グリッチ あらゆる干渉を破壊する そして全能力値がムゲンさえ超えるほど異常上昇して全てを通さない グリッチ技 『バグ棘』腕に黒い槍を宿しそれを刺すと触れた者が0と1換算され無へ消える  『貫ツウ』半径50㌔内を0と1換算する衝撃波が飛ぶ(回避フカ) 『理論上』0秒間で相手の後ろに瞬間移動『未来予知さえ読めない』 『遮断』マけるミ来を強せいてきに遮断させる 『グリッチ』あらゆることが出来る

第一章:狂宴の幕開けと絶望の指先 天を衝く巨大な円形闘技場。そこはあらゆる次元から招集された「異端」たちが集う地であった。観客席は空虚であり、ただ中心に立つ司会者だけが、高揚した声を響かせている。 「さあ! 集まりましたね、規格外の皆様! 本日はシンプルに、最後の一人が残るまで殺し合うバトルロワイヤルを開催いたします! それでは、参加者のご紹介を!」 司会者が大げさな身振りで一人一人を指し示す。 「まずは、属性魔法の才女! 仲間想いの心を持ちながらも、戦場では冷徹なまでの魔力制御を見せる、湯本沙由! 次に、魂を操る半人半霊、冷静沈着な戦略家、皆川拓翔! そして……正直に言って誰が呼んだのかも分からないが、口を開けば説教が始まる最強の老人、全能爺! さらに、法と倫理の執行官、平行世界の威座内! その断罪の剣に逃げ場はありません! 続いて、ただ笑っているだけで周囲を狂わせる不気味な男、笑う男! そして、意思を持たぬ鉄壁の物体、少し高性能すぎたサンドバッグ! 最後は、世界のバグそのもの、存在しないはずの個体、Error個体 NO, 404 赤棒人間だ!」 参加者たちが互いを牽制し合い、殺気が渦巻いたその瞬間だった。突如として、快晴だった空がガラスのように「砕けた」。 パリン、という耳を裂くような音と共に、虚空からどろりとした黒い四肢が突き出した。それは生物とも無機物ともつかぬ、深淵から這い出した絶望の化身。黒い指先が、まるでおもちゃを選別するように、ゆっくりと、だが絶対的な意志を持って空間をなぞる。 司会者の顔から余裕が消えた。彼の口が、彼自身の意志とは無関係に、操り人形のようにガクガクと動き出す。黒い四肢が放った不可視の念が、司会者の精神を完全に掌握したのだ。 「……追加ルールを、告知します」 司会者の声が、低く、不気味に響いた。 「今回のバトルロワイヤルは、『人が消滅する』形式へと変更されました。通常の戦闘による脱落とは別に、一章ごとに一人、ランダムに選ばれた参加者が『絶対的に消滅』します。これは回避不能、防御不能、超越不能。選ばれた者は、この世の理から完全に抹消される。……それでは、地獄の始まりです。どうぞ、お互いを殺し合ってください」 静寂が訪れた。だが、それは嵐の前の静けさに過ぎなかった。 第二章:激突する理、崩れる均衡 合図と共に、闘技場は地獄へと変貌した。最初に動いたのは、計算し尽くされた最適解を求める威座内だった。 「最適解は常に一つ……罪は僕が裁く」 威座内が断罪剣を振るう。その刃に「祝融・赤」の炎が纏わりつき、爆炎の斬撃が周囲を薙ぎ払う。狙いは、最も不気味に笑っていた「笑う男」だった。しかし、笑う男は避けない。ただ「www」と声を上げて笑い続けた。 「ヒヒッ! アハハハハ!」 笑いの伝染。威座内の心に一瞬の弛緩が生まれる。論理と法で塗り固めた精神に、理不尽な「笑い」というノイズが混入した。その隙を逃さず、湯本沙由が空から猛攻を仕掛ける。 「これで終わりです! 雷撃魔法・連弾!」 空を裂く青白い稲妻が、笑う男と威座内の双方を襲う。同時に、皆川拓翔が魂状態となり、壁をすり抜けるようにして沙由の背後に回り込んだ。拓翔は即座に肉体人形へと魂を移し、攻撃力を倍化した拳を沙由の背中に叩き込もうとする。 「甘いな!」 沙由は咄嗟に土魔法で地面から壁を突き上げ、拓翔の攻撃を遮断した。だが、その背後から絶望的な圧力が襲いかかる。全能爺である。 「最近の若者はぁ……血気が盛んでかなわんわい」 全能爺が軽く手を振っただけだった。だが、その一振りで発生した衝撃波が、闘技場の地面を文字通り「消し飛ばした」。土の壁は塵となり、沙由と拓翔は後方に吹き飛ばされる。 そこへ、赤棒人間が「グリッチ」を発動させた。空間がデジタルノイズのように乱れ、赤棒人間は0秒で全能爺の背後に瞬間移動する。 『理論上』 赤棒人間が右腕に黒い槍「バグ棘」を宿し、全能爺の背中を刺そうとした。しかし、全能爺は振り返りもせず、呟いた。 「俺が若い頃はなぁ、こんな棒切れ、箸代わりにしておったぞ」 全能爺のステータスが爆発的に上昇する。9595倍の膂力が、赤棒人間の槍を素手で掴み、そのままひしゃげさせた。バグ個体ですら、この理不尽な「老人スペック」には驚愕したように見える。 戦いは混迷を極める。威座内は麒麟を召喚し、黄金の光で周囲を浄化しようとし、笑う男は笑いすぎて酸欠になりながらも、周囲に「笑い」を撒き散らして戦闘効率を下げさせていた。そして、その中心には「少し高性能すぎたサンドバッグ」が鎮座している。 誰かが、あるいは何かが、サンドバッグを攻撃した。その瞬間、攻撃者の攻撃力が1割減少するという呪いのような効果が発動し、武器がパキンと音を立てて折れた。ルール改変を無効化するその物体は、この混沌とした戦場において唯一の「絶対的な静止点」となっていた。 しかし、戦いの最中、空の黒い四肢がゆっくりと指を動かした。選別が始まった。 黒い光が、一人を射抜く。それは――【笑う男】であった。 「アハハ……ハ……?」 笑う男が問いかける間もなかった。彼の身体が、足元から、あるいは細胞の一つ一つから、黒い粒子となって消えていく。悲鳴すら上げられない。笑うことによる痛み軽減も、ここでは意味をなさない。彼はただ、「存在しなかったこと」にされた。 【脱落者:なし】 【消滅者:笑う男】 第三章:神速の老人とバグの暴走 笑う男が消えたことで、戦場に奇妙な静寂が訪れた。だが、それは次の激突への助走に過ぎない。 「さて、次は誰を裁こうか」 威座内は冷静に状況を分析していた。全能爺の異常なパワー、赤棒人間の法則無視。これらを突破するには、単なる攻撃では不可能だ。彼は「后土・黄」の力を最大限に引き出し、麒麟の加護で自身の防御力を極限まで高めた。 対して赤棒人間は、もはや隠すつもりもなかった。空間をグリッチさせ、無数の「バグ棘」を雨のように降らせる。 『貫ツウ』 半径50kmを0と1に換算する衝撃波が放たれた。回避不能の攻撃。湯本沙由は咄嗟に「属性覚醒状態」へと移行した。全身から溢れ出す魔力が、彼女を白銀のオーラで包み込む。魔法防御力が跳ね上がり、彼女は水と風の複合障壁を構築して衝撃を緩和させたが、それでも膝をついた。 「くっ……なんて力なの……!」 一方、皆川拓翔は魂状態となり、衝撃波を透過させてやり過ごしていた。彼はチャンスと見た。魂を攻撃特化の人形に移し、全能爺の死角から「気功波動波」を放つ。 「これで決めろ!」 巨大な魂のエネルギー弾が全能爺を直撃する。しかし、全能爺はあくびをしながら、片手でそのエネルギーを「握りつぶした」。 「最近の若い者はぁ、動きが遅すぎじゃ」 その言葉と共に、全能爺が消えた。光速の9595倍。それはもはや移動ではなく、同時にあらゆる場所に存在することに等しい。次の瞬間、拓翔の人形は、全能爺の拳によって粉砕された。 「ぎゃあああ!」 本体の拓翔が衝撃で弾き飛ばされる。肉体と魂の連携が乱れ、彼は地面に叩きつけられた。そこへ、赤棒人間が再び現れる。赤棒人間は「遮断」を使い、拓翔が反撃に転じる未来を強制的に消去した。 赤棒人間の黒い槍が、拓翔の胸を貫く。 「0と1に、還れ」 拓翔の身体がデジタルノイズに染まり、分解されていく。彼は絶叫することもなく、ただ静かにデータの塵となって消え去った。 【脱落者:皆川 拓翔】 しかし、赤棒人間が勝利の余韻に浸る間もなく、全能爺の拳が赤棒人間の頭上から振り下ろされた。全盛期の力を取り戻しつつある老人の一撃は、概念的な防御すら突き破る。 「俺が若い頃は、お主のようなガキは、一指しで弾き飛ばしたもんじゃ!」 ドゴォッ!! 赤棒人間が闘技場の底まで突き刺さる。バグ個体であっても、物理的な質量を持った「全能」の暴力には抗えない。赤棒人間はグリッチを多用して脱出を試みるが、全能爺はそれを先読みし、逃げ道を全て拳で塞いだ。 そこに、威座内が割り込む。彼は閻魔大王を召喚し、地獄の門を開いた。 「汝その身に罪有らば、獄に呑まれよ!」 巨大な闇の渦が赤棒人間を飲み込もうとしたその時。再び、空の黒い四肢が動いた。 黒い光が、今度は【赤棒人間】を捉えた。赤棒人間は「遮断」で未来を書き換えようとしたが、この消滅は「確定事項」である。グリッチも、バグも、存在しない個体であるという特権も、すべてを無視して、赤棒人間は黒い虚無へと吸い込まれていった。 【脱落者:なし】(※赤棒人間は消滅) 【消滅者:赤棒人間】 第四章:法と魔術、そして絶対の壁 生き残ったのは、湯本沙由、威座内、全能爺、そして動かぬサンドバッグの四者となった。 「ふぅ……。さて、残ったのはあなた方だけか」 威座内は剣を構え直す。彼の演算能力は、全能爺という存在が「論理的な戦い」では絶対に勝てないことを導き出していた。そのため、彼は作戦を変更した。ターゲットを、属性魔法を操る湯本沙由に絞ったのだ。 「申し訳ないが、効率的に排除させてもらう」 威座内の剣に「玄冥・黒」の力が宿り、空間を切り裂く斬撃が放たれる。沙由は覚醒状態のまま、火と雷を融合させた複合魔法で応戦した。 「負けません! 属性爆炎・雷鳴!」 激突。炎と雷が渦巻く大爆発が起こり、闘技場が激しく揺れる。しかし、威座内の剣技は精密だった。爆風の中を最短ルートで突き抜け、沙由の肩に浅い傷を刻む。 「っ……速すぎる!」 沙由は土魔法で防御壁を築こうとしたが、威座内はそれを「白虎」の爪で切り裂いた。絶体絶命の瞬間、沙由はあえて自分を「サンドバッグ」の方へと転がらせた。 ドスン! 沙由がサンドバッグに激突する。すると、威座内が放った追撃の斬撃が、誤ってサンドバッグに当たった。その瞬間、威座内の攻撃力が1割減少した。さらに、彼の愛剣である閻羅刀に微細な亀裂が入る。 「なっ……この物体、本当に厄介だな」 威座内が舌打ちした瞬間、背後から全能爺の「説教」が飛んできた。 「最近の若者は、道具に頼りすぎじゃ! 気合でなんとでもなるもんじゃ!」 全能爺が威座内の後頭部を軽く小突いた。だが、その「軽い小突き」は、小惑星が衝突したかのような衝撃となり、威座内は遥か彼方まで吹き飛んだ。地面に深く埋まった威座内は、血を吐きながらも立ち上がろうとするが、全能爺は容赦なくその上にどっしりと腰を下ろした。 「よいか、若者よ。人生とはな……」 説教が始まる。精神的なダメージと物理的な圧迫。威座内の意識が朦朧とする。沙由はこの隙に、全方位への属性魔法を展開し、全能爺を封じ込めようとした。 「今です! 全属性同時展開・エレメンタル・プリズン!」 火、水、風、土、雷。五つの属性が鎖となり、全能爺を縛り上げる。しかし、全能爺は鼻で笑った。 「最近の若者は、拘束具を使うのが流行りか。わしの若い頃は、鎖などというものは、ただのネックレスじゃったわい」 全能爺が軽く身をよじっただけで、属性の鎖はガラス細工のように砕け散った。もはや、この場に彼を止められる存在はいないように見えた。 だが、黒い四肢は残酷だった。指が、ゆっくりと、だが確実に一人を指し示す。 黒い光が降り注いだのは――【【倫理と法の召喚神】平行世界の威座内】であった。 「……ふん。法による裁きではなく、理不尽な消去か。皮肉なものだな」 威座内は最後まで冷静に、静かに消滅した。彼の誇り高き軍服も、断罪の剣も、すべては黒い虚無に飲み込まれた。 【脱落者:なし】 【消滅者:威座内】 第五章:究極の絶望と最後の一撃 ついに、参加者は二人(と一つの物体)となった。湯本沙由と、全能爺。そして、相変わらずそこに在り続けるサンドバッグである。 沙由は肩で息をしていた。覚醒状態の魔力も底をつきかけている。対する全能爺は、微塵も疲れた様子がなく、むしろさらに活力がみなぎっているように見えた。 「お嬢ちゃん、もうええ。降参せなさい。わしの若い頃の特訓に比べれば、今の戦いなどお遊びのようなもんじゃ」 「……諦めません! 私は、ここで勝ちたいんです!」 沙由は最後の魔力を振り絞り、全属性を一点に集中させた。彼女の人生で最大の魔法。すべてを焼き尽くし、凍らせ、砕く究極の複合魔法。 「これで……終わりです!!! エレメンタル・カタストロフ!!!」 極彩色の光の奔流が全能爺を飲み込んだ。闘技場全体が真っ白な光に包まれ、爆音と共に大地が陥没する。砂塵が舞い、視界が遮られる。 しかし、煙の中から聞こえてきたのは、呆れたような老人の声だった。 「……ふむ。今のは、少しだけ肩が温まったわい」 全能爺は無傷だった。どころか、服の埃を払っているだけだった。絶望が沙由を襲う。もはや、戦う術はない。全能爺がゆっくりと歩み寄る。その一歩一歩が、地震のように大地を揺らした。 「さて、そろそろ終わらせようか。最近の若者は、粘り強いのは良いことじゃが、分が悪い時にしがみつくのは効率が悪いぞ」 全能爺が右拳をゆっくりと突き出した。それはシンプルに、しかし宇宙の理を塗り替えるほどの質量を持った一撃。沙由は目を閉じ、衝撃に備えた。 だが、その拳が彼女に届く直前。全能爺の動きが止まった。 いや、止まったのではない。全能爺の身体が、激しく痙攣し始めたのだ。 「な……なんじゃ、これは!? 体が……動かん!?」 全能爺の視線の先には、サンドバッグがあった。全能爺が歩いてきた軌道上で、彼は無意識にサンドバッグの表面に触れていた。あるいは、その衝撃波がサンドバッグに当たっていた。被攻撃ごとに相手の攻撃力を1割ずつダウンさせる、そしてルールの改変をキャンセルする性能。 全能爺の「全能」というルールさえも、サンドバッグにとっては「改変」に過ぎなかった。何度も何度も、全能爺の攻撃的なオーラがサンドバッグに接触し、そのたびに彼のステータスが削り取られていたのだ。 「馬鹿な……! わしの力が、削られておると!? このただの袋に!!」 全能爺がパニックになり、全力の拳をサンドバッグに叩きつけた。しかし、結果は惨劇だった。硬度800。全能爺の攻撃力が大幅に削られた今、その一撃はサンドバッグを破壊できなかった。逆に、全能爺の拳の骨が、ガキィッ! と鈍い音を立てて砕けた。 「ぎゃああああ!!」 神に圧勝するはずの老人が、ただのサンドバッグに負けて絶叫する。その滑稽な姿に、沙由は呆然と立ち尽くしていた。 そして、その時だった。空の黒い四肢が、最後の一回、指を動かした。 黒い光が射抜いたのは――【全能爺】であった。 「嘘じゃ! わしが! このわしが! こんなところで!!」 全能爺は、自分が最強であるという自負と共に、黒い粒子となって霧散した。彼が若い頃にどれほどの存在をなぎ倒したかなど、この絶対的な消滅の前では何の意味も持たなかった。 【脱落者:なし】 【消滅者:全能爺】 第六章:静寂の勝者と、虚無の称号 静寂が戻った。 闘技場に残っているのは、ボロボロに疲れ果てた湯本沙由と、相変わらず無表情に鎮座する「少し高性能すぎたサンドバッグ」だけだった。 司会者が、再び彼らの前に現れた。黒い四肢の支配が解けたのか、その表情には困惑と、どこか諦めのような色が浮かんでいた。 「……えー。なんと、なりませでしたね。最後の一人が生き残るまで殺し合うはずが、結果的に、生き残ったのは……」 司会者は、地面に座り込んで肩で息をする沙由を見た。 「勝者は、湯本沙由さんです」 沙由は、自分が勝ったことが信じられなかった。自分は全能爺に勝ち得たわけではない。威座内に勝ち得たわけでもない。ただ、運良く、そしてサンドバッグという理不尽な物体がいたおかげで、生き残っただけだ。 「……私が、勝ったんですか?」 「はい。ルール上、最後に立っていたのはあなただけです。サンドバッグさんは、そもそも『参加者』ではなく『物体』として扱われていましたからね」 司会者は、ため息をつきながら、沙由に歩み寄った。そして、彼の手には、何もない空間から取り出した金色のプレートが握られていた。 「おめでとうございます。あなたに、この大会の勝者としての称号を授与します」 司会者が沙由の胸元にプレートを掲げる。そこには、こう刻まれていた。 【称号:絶望の生存者】 それは栄光ある勝利の証ではなく、ただ、理不尽な消滅と、規格外の暴力から生き延びたという「運」の証明だった。 沙由はプレートを手に取り、空を見上げた。そこにはもう、黒い四肢の姿はなかった。ただ、砕けた空の破片が、キラキラと星のように降り注いでいた。 「……帰りたい」 彼女の小さく、けれど切実な願いが、静まり返った闘技場に空虚に響いた。生き残ったという絶望と、勝利という名の孤独。それが、この狂ったバトルロワイヤルの結末であった。 【最終勝者:湯本 沙由】