街の広場に響き渡る銃声と、刃が交わる音。参加者たちが一斉に「獣」に襲いかかる中、大巫女の無銘の狐巫女、雛月と軍人の百花の白獅子王、リオン・ラ・クルーラルは互いに目を合わせた。彼女たちの前には、巨大な鋏を振るう「嫉妬の獣」、牛のごとく突進する「憤怒の獣」、地中からの奇襲を仕掛けてくる「強欲の獣」、さらには鋭い牙を持つ「支配の獣」が群がっていた。 雛月は無言で黒刀を抜刀する。その瞬間、彼女の後ろに九本の尾が現れた。尾が増え、彼女は「守護神」として覚醒する。彼女の体を包む黒い霞の中から、星の煌めきが放たれる。 「無言抜刀術:九尾神楽」 その刹那、雛月は神速で突進し、輝く刀を横に振り抜く。その一閃は、近くにいる「嫉妬の獣」の腕を斬り落とした。 「獣」の悲鳴が響く。雛月の力強い攻撃に怯んだ獣たち。しかし、群がる敵は数が多く、まだまだ攻撃は続く。 対照的に、リオンはHK416を構えて状況を分析していた。 「ホールドユー。」 彼女の声が響く。「獣が攻撃してくるパターンを読み取ったわ。後ろからの突進が多いから、注意して!」 リオンの鋭い動体視力で、敵の行動を予測する。まず「憤怒の獣」が彼女に突進してくる。 「無駄よ。」 リオンは即座に反応し、正確無比に引き金を引く。 銃声が響き渡り、突進してきた「憤怒の獣」は一瞬にして倒れ込む。 続いて、雛月が地中から出てきた「強欲の獣」の奇襲を受ける。「巫術:九尾遁甲封陣」 彼女が呟くと、周囲に天の神々のエネルギーが点在し、異界の力を霧散させる。彼女は地面を蹴り、空中に舞い上がり、瞬時に接敵する。「無言抜刀術:九尾侵食」を放つと、黒き閃光が背後から獣を襲った。 「もう遅いわ!」 そう叫びながら、雛月は刀を振り下ろし、「強欲の獣」を一刀両断した。 「見てください、あの動き!私たちの連携も上手くいっているわ!」 リオンは呼びかけるが、数は減るどころか次々と「獣」が襲いかかってくる。 その中からは「支配の獣」が手を伸ばし、根を生やし始めていた。リオンはその姿を見てすぐ様、発煙手榴弾を投げ込む。「これで視界を奪いながら!」 煙が広がり、見えない状況になる中、彼女は変則的な動きで突進しながら感覚で敵を狙う。「シュミラクル!」 発煙弾の白い煙の中から一条の光が走り、刃の音が響く。「獣」を貫いた瞬間、彼女もどこか誇らしげな表情を浮かべる。 「獣が近づいてくる…でももう逃さない!」 反射的に発砲し、神速で接近する。「支配の獣」は根で束縛しようとするが、リオンはその背後にひらりと避けた。「四方八方」と一声。 「早く倒さないと続々湧いてくるわよ!」 雛月も心を一つにし、再度「無言抜刀術:九尾神楽」を繰り出す。振るう黒刀が斬り抜け、次々と出現する「強欲の獣」に光が宿る。 「私は恐れない。私の誇りのために、この戦いを勝ち取る!」 成長していく白獅子、リオンの決意が響く。 「絶対に勝つ!」 さらに別の「憤怒の獣」が突進してくるが、それを雛月が一刀のもとに迎え撃つ。「九尾演舞!」 その技により、雛月が振るう刀は流星のごとく瞬く。この刃の光は近くの獣をすべて貫通し轟音を立てる。 「やった!これで!」リオンが叫ぶと、周りの数体の「獣」が倒れた。 戦闘が進み、周囲は煙と吼えかえる獣の声で満ちていく。雛月が奥で一息つこうとすると、再び「支配の獣」が牙を剥き、雛月を狙った。「嘘でしょう?」冷静さを装って再度身を翻すが、すでに根に足を捕られた。 「雛月!」リオンが叫ぶが、彼女は動かずに刀を前に突き出す。「巫術:九尾演舞。」 その瞬間、広がる煌めきが根に触れた。その頃には、周囲に存在する獣の型は明らかに弱り始めた。 「いくぞ。”百獣の王”が目覚める!」声を張り上げ、リオンは自らの力をことさらに強化し、白獅子の姿へと変貌する。 リオンは矢のごとく飛び出し、次々と目の前の獣をなぎ倒していく。「絶対に負けっこない!」 その時、雛月も自らの九の尾を翻し、刀を引き、背後の敵を一瞬で制圧する。「これが…私たちの力だ!」 無言のまま、一振りで再度挑む雛月。 「もう逃げられないわよ!」 さらに続けて放たれる一撃は見事に命中。悲鳴をあげて制圧される「獣」の姿。 周囲が静まり返った。雛月とリオンは立ちつくし、「獣」の数を数える。 「こっちが負けるはず無い、今すぐにでも!」 その後、最後の一体の「獣」が立ち上がり、戦おうとするが、最後の一撃を加えるのは二人の力の結晶。 「九尾の風、吹け!」雛月が手を振ると、尾の力が合わさる。 「そして我が誇りの名のもとに!」リオンが最後の銃弾を装填する。一連の行動が絡み合い、二人の力は「獣」を完全に吹き飛ばした。 「…これであの獣たちは全て撃破したわ。」 こうして、二人は何十体もの獣を撃破し勝利を収めたのだった。 結果: 撃破した「獣」の数: 18.