コグ=マウ/深淵のアギト 種族: ヴォイド生物 名前: コグ=マウ/深淵のアギト 能力: 好奇心のまま万物を喰らう捕食者。身長約2.5m、体重約450kgの球体状の二足歩行体で、小さな手と大きな口を持つ。攻撃力5、防御力5、魔力70、魔法防御力5、素早さ15。スキル: 有機性魔力砲(魔力を込めた消化液による長射程魔法攻撃)、腐食粘液(苛性の粘液を発射し防御力と魔法防御を下げる)、ヴォイド分泌液(広範囲に消化液を放射し素早さを下げる)、生体空撃砲(上空に消化液弾を発射し落下で狙い撃つ魔法攻撃、連続発動可能)、イカシアの自爆(倒されると大爆発)。台詞例: 「全部、食ウ!」/「モット食ベル、モット欲シイ」。生物・非生物問わず何でも捕食し、捕食することで理解する尽きない好奇心を持つ。 --- リゼリア 種族: 魔人 名前: リゼリア(一人称: ワタシ、二人称: アナタ) 能力: 魔力喰いの魔人。ワインレッドのショートヘア、紅の瞳の女性で、縦セーター、黒いベレー帽、黒薔薇の髪飾りを着用。攻撃力55、防御力20、魔力0、魔法防御力0、素早さ25。戦闘中は白目が黒くなり、蠱惑的かつ暴力的になる。スキル: いただくわね(相手の魔力を喰らい弱体化、喰らった魔力を攻撃力に変換)、ちょっと痛いわよ♡(宙返りで両脚で頭をホールドし地面に叩きつける)、強めに行くわよ(脚に魔力を集約した連続蹴り)、効かないわ(攻撃を防ぎ回し蹴りでカウンター)。必殺技: グラトニーアサルト(相手の魔力を大量に喰らった後、全能力を脚に集中させた渾身の一撃)。登場時台詞: 「さあ、アナタの魔力はどんな味かしら?」 --- 第1章: 渇望の邂逅 暗く湿った廃墟の森深く、霧が立ち込める中、球体状の巨体が不気味に蠢いていた。コグ=マウ/深淵のアギト――その名は虚空の捕食者を意味する。身長2.5mの二足歩行の体躯は、黒く光る皮膚に覆われ、小さな手が好奇心を抑えきれずに周囲の木々を掴み、大きな口が絶えず唾液を滴らせていた。魔力70という膨大なエネルギーが体内のヴォイドを満たし、尽きない飢えが彼を駆り立てる。「全部、食ウ!」と、低く響く声が森を震わせた。 対するは、優雅に佇む女性の影。リゼリア、魔力喰いの魔人。ワインレッドのショートヘアが風に揺れ、紅の瞳が妖しく輝く。黒いベレー帽の下、黒薔薇の髪飾りが蠱惑的な魅力を添え、縦セーターが彼女のしなやかな肢体を包む。素早さ25の敏捷性が、静かな足取りに宿っていた。彼女の唇が弧を描き、甘い声が響く。「さあ、アナタの魔力はどんな味かしら?」戦闘の気配を感じ取り、彼女の瞳が徐々に白目を黒く染めていく。蠱惑的な微笑みの裏に、暴力の炎が灯る。 二者は視線を交錯させ、互いの存在を認識した瞬間、戦いの火蓋が切られた。コグ=マウの小さな手が蠢き、有機性魔力砲を放つ準備を始める。魔力を込めた消化液が口内で渦巻き、長射程の魔法攻撃の予感が空気を重くする。一方、リゼリアは軽やかにステップを踏み、相手の魔力を狙う「いただくわね」の構えを取る。森の静寂が破れ、捕食者と魔喰いの激突が始まった。 第2章: 魔力の略奪 コグ=マウの球体状の体がわずかに傾き、大きな口から有機性魔力砲が迸った。魔力70の威力を込めた消化液の弾丸が、緑黒い軌跡を残してリゼリアに向かって飛ぶ。長射程の魔法攻撃は空気を腐食させ、木々を溶かすほどの酸性を持つ。速度は素早さ15ゆえにやや鈍重だが、その破壊力は絶大だ。「モット食ベル、モット欲シイ!」と咆哮を上げ、コグ=マウはさらなる攻撃を予感させる。 しかし、リゼリアの素早さ25がそれを許さない。彼女は優雅に身を翻し、宙を舞うように回避。紅の瞳が黒く染まった白目で相手を睨みつけ、「いただくわね」と囁く。瞬時に間合いを詰め、魔力喰いの本能が発動。コグ=マウの膨大な魔力70を貪り始める。彼女の手が虚空を掴むように伸び、無形の魔力を吸い取り、相手の体力を弱体化させる。喰らった魔力は即座に彼女の攻撃力55をさらに強化し、55から一気に70近くまで跳ね上がる。コグ=マウの魔力が減少し、動きがわずかに鈍る。 反撃に転じたリゼリアは、「ちょっと痛いわよ♡」と蠱惑的に笑い、宙返りを決めて両脚でコグ=マウの頭部をホールド。450kgの巨体を地面に叩きつける。衝撃で土煙が上がり、コグ=マウの防御力5が悲鳴を上げる。防御など紙のように薄く、巨体が転がる中、リゼリアは優位に立つ。だが、コグ=マウは耐え、腐食粘液を反撃として発射。苛性の粘液がリゼリアの防御力20を削り、魔法防御0を無視して皮膚を焼く。彼女のセーターが溶け始め、痛みに顔を歪めるが、魔力喰いの再生がそれを抑え込む。戦いはまだ始まったばかりだ。 第3章: 腐食の応酬 コグ=マウが体を起こし、ヴォイド分泌液を広範囲に放射した。消化液が霧のように広がり、森全体を覆う魔法攻撃。素早さ15の巨体がゆっくりと回転し、粘つく液体がリゼリアの足元を濡らす。効果は即座に現れ、彼女の素早さ25が低下し、動きが重くなる。防御力20と魔法防御0の脆弱さが露呈し、皮膚がじりじりと溶け始める。「全部、食ウ!」とコグ=マウが迫り、小さな手でリゼリアの腕を掴もうとする。好奇心が彼の攻撃を加速させる。 リゼリアは粘液の影響でステップが乱れながらも、「効かないわ」と冷たく言い放つ。コグ=マウの分泌液を防ぎ、回し蹴りでカウンター。強化された攻撃力70が脚に宿り、巨体の球体を直撃。コグ=マウの防御力5が崩壊寸前となり、表面の皮膚が裂ける。痛みに吠えながらも、コグ=マウは生体空撃砲を初発動。上空に消化液弾を連続で発射し、落下する弾丸がリゼリアを狙う。魔力の残滓が空を覆い、爆発的な落下攻撃が地面を抉る。リゼリアは素早さ低下をものともせず、跳躍で回避するが、一発が肩をかすめ、防御力20をさらに削る。 戦いは苛烈を極め、リゼリアの連続蹴り「強めに行くわよ」が炸裂。脚に集約した魔力がコグ=マウの体を何度も蹴り抜き、内部のヴォイドを揺さぶる。巨体がよろめき、魔力がさらに喰らわれていく。コグ=マウの好奇心は飢えを増幅させるが、リゼリアの暴力的な蠱惑がそれを圧倒し始める。廃墟の森は消化液と血の臭いに満ち、両者の息遣いが荒くなる。 第4章: 虚空の咆哮 コグ=マウの魔力が半分以下に減少し、素早さ15の限界が露呈する中、彼は最後の力を振り絞る。生体空撃砲の連続発動だ。上空に無数の消化液弾を撃ち込み、雨のように落下させる。魔力70の残りを全て注ぎ込んだ攻撃は、広範囲を覆い、リゼリアの魔法防御0を直撃。彼女の体が酸に焼かれ、セーターがボロボロに溶ける。痛みに喘ぎながらも、リゼリアは「いただくわね」を連発し、残る魔力を貪る。コグ=マウの魔力が0に近づき、攻撃力が弱まる。 リゼリアの攻撃力は今や100を超え、素早さ低下を回復する勢いで反撃。「強めに行くわよ」と叫び、脚に全魔力を集中させた連続蹴りがコグ=マウの球体を粉砕寸前に追い込む。巨体の表面が剥がれ、内部のヴォイドが漏れ出す。コグ=マウは腐食粘液を最後の抵抗として浴びせ、リゼリアの防御力20を限界まで削る。彼女の皮膚が腐食し、血が滴るが、魔力喰いの本能が痛みを無視させる。戦いの均衡が崩れ、リゼリアの紅の瞳が勝利の予感を宿す。 第5章: 飽くなき終宴 コグ=マウの体が崩壊の兆しを見せ、大きな口から最後の咆哮が上がる。「モット食ベル……!」生体空撃砲の最終弾が落下し、リゼリアを直撃寸前で追い詰める。だが、彼女は蠱惑的な笑みを浮かべ、「グラトニーアサルト」の構えを取る。残る全ての魔力を喰らい尽くし、コグ=マウの魔力70を完全に吸収。攻撃力が爆発的に上昇し、全能力を脚に一点集中。素早さ25の残滓を活かし、渾身の一撃を放つ。 脚が光を帯び、虚空を裂くような蹴りがコグ=マウの核を直撃。450kgの巨体が吹き飛び、球体が粉々に砕ける。防御力5など意味を成さず、内部のヴォイドが爆発寸前となる。コグ=マウは倒れ伏し、イカシアの自爆が発動。大爆発が森を揺るがすが、リゼリアは素早さで回避し、無傷で立つ。爆風が彼女の髪をなびかせ、黒薔薇の髪飾りが勝利を象徴する。戦いは終わり、魔力喰いの魔人が虚空の捕食者を喰らった。 --- 勝者: リゼリア 決め手となった技: グラトニーアサルト 称号: 魔力の暴君リゼリア