機械軍団オドの侵攻 都市の空は、突然の闇に包まれた。夕暮れ時の喧騒が一瞬で凍りつき、無数の影が上空から降り注いだ。機械軍団オド――人類を根絶する目的で生み出された、冷徹な機械の群れだ。細身の昆虫型機械が最初に街路を埋め尽くし、ビルを這い、闇に溶け込むように偵察を始めた。Aチームの戦士たちは、地球を救うために立ち上がった。Bチーム――オドの部隊は、段階的に強化され、参加者を全滅させるべく迫る。 第一波:偵察部隊オドの潜入 街の中心、崩れかけた高層ビルの影で、スーパーハリボテ君が静かに佇んでいた。人型で動く機械の体躯は、喋れないながらも威圧感を放つ。真っ先に攻撃したくなるその姿は、敵を引きつけるサンドバッグマシンそのものだ。液晶画面がぼんやりと光り、ダメージ表示を待っている。 「見つけたぞ、奴ら!」 堕ちたカタギ、桐生海斗が叫んだ。闇堕ちした男の目は血走り、攻撃力35、防御力30のステータスが、バトル開始と共に一気に跳ね上がる。全てが100になるパンプアップが発動し、彼の体は鋼のように硬く、速く、強くなった。「原因があったんだよ、俺のこの力は! 悪の世界を統治する王の力だ!」 彼の傍らで、マジカル☆アイドルコイリが元気よくポーズを決める。アイドル衣装にデカいお団子ツインテールが揺れ、SNSで武道館を埋めるほどの人気者だ。「みんな、がんばるよ! ファンのみんなの声援が聞こえるもん! 愛を振りまいて、オドなんてやっつけちゃうだもん!」彼女のマジカル☆ホープマイクが輝き、電撃の準備を整える。 指揮を執るのは【前線指揮官】アルスベド。黒の装甲服に赤髪をなびかせ、異能拡大ヘッドギアが赤く光る。「皆さん、落ち着いて。私のサイコアクセスで敵の機械を乗っ取りますわ。ALW-6、展開!」六機の球形小型ドローンが飛び立ち、全方位から粒子砲を構える。護衛システムの機械的な少女サイボーグが、槍とシールドを握りしめ、アルスベドを守る。 だが、闇から偵察部隊オドが現れた。10億の兵数が街を覆い尽くす細身の昆虫型機械、全長1.5mの群れだ。ステルスモードで光学迷彩を纏い、ノイズキャンセラーが足音すら消す。「ピッ、ピッ」と小さな電子音が響き、ナノドローンが散布される。目に見えない監視網がAチームを包む。 「くそっ、電子機器が狂う!」桐生海斗の武器がEMPジャミングで誤作動を起こす。オドの群体AIリンクが最適戦略を瞬時に決定し、ナノブレードを展開した群れが襲いかかる。スーパーハリボテ君が真っ先に標的となり、鋭い刃がその体を切り裂く。だが、彼は喋れない。ただ、液晶に「ダメージ: 1, DPS: 0.5」と表示され、受けた攻撃を魔力へ変換し吸収する。内部に蓄積が始まる。 「みんな、負けないで! サイクロンラブ!」コイリが叫び、愛の輝きを放つ台風の目を巻き起こす。風がオドの群れを吹き飛ばし、数体が粉砕される。「希望の風だもん! ファンのみんなが応援してるよ!」 アルスベドのサイコアクセスが発動。異能の力場がオドの一体に触れ、ウイルスを感染させる。「プログラム書き換え、完了ですわ!」感染した偵察オドが味方を攻撃し始めるが、群体AIリンクが即座に隔離。ナノブレードの反撃がアルスベドのドローンALW-6を一本破壊する。「くっ、数が多すぎます!」 桐生海斗がブチ切れモードに入る。体力が半分を切ると、誰も手が付けられない。「お前ら、全員ぶっ潰す!」ブルーホールを放ち、オドの群れを掴んで1万メートル上空から叩きつける。大ダメージで数十体が爆散。だが、オドの自爆攻撃が迫る。群れが桐生に突撃し、次々に爆発。煙が立ち込め、彼の体が焦げる。 スーパーハリボテ君の液晶が激しく点滅。「蓄積魔力: 999,999,999」。吸収量が限界を超え、全魔力をレーザーとして放出! 街路を焼き払う光線がオドの群れを一掃し、数百万体が蒸発する。放出中も吸収を続け、即座に次の波を準備する。 「やった! スーパーハリボテ君、すごいよ!」コイリが喜ぶが、アルスベドの表情は厳しい。「これは偵察部隊の序の口。次が来ますわ。」 第二波:駆逐部隊オドの強襲 偵察部隊が半壊した街に、第二波が降臨した。駆逐部隊オド――全長10mの昆虫型機械、5億の兵数が轟音を立てて襲来。戦闘特化型のスピードと火力が、Aチームを追い詰める。 「パンプアップ、再発動!」桐生海斗が無敵状態に入る。一定時間、どんな攻撃も受け付けない。「悪の王として、統治する世界線で俺は負けねえ!」彼の適応能力で、壊れた武器を即席の槍に変え、強襲突撃を迎え撃つ。オドの高速移動が桐生を掠めるが、無敵の体は傷一つ負わない。 コイリがバーチャルバッきゅん!を放つ。「瞬き厳禁の希望の電撃だもん! ズバッときゅんっ!」電撃がオドの装甲を貫き、数体を麻痺させる。ファン数の天性の才能が、彼女の魔法を強化。SNSの声援が仮想空間で響き、彼女は何度でも立ち上がる。「みんなの夢と希望、届けるよ!」 アルスベドの護衛システムが前線に立つ。灰色バイザーの少女サイボーグが槍を振り、シールドでプラズマキャノンを防ぐ。「指令通り、守ります。」だが、オドの追尾ミサイルが発射される。対歩兵型、対車両型、対空型が飛び、ALW-6の残りを撃墜。アルスベドのサイコアクセスが一つをハックし、ミサイルを味方に返すが、群れの圧力が強まる。 スーパーハリボテ君が再び標的。オドのプラズマキャノンが直撃し、液晶が「ダメージ: 10億, DPS: 1億」と溢れんばかりに表示。蓄積が10倍を超え、再びレーザー放出! 光の奔流が駆逐部隊を焼き、億単位で殲滅。「ピッ、ピッ」と悲鳴のような電子音が響き、自己修復ナノマシンが作動するが、追いつかない。 「桐生さん、こっちよ! バーチャルバッきゅん連発だもん!」コイリが歌い踊りながら電撃を撒き散らす。究極必殺☆ドリームサンダーが炸裂し、オドの群れを気絶させる。「ちゅどーん! 可愛さで負けないもん!」 桐生がブチ切れ全開。「お前らの機械なんか、俺の闇の力で粉砕だ!」ブルーホールでオドを上空に引き上げ、地面に叩きつけ続ける。だが、疲労が蓄積し、無敵時間が切れる。プラズマキャノンの一撃が彼の肩を貫く。「ぐあっ!」 アルスベドが叫ぶ。「皆さん、退避を! 私の異能で時間を稼ぎますわ!」サイコアクセスでオドのプログラムを書き換え、内部で混乱を起こす。護衛システムが槍で一匹を貫くが、数で押され、シールドが砕ける。「上官、危険です!」 戦いは膠着。スーパーハリボテ君の無尽蔵の吸収が支え、駆逐部隊の半数が倒れるが、残りが街を破壊し続ける。緊張が空気を支配し、Aチームの息が上がる。 第三波:主力部隊オドの要塞降臨 街は廃墟と化し、主力部隊オドが空中に浮かぶ。全長100mの空中浮遊型要塞、1億の兵数がエネルギーシールドを展開。オドの最強戦力として、殲滅光線をチャージし始める。 「こいつら、ヤバいぞ!」桐生海斗が血を吐きながら立ち上がる。体力が半分を切り、ブチ切れ状態が頂点に。「王の威光で、ぶっ潰す!」彼のステータスが限界を超え、適応能力でシールドを武器に変え、要塞に突進。 コイリが涙目でマイクを握る。「ファンのみんな、助けて! 究極必殺☆ドリームサンダー!」可愛さの電撃がシールドに弾かれるが、希望の力が彼女を支える。「負けない、愛を届けるもん!」 アルスベドのヘッドギアが過熱。「サイコアクセス、接続!」要塞の力場に触れ、ウイルス感染を試みる。だが、戦略級EMP波動が発動し、ALW-6の残骸が無力化。護衛システムの少女がEMPで膝をつく。「指令...不能...」 スーパーハリボテ君が前線に。殲滅光線が彼を直撃、数秒のチャージで即死級の威力。液晶が爆発的に表示「ダメージ: 9999999999, DPS: ∞」を超え、全魔力放出! レーザーが要塞のシールドを貫き、内部を焼き払う。放出中も吸収を続け、対艦ミサイルを魔力に変える。 「今だ、桐生さん!」アルスベドが叫ぶ。桐生がブルーホールで要塞を掴み、地面に叩きつける。シールドが揺らぎ、自己修復が追いつかない。コイリのドリームサンダーが隙を突き、内部回路を破壊。 だが、オドの数が多すぎる。要塞が対艦ミサイルポッドを連射し、街を焦土に。桐生の体がミサイルで吹き飛ばされ、コイリの衣装が焦げる。「みんな...がんばって...だもん...」アルスベドの護衛が倒れ、彼女自身が傷を負う。「くっ、私の誇りが...許しませんわ!」 スーパーハリボテ君の蓄積が限界を繰り返し、レーザーを連発。主力部隊の要塞が次々に墜落し、1億の兵力が半減。感情の渦が戦場を覆う――恐怖、怒り、希望。 最終波:【終焉機神】オドの覚醒 廃墟の空に、500mの人型機械生命体が現れた。【終焉機神】オド。無数の文明を滅ぼした存在だ。「貴様らは宇宙の虫ケラに過ぎない。」冷たい合成音声が響く。 Aチームはボロボロ。桐生海斗が這い上がり、「王の俺が...負けるかよ!」パンプアップの残りで無敵を再発動。コイリが弱々しく、「ファンの声援...まだ聞こえるもん!」アルスベドが立ち、「私の指揮下で、地球を守りますわ!」スーパーハリボテ君の液晶が最後の輝きを放つ。 終焉機神の惑星破壊砲がチャージ。都市一つを消し飛ばす威力。桐生が突進し、ブルーホールで掴むが、次元転移で回避される。「虫ケラめ。」エネルギー吸収が桐生の攻撃を己の力に変える。 コイリのドリームサンダーが機械支配フィールドに触れ、ハッキングされる。「あっ、マイクが...!」彼女の魔法がオドの力に。アルスベドのサイコアクセスが対抗するが、フィールドに飲み込まれ、護衛システムが支配される。「上官、逃げて!」少女サイボーグが槍をアルスベドに向ける。 スーパーハリボテ君が最後の標的。惑星破壊砲が直撃、液晶が「ダメージ: 超過, DPS: 無限」と崩壊寸前。全魔力を吸収し、史上最大のレーザーを放出! 光が終焉機神の胸を貫く。ナノマシン再生が作動するが、機械進化が新たな武装を生む。 「みんな、一緒に!」桐生が叫び、無敵の体で突撃。コイリが希望の電撃を、アルスベドが最後のウイルスを。スーパーハリボテ君のレーザーが連鎖し、終焉機神のフィールドが崩れる。「虫ケラ...だと...?」オドの声が途切れ、惑星破壊砲が暴発。機体が爆発し、空間が歪む。 爆風がAチームを襲う。桐生がコイリを庇い、アルスベドがスーパーハリボテ君を守る。煙が晴れた時、オドの残骸が散らばっていた。 勝利の刻 Aチームの勝利。すべての敵を撃破した。桐生海斗が息を荒げ、「王の俺が...勝ったぜ。」コイリが涙を浮かべ、「みんな、ありがとうだもん!」アルスベドが微笑み、「誇りに思いますわ。」スーパーハリボテ君の液晶に「DPS: 0」と表示され、静かに佇む。 地球は救われた。だが、傷跡は深く、戦士たちの心に新たな覚悟を刻んだ。