街中、陰鬱な雲が立ち込める中、「救済の獣」がその巨大な姿を現した。賢者の如き面構えのその獣は、手にした巨大な扇を振り回し、呼び寄せた小型の仏像たちと共に静かに戦闘の準備を整えていた。悪しき者を倒すため、そして仲間を護るため、赤羽 緋狩とアルカナ・ファミリアのキングスは立ち向かう。「悪いけど、手加減は一切無しだからね!」と、緋狩が叫んだ。彼女の赤髪は炎のように燃え立ち、彼女の周りには燃え盛る反骨精神が渦巻いていた。 「準備はいいか、みんな!」キングスが声をかけると、絵札の傭兵団は集結し、彼の指示を待っていた。傭兵団は普段こちらの動きを確認して、まとまった行動が取れるようにしている。キングスのANo.13の神聖な加護が全員を包み込み、彼らは一番の強敵に立ち向かう準備を完了させた。"一心同体" この力で悪しき者を討つ。 『跳猫』を発動させた緋狩は、両脚に炎を宿し、街中を爆発的なスピードで駆け抜けた。獣たちが迫る中、すばやい動きで逃げ、炎剣『葬火』を構える緋狩は、次の瞬間、目の前に迫る小型の仏像目掛けてその剣を振り下ろした。「受けてみな!」炎の剣が風を切り裂き、周囲は一瞬で明るい紅色に染まる。