フェーズ1 【弾幕の芸術家】ゴールド・モンドが機体「セレクション」に搭乗した姿は、空気を切り裂く音と共に現れた。彼の右手には二連装ハンドガン「ジェミニ1」、左手にも同じく二連装ハンドガン「ジェミニ2」がしっかりと固定されている。また肩に装備した「キャロットシード」は、自律式ローダーポットとして機体の周りを高速で旋回し、まるでハチのように敵を狙っている。 「オレに勝ちたきゃニンゲン辞めるんだな!」 モンドは得意の冷ややかな笑みを浮かべ、この奇襲作戦に乗り込む決意を固めていた。彼の「無軌道空中跳弾殺法」は、これまで数々の戦場で反響を呼び、敵軍の恐怖の象徴となっていた。 そしてその後ろには、【モビルスーツ】ジンが待機していた。ジンはトサカの生えた頭部にモノアイの武装を有し、推進器とウイングバインダーで空中飛行能力を向上させている。彼はその能力を最大限に活かし、モンドの後ろを伺いながら一緒に基地に向かって進む。 「目標を確認!これより戦闘に突入する!」 ジンの声が周囲に響く。彼の言葉を合図に、モンドは音速で基地に突っ込む。 地上の衛兵たちは、その速度に気付く暇もなく、次々と禍々しいモンドの機体が迫ってきた。 「何だあれは!?」 「撃て!撃て!」 悲鳴のような指示の声が上がる。その瞬間、モンドは反射神経をフル稼働させ、数発の狙撃を受け流す。 彼は「キャロットシード」が旋回しながら、敵の銃弾を巧みに跳ね返しつつ、ジェミニの発砲を続けた。 次々と敵の防衛ラインを突破し、ベースへのアクセスを確保すると、2人は軽々とボルグ軌道掃射砲基地に侵入した。 フェーズ2 基地内部は思ったよりひどく撤去されており、モンドとジンは念入りに小型砲台、戦車、ヘリといった防衛兵器に包囲された。モンドはその場でブースターパックをパージし、機体を低空に伏せながら己の周囲の状況を確認する。 「圧倒的物量だ…でも、オレの技術を忘れてんじゃねーよ。」 モンドは瞬時に無軌道空中跳弾殺法を決行し、狙っているターゲットに狙いを定め、両手のジェミニから次々と弾丸を放った。 同時に、キャロットシードがその弾を猛旋回で反射させ、周囲の敵機に貫通していく。 ジンもまた、彼の攻撃を支援するために自らの76ミリ突撃銃を構え直し、敵戦車に対してミサイルを発射。 「フン!いくら装甲が良かろうが!」 ジンの声が内に響く。彼は長剣を構え、近寄ってくる敵対機に対して切りかかる。しかし、次第に敵の数は増え、彼も奮闘しつつ根を詰めることになった。 数発のミサイルが自機を襲い、モンドは思わず声を上げる。 「これを耐えたところで、オレもジンも無事じゃ済まねーぜ!」 空中で集束した敵からの追撃、強力な火力が飛び交う中、2人は次第に追い詰められていく。 フェーズ3 その時、チームBが襲撃を開始した。 「待ってろ、どこでも追いかけてやる!」 【執拗な追跡者】サミュエルの声が響く。彼は黒色の軽量級大型人型二脚機「トラッカー」に搭乗していた。トラッカーは非常に高い移動性能を持ち、自らのレーダーでAチームの位置を特定していた。 トーカーの「Track-R」は、EN追撃弾発射マシンガン。サミュエルは優れた反射神経で、モンドとジンを狙う。 「そこだ、追い詰めるぞ!Track-L、出撃!」 サミュエルは命令を下し、右腕のマシンガンを構えた。 「逃がすか!」 サミュエルの追尾ミサイルがモンドに向かって発射される。 「くそっ、厄介な奴だ!」 モンドは旋回してミサイルを避けつつ、反撃を試みる。同時に、ジンは遮蔽を利用して 「こちらジン!敵に撃たれた!」 と叫び、敵機に対し接近戦を仕掛ける。 サミュエルの両肩装甲から発射された電気網が、ジンを捉えた。 「動けない!」 ジンの声が響く。ジンは激しい抵抗を試みるが、電気の影響で身体が動かない。 その隙間に、サミュエルは再度発射された追尾ミサイルでモンドを狙い撃ち、装甲に直撃。 「オレは負けてないぞ…!」 モンドはなおも反撃を試み、ハンドガンをサミュエルに向けて放つが、攻撃の隙を掴まれ両者が接触する。 フェーズ4 追撃と反撃の激闘が続く中、モンドとジンはチームBの徹底的な連携に押されていた。 サミュエルは自らの高機動性を活かし、瞬時にモンドの背後に移動し、《Track-S》を発射。 「このままお前らを捕まえてみせる!」 ジンの機体を捕獲しそうになるが、モンドは凄まじい技術を駆使し、サミュエルの電気網を避けた。 「オレの装甲はただじゃ済まない!」 モンドの攻撃によりサミュエルは一度後退を余儀なくされ、決して油断できない状況が続く。 しかし、地道な体力の限界が迫り、ジンの状態も悪化していた。 「このままだと…まずい、完全に追い詰められている!」 ジンの必死の声が響いた。 だが、サミュエルの次の一手が出てくる。 「お前らの終わりだ!」 サミュエルは再度、マシンガンを発射。モンドもジンもこの圧倒的火力に近づくことができず、深刻な局面に追い込まれてしまったのだ。 フェーズ5 苦しい戦闘の中で、一番劣勢の2名は次第に防戦一方になり、彼らの攻撃は全く効果を成さなかった。 「クソ、何とか突破口を!」 モンドは頭の中で次の手を考えていたが、周囲の状況は変わらなかった。 ジンが意識を失うほどのダメージを受け、2人はついに撤退の選択をしなければならなかった。 「もう無理だ、撤退しよう!」 モンドは半ば絶望を覚えながら叫ぶが、サミュエルは冷ややかに微笑む。 「逃げるが勝ちだと思ったら大間違いだぞ。」 フェーズ6 そして、チームAは目の前のトラッカーから逃れるために急遽後退を決めた。 「オレは次こそ、あいつを倒す。」 モンドはその思いを胸に刻む。 ジンもやはり「撤退!」と決断し、彼らは基地からの即座に脱出に向かう。 「次は絶対…勝ってみせる!」 というモンドの心の声が、その場から響いた。 最終的に、サミュエルは勝利を収め、彼らの任務は成功した。 --- 作戦名: ボルグ軌道掃射砲基地襲撃作戦 作戦結果: チームAは撤退、任務失敗。