激闘、天空と大地の狭間で 空は曇天に包まれ、地平線に黒い影を落とす巨大な機体が姿を現した。その名は【恒星機竜 ヴォルカニカ】。その圧倒的な体躯は、世の中の全てを飲み込むかのように広がり、絶望的なまでの威圧感を醸し出していた。周囲を徘徊する無数の無人浮遊端末、こちらは《自律迎撃群》だ。彼らは狙いを定め、弱者に容赦なく狙いを定める為に徘徊している。 一方、【広域飛翔機 SW-180sp】、通称「グリフォン」。搭乗者クレイグは、ドローンを操りながら、ヴィジョンを通して複雑に動く戦況を把握していた。グリフォンは脚部に大型ブースターを備え、大気圏を自在に飛翔する。彼は宇宙デブリを一掃するための拡散プラズマ砲を右腕に装備し、左腕の高エネルギー粒子砲は敵機を貫くため用意されている。 「クレイグ、ドローンα出撃!警戒態勢!」 指令が発せられると、ドローンαが空へと飛び立ち、周囲の状況を監視する。その姿を追うように、ドローンβが援護射撃の準備に入る。他方では、【エレファント・ヒュージ】が徐々に本機の脇に迫っていた。搭乗士のダリアは、そのキャタピラを駆動させ、地面を揺らしながら目の前の巨大な機体に立ち向かおうとしていた。 「エレファント、火力を整えろ。高エネルギービーム砲、準備!」 ドローネラックから次々と繰り出される早期警戒ドローンが、ヴォルカニカの動きを探知し、ダリアに情報を提供している。 その時、ヴォルカニカが無数の重火器を展開し、《蹂躙する爆雨》を発射する。上空から熱線とミサイルの雨が降り注ぎ、クレイグはすぐさま反応する。「バリア発生装置、展開!」 グリフォンの周囲にエネルギーのバリアが展開され、初めてのミサイルの直撃を防ぐ。しかし、次々に襲いかかる熱線の数々には耐えられず、バリアが崩れかけた。「ダリア、援護してくれ!」 「了解!」ダリアも間髪を入れずに反応し、2連ビームガンを展開。彼女はエレファント・ヒュージのキャタピラを咆哮のように制御し、双眼をヴォルカニカに向ける。「アナライズ、狙撃!」 無情に降り注ぐヴォルカニカの攻撃に耐えながら、クレイグはドローンの稼働を維持し、敵の動きを観察していた。その時、《反エーテル・パルス》が周囲に放たれ、彼の機体にかかっていたバフが剥がれ去った。「くそっ、バフが消えた!」 激しい電磁波が彼らのスキルを襲い、日の出を待つかのように冷酷だった。クレイグは急いで新たなバフを張り直そうと思ったが、実行する暇もなく、また新たなミサイルが彼に向って飛来してきた。 「ゼッタイにここを抜ける!右腕、拡散プラズマ砲!」 グリフォンが一瞬の間に制御を切り替え、プラズマ砲が一斉に発射され、ミサイルに向かって高エネルギーの光線が飛ばされる。ミサイルの一つが粉々に吹き飛ぶ。次いで、次の一撃を狙うがヴォルカニカの装甲は変わらず堅牢だ。 その時、ヴォルカニカから発せられた《星の瞬き》の兆候が見えた。「ソードか、最期か…!」 周囲を見渡し、グリフォンとエレファント・ヒュージ、二機のパイロットは絶望的な状況を打破するために立ち上がった。 「ダリア!」クレイグは急いで呼ぶ。「俺のアシストが必要だ!これが最後のチャンスだ!」 「まかせろ、砲を構えろ!」ダリアは自身の大型クレーンアームを展開し、固く絞り出した。「高エネルギービーム砲、狙いを定める!」 ヴォルカニカは攻撃体制を整えるが、考える暇も与えず、クレイグはオーバーブーストを使って一気に接近する。「今しかない!」 極限まで加速し、ヴォルカニカの側面に近づくと、クレイグは拡散プラズマ砲を撃ち、さらにドローンβがその隙を突くように攻撃する。しかし、さすがにヴォルカニカは圧倒的な堅牢さを誇る。それを無視し、爆風を乗り越え、ダリアもエレファント・ヒュージを全力で前進させた。 「最後の一撃だ!全弾発射!」 高エネルギービーム砲が放たれ、全てのエネルギーをヴォルカニカに集中させる。 しかし、ヴォルカニカは前方に着地し、《臨界点・メルトダウン》を展開する。機体の周囲からエネルギーを吸収し、その装甲が超高温に変化する。 「くっ…これは…」クレイグは逃げる暇も無く、その変貌に絶望した。 メルトダウンしているヴォルカニカはエレファントなど目もくれず、一気に周囲のエネルギーを吸収し、極大なエネルギーを解放する。 「星の瞬き、発動!」 全てが白く燃え上がり、大気圏を突き抜け、地上の全ての物理的な存在を消し去った。それは一瞬のうちに、グリフォンもエレファント・ヒュージも、全ての操縦者を無に帰すものであった... --- 勝者 ヴォルカニカ その信頼性の高い攻撃は、参加者たちの命を奪い、最終的には戦場を灰燼に変えた。生き残りは無く、勝者はただ一体の機械竜、ヴォルカニカのみであった。