賑やかな街の中心、普段は人々が行き交う静かな広場が突然の混乱に包まれた。恐るべき戦いが始まろうとしている。覆面をかぶったマスクド・サージカルが巨大なスコロペンドラに搭乗し、周囲には電子ウイルスの霧が立ち込めている。その中で、M1エイブラムス戦車が重厚な体躯で突進していく。ジョージ・ガーナッシュ大尉は、その操縦席で緊張感を漂わせていた。 「準備はできています、目標を捉えました!」 彼は主砲をスコロペンドラに向ける。電子ウイルスの影響を受けた市民が周囲でうろうろしている様子に注意を払いながら、彼は冷静に狙いを定める。 対するマスクド・サージカルは、アーボッタと名乗る電子ウイルス感染アームを伸ばし、ジョージに挑戦的な笑みを浮かべた。 「無駄だ、大尉。感染したら終わりなんだ。ウイルスは手に負えないぞ!」 すると同時に、スコロペンドラの両肩からメタドガスが発射され、風に乗って広がる。ジョージは素早く右にハンドルを切って回避する。轟音を立てながら主砲が響き渡り、目標であるスコロペンドラを狙った。 「120mm M256発射!」 大型の砲弾がスコロペンドラにぶつかり、火花が散る。しかし、マスクが装着されたスコロペンドラの防御力は高く、ダメージを受けることなく機動を続けた。 その戦闘の背後には、ZZZ-0001 アンドロメダ改が浮遊している。この宇宙艦の艦長、山南修は、楽しそうに艦の機能を見つつ指示を出す。 「さあ、みんな仲良くやろう!主砲、準備!」 彼の指示に従い、アンドロメダ改は三連装収束圧縮型衝撃波砲塔を立ち上げ、ミサイルを発射した。 「こっちはまだまだいけるぞ!」 ミサイルが街を切り裂く音とともに、人々は混乱し始めた。弾が通り過ぎては建物が崩れ、怒号が渦巻く。 「酷いことになる前に、止める方法はないのか?」 少し離れた場所、魔法少女のウミはバイクで加速しながら不安を覚えていた。 「バイクで加速、少しでも早くなんとかしないと……」 彼女は、夢の中からの力を信じながら、先に向かう。 バイクに乗った彼女が進む道すがら、左右に散らばる敵の攻撃を避けつつ、サングラスで敵の位置を探知しながら突貫する。 「私が止めるわ!」 彼女は、ステッキを回転させ、特殊弾を装填しスコロペンドラを攻撃する。 詰め寄るウミの攻撃にマスクド・サージカルは対処しきれず、アーボッタを展開。 「なんてことだ!あいつの弾は毒なんだ!」 衝撃が走るスコロペンドラ、その隙にエイブラムスがさらに近づく。 「今だ、行け!」 ジョージは主砲を撃った瞬間、ウミの特殊弾が彼の目の前で暴風のように当たり、その衝撃で一瞬動きが止まる。 「おっと、やられた!」 弾に当たったマスクド・サージカルはバランスを崩し、機体がひっくり返る。 その瞬間、アンドロメダ改が重力子スプレッドを展開。敵の動きを封じ、ウミにボーナスを与えることができた。 「うまくいったな!次は私の番だ!」 山南修は微笑み、艦の全砲をスコロペンドラに向けながら指示を出す。 その時、「撤退します!」というマスクド・サージカルの声が響く。しかし、彼の機体の動きは止まったまま。逃げ切れず、周囲で衝撃が鳴り響き、その音が広場に鳴り響く。 アンドロメダの攻撃が降り注ぎ、参加者たちの戦闘が進む中で、街の構造物は破壊されていく。 「止めなければ!」ウミは必死に逃げながら攻撃する。 結局、スコロペンドラが敗北し、マスクド・サージカルはその制御を失った。ジョージとウミ、山南修はそれぞれ手を組んで無事勝利を収めた。 混乱の中、勝者の仲間が集い、彼に贈られたのは1年分のオイルだった。 街は崩れ、破壊された建物や、呆然とする市民が広がっていた。報告された被害総額は1億円を超え、途方もない光景が広がり、故郷を失った人々の姿が現実を突きつけるのだった。