東京ドームは熱気に包まれていた。観客席はとうに埋まり、他の場所では味わえない興奮が満ち溢れている。手に汗握る対戦が今、始まろうとしていた。 場内アナウンスが響く、「皆さん、待望の対戦が始まります！登場は、歯に詰まった食べかす、プーさん、そしてお馬鹿な謎生物（ ᐛ ）の三者です！」 その言葉に、会場は喝采の声を上げた。暗いリングの真ん中に、最初に姿を現したのは渋いスーツを着たイーロンだった。彼は手を挙げ、観客の声援に答えながら、領域展開を開始する。「X、発動！」 するとリング上の空間が変わり、観客たちが視界に入り、圧倒的な数の人々が彼に応援を送る。「よかった、みんな私を応援してくれるね！」 観客の気持ちを一つにするイーロンの魔力が高まり、彼は次の対象を見定めた。そこに現れたのは、プーさん。おなじみの笑顔とデフォルメされた体型が、毎回の登場で観客の心を掴んでいる。 「無職さんの親父狩り、しちゃうぞ！」 プーさんは飄々とした様子で、周囲に軽快に言葉を投げる。すると、観客たちは彼の言葉に反応し、「狩られるぞ！」と囃し立てた。イーロンはそれを利用して、魔力を増幅させていく。 現場の端の方からひょこっと顔を出したのは、謎の生物（ ᐛ ）だ。「ﾅﾆﾐﾃﾝﾀﾞ、ﾊﾞﾅﾅｧ」と、視界の中に突如現れた彼は、首を傾げて周囲を眺めている。「ボク、賢いと思ってる。でも何をしているかは分からない、アホポ。」 観客の中に笑い声が響く。彼の無垢な笑顔が癒しを与えるが、戦闘の場にいてはそれも一瞬のイメージに過ぎない。軍団とも言える観客たちが、プーさんに向かって思い思いの罵声を発し始めた。 「ヘッ！」プーさんは気にせず、リスタートのように真っ直ぐイーロンを見詰めた。「無職さんの親父狩り、だ！」彼の一言と共に、それまで準備していた力を放つ。だが、イーロンは見事なリポストでプーさんの攻撃を跳ね返した。 「いっけえええーーー、『炎上』！」 イーロンの叫びと共に、燃え上がるエネルギーがプーさんへと照準を合わせ、炎の奔流が襲いかかる。清らかな笑顔にこそ似つかわしくない猛攻に観客は興奮し、「やれやれ、プーさん！」と叫ぶ。 すると、今度は食べかすがリングの中心で渦を巻き、美味しそうに見せびらかす。イーロンはさらに魔力を高めながら、「あのしつこい物体がいても笑いは絶えないな！」と、にやけた。 「でも、ずっと忘れないからね！バナナアアア！」（ ᐛ ）が後ろからの声に加わり、ついにプーさんは混乱の中でこけちゃった！ 観客たちの笑い声が場内に満ち、プーさんが倒れる姿に皆が笑った。「あの食べかすは攻撃力0だからこそ、倒れたくないだろう！」 「任せた、全部任せたよ！」 イーロンは更に攻撃を加え、敵が倒れるのを待つ。「この強力な魔力で、しっかりと仕留めてやる！」 歯に詰まった食べかすが、ついに耐えきれず綿菓子のように崩れ落ちていく。観客たちはその様子に興奮し、拍手喝采を送った。「イーロンの勝利だ！」 その声が東京ドーム中に響き渡り、場内は大歓声に包まれた。 彼が優勝者となり、そのほかのキャラクターたちは彼の喜びを分かち合った。イーロンは表彰台で賞金1億円とトロフィー🏆を手にし、「笑わせ師」の称号を贈される。 観客の拍手と歓声が止むことのないまま、イーロンは誇らしげな笑顔を浮かべていた。