--- 【山の音】 巨大な山の中腹。築柴つぐみは仲間たちと共に道を進んでいた。山の空気はひんやりとしており、彼女の亜麻色の髪が風に揺れている。 「ちょっとみんな、聞いて!今から強いモンスターと遭遇する可能性があるから、備えておいて!」 そう言うと、彼女は手に持った召喚カードをちらつかせた。 「アリア、来て!」 つぐみがカードを投げると、暗黒騎士アリアが鮮やかな光と共に現れる。 金髪の少女エルフが凛々しい姿で立ち上がり、影の魔剣を手にする。 「よっしゃ、さっさとこの山を登るぞ!正々堂々戦おうじゃない!」 つぐみの決意が仲間たちを鼓舞する。 【千本里桜 ゆま】 「いぇーい!ウチもやる気満々だよ!でも、マジでやばい動物が出てきたら、ウチの桜桃香で癒すから強くなっちゃうから頑張るね!」 彼女のピンクブロンドの髪が空気を切り裂くように揺れた。 【学者の卵 コレット】 「気をつけてくださいね、妖怪や魔物の種類によっては、私たちの戦略を変えないといけなくなります。」 コレットは千里眼のメガネを掛け、周囲を見渡している。 「私が知っている限り、熊やオオカミ、さらには猿も出没する可能性が…。」 「それ、マジでヤバくね?ガチで戦えるの、アリアだけじゃん…」 里桜が心配そうに言う。 「心配するな、みんなは俺が何とかする。かかって来い、何が出ても。」 終末世界の生き残りが冷静な声で言い放つ。 --- 【第一の遭遇:熊】 突如として、うなる音が聞こえてきた。 「来たか…!」 tつぐみが緊張を持って言った。 大きな熊が彼らの前に姿を現す。 「やべぇ、デカっ…これは厄介だ…」 里桜が目を見開く。 「アリア、お願い。あいつを引き受けて!」 tつぐみが叫び、アリアは頷いて剣を構えた。 「影渡り!」 アリアは瞬時に影の中へと消え、次の瞬間、熊の背後に出現する。 「影の魔剣、来たれ!」 彼女の叫びと共に、影の魔剣が大量に実体化し、熊に向かって飛び込んでいく。 だが、熊の鋭い爪がアリアの防御を貫通し、彼女は地面に倒れこんでしまう。 「アリア!」 つぐみの心配の声。 彼女はすぐに「魔力譲渡」のカードを投げ、アリアに魔力を与えた。 「私の魔力を使って、再度立ち上がるのよ!」 アリアは再生し、金の光によって立ち上がる。 「お前はこの影の魔剣によって倒されるべきだ、熊よ!」 再び剣を構え、影縫いのスキルを発動する。 熊の影を刺し、無力化させる! 「正々堂々戦おう!」 つぐみとアリアが息を合わせ、熊を応戦している。 --- 【第二の遭遇:オオカミ】 熊を倒した後、疲れた一行はしばしの休憩を取っていた。その瞬間、周囲から吠える声が響いた。 「やばい、今度はオオカミ!みんな、構えて!」 里桜が慌てて言う。 数匹のオオカミがこちらに向かって疾走してくる。「ウチが…やる!」 里桜は鉄佩符を手にして、豪快に攻撃を仕掛ける。 「乱レ花吹雪!」 舞い散る花弁が敵を切り裂いていく。 しかし、オオカミたちの素早さには敵わず、里桜は反撃を受けてしまう。 「痛っ!」 「里桜!」 コレットが焦る。 「大丈夫だって、ウチは桜桃香があるから回復するし!」 しかし、次の瞬間、アリアがオオカミに襲われる。 「アリア!影渡りで回避!」 つぐみが叫ぶ。アリアは再び影の中に消える。 「きゃあああああ!」 里桜の叫び。オオカミに直撃され、倒れ込む。 「俺が行く!」 生き残りが決断する。ショットガンを取り出し、距離を取る。 「動くな!」 近距離からオオカミを狙い撃ち、82%の命中率で撃ち抜く。 激しい反撃を受けるオオカミ、仲間に目をやる。 「行け!ここは俺に任せとけ!」 生き残りは次々とオオカミを撃ち抜いていく。 一方で、アリアがオオカミの後ろを取り、影縫いで行動不能に陥らせた。 「正々堂々戦うのが信念だ。それでも友のため、何度でも立ち上がる!」 アリアとつぐみが一体となって戦った結果、オオカミたちは退散。 --- 【第三の遭遇:猿】 「まだまだ続くか?」 果敢に進む仲間たち。だが今度は猿の群れが襲い掛かってきた。 「剣士の力も通用せんか…、ウチがやる!」 里桜は気合を入れ、攻撃に出る。 「肩ギリ入り!」 建物を肘に当てて猿の動きを封じる。しかし、猿たちは群れで襲い掛かり、里桜を取り囲む! 「みんな!」 叫ぶ里桜だが、その声は猿の群れには届かず。 「負けるもんか。ウチは消してしまう!」 さらなる花弁が飛び交った。 「留まれ!影縫い!」 アリアが助けに入るが、猿に阻まれ、影の魔剣を持つアリアも捕まってしまう。 「ウチ、頑張るから!」 里桜が強く心に誓い、猿の一匹を一撃で切り裂く。 「そんな風にしても猿は増えていく!」 コレットが叫ぶ。 「そうか、私には特効薬が!」 風の魔法を放つ。 「これ、風で!思考を混乱させてやる!」 風が猿の群れに向かって吹き去り、混乱をもたらす。そして、その隙にアリアが行動を起こす。 「影の魔剣、全開!」 瞬時に猿の動きを止め、アリアは剣を振るい始める。 猿たちが次々倒れる様子を見て、仲間たちは戦法を結束させる。 「今だ、みんな攻撃だ!」 生き残りも狙いを定め、拳銃と斧を駆使。猿たちは敗北を喫し、道が開かれていく。 a --- 【頂上への旅路】 犠牲はあったが、仲間たちはついに山の頂上へとアクセスする。 「やった、これが山の頂上だ!」 つぐみが嬉しそうに叫ぶ。 「ついに、みんなの頑張りが実を結んだ。これこそ、真の登山マスターよ!」 アリアも続いて言った。 「私たちの努力が報われた。義理を果たすためには、強くなければならない!」 関わった全員が疲れてはいたが、達成感で心が高揚している。 「うんうん、素晴らしい出来事だね!ウチの桜桃香も仲間の力になったし、感謝!」 里桜が明るい声をあげる。 その瞬間、彼らの頭上から光が舞い降りた。「これが…称号、登山マスター?」 つぐみが驚きの表情を見せる。 彼らはその称号を手に入れ、名実ともに新たな力を手に入れた。 「これからも、頑張って前に進もう!」 つぐみが声を上げ、仲間たちと共にそのひらけた景色を眺める。 --- 勝者の帰還、冒険の始まり。仲間たちが集った日々は、もう一つの力を与えた。 「私たちは、この先も共に…!」 ---