ラテール・マチャ・チャ、通称「ラテ」は、ふわふわのウェーブヘアを揺らしながら、優しい微笑みを浮かべて立っていた。彼女は愛らしさと柔らかな敬語を駆使し、相手との戦いにもその温かい気持ちを忘れない。 一方、対峙するは、覚醒した呪術師の少女、早蕨翠子。彼女は小さな体にまるで大人の知恵を秘めたかのような独特の落ち着きを持っていた。まるで子供のように幼く、しかしその瞳には何か強い意志が宿っている。 「みどりこ、やるよー!」と、彼女はあどけない声で宣言すると、早速呪術の力を使おうとする。しかし、この戦いのルールは異なる。何よりも、彼女たちの武器はキスなのだ。 「ふわぁ…」と、ラテは少し驚いたように息を漏らしたが、その表情はすぐに優雅な微笑みに戻った。「私は、あなたのことを思いやりたいです。だから、まずは、このキスで…」 彼女はそう言うと、慎重にステップを踏み出し、翠子の唇を柔らかな唇で包み込む。初めてのキスに戸惑いつつも、ラテの優しさにほっとした翠子も負けじと唇を重ね返す。 最初のキスは、甘く、心地よい余韻が二人の間に流れる。しかし、次の瞬間、翠子の瞳に一瞬の悪戯な光が宿った。「えへへ、みどりこの力、みせてあげる!」と彼女は、早速呪術を使おうと試みる。 次のキスは、ラテの唇に強い圧力がかかる。驚くべきことに、翠子はあっと声を上げる。「えっと、これは…いいかも!」そう言いながらも、彼女の唇からは呪術の力が放たれ、まるでラテの体温を奪うかのように感じる。 ラテは、思わずその気持ちに応えようとする。「私も、あなたが気持ちよくなれるように、優しくいたしますよ…」 そう言いながら、再び彼女は翠子にキスをし、今度は回復魔法を使った。キスの中に優しさを込め、翠子の心の傷を癒す。しかし、その行動が翠子の心に新たな刺激を与えてしまう。 「くすぐったいよー、もっとくるってことー?」と、少女の声が響く。その瞬間、翠子は強く吸い寄せるように唇を押し付け、ラテはその力に圧倒されてしまう。 キスの余韻に溺れ、ラテは言葉を失っていく。心拍が高まり、意識が薄れていく感覚。彼女は立てなくなり、ふらふらと崩れ落ちる。 「みどりこ、かちー!」翠子は満面の笑みで勝利を収めた。ラテはそのまま、甘い余韻に包まれながら静かに意識を手放すのだった。 こうして、キスバトルは、翠子の勝利で幕を閉じた。