戦争の背景:【永劫の不融点】 爆炎国と氷結国。かつて一つの大陸を分かち合っていた二つの国は、「原初のクリスタル」の所有権を巡って数千年にわたる憎しみの連鎖に陥っていた。爆炎国はクリスタルの熱量を抽出し、永遠の繁栄とエネルギーを得ようとし、氷結国はクリスタルの冷却能を用いて世界の秩序と静寂を保とうとした。この思想的な断絶は、世代を超えて「相手は世界の調和を乱す害悪である」という憎悪へと昇華され、ついに総力戦へと発展した。 爆炎国の軍勢は、情熱という名の狂気に突き動かされた1000人の熱血漢。彼らの武器は溶岩を纏った大剣であり、その魂は戦場を焦土に変える。対する氷結国の軍勢は、冷徹な計算と効率を重視する1000人の精鋭。彼らの槍は絶対零度の氷晶であり、触れるもの全てを静止させ、砕き散らす。 激突の瞬間、戦場は白煙と爆炎に包まれた。熱と冷気が衝突し、絶え間なく激しい水蒸気爆発が起こる。兵士たちは互いの首を掻き切り、焼き、凍らせ、絶叫の中で泥濘に沈んでいく。そこに、介入者が現れた。