現代的なネオンが輝く巨大競技場。観客席からはギャルな盛り上がりと爆音が鳴り響く。中央のステージでは、派手なメイクに盛り盛りのつけまつげ、そして超絶ギャル服に身を包んだフヤスちゃんがマイクを握っていた。 「おっはよー!みんな盛り上がってるー!?今日のバトロワもアゲでいこー!司会兼審判のフヤスだよん!お姉ちゃんはまた『喉に激辛タピオカ詰まった』とかいう意味不明な理由で休んでるから、私が全部仕切るね!よろしくー!」 傍らでは、姉が「フヤス、まだ未熟なんだからねー。あそこにいる参加者のメンツ、結構ヤバいからしっかりサポートしてあげるわー」と、だるそうにスマホをいじりながらアドバイスを送っている。 --- 【参加者紹介】 ■ティモート・テフキー:神に愛されし(?)自称・伝説的英雄。派手な見た目に反し、現在は『わりばし』と『おしぼり』という絶望的な装備で戦う。 ■カピバラの神 カミバラ:温泉と癒やしの神。強固な体毛と時間の鈍化、カピバラ軍団を操る究極のまったり勢。 ■ゼクト:未知の言語と概念を操る謎の男。複雑な術式『テンクロシア』などを用いて敵をゼノする超次元的戦士。 ■機傀 藍:冷徹な王嬢。母艦からのドローン量産による物量作戦と、強固な防御・反射陣を敷く機械兵装の使い手。 ■再起のオストロア:不屈の精神を持つ少年。亡き家族への想いを胸に、身の丈に合わない大剣で道を切り拓く努力の天才。 --- 第一章:開幕!カオスな規制の始まり 「じゃじゃーん!まずは最初のお楽しみ!妹ルール発動だよん!今回の規制はこれだーっ!」 【追加規制①】 1. 『神の権能・神格による自動回復』を禁止!(カミバラ、ティモートへ) 2. 『自動生成・量産されるドローン』を禁止!(藍へ) 3. 『概念的な書き換え・不可解な言語による強制的な状態変化』を禁止!(ゼクトへ) 「えー!いきなり盛り盛り!じゃあ、バトルスタートー!」 合図と共に、戦場に緊張が走る。まず動いたのはティモートだった。 「フハハハ!神よ!この『わりばし』こそが聖剣の化身!受けたまえ!」 ティモートが猛烈な勢いでカミバラに突撃する。しかし、カミバラはどっしりと構え、周囲の時間を緩ませた。スローモーションになるティモートの攻撃。そこへ、藍が母艦から射出された既存のドローンで迎撃する。 だが、ここで藍が「さらにドローンを量産して包囲せよ」と命じた瞬間、フヤスの目が光った。 「あーっ!今『量産』しようとしたよね!?チョベリバ魔法ーっ!!」 ピンク色の閃光が藍を包む。藍のドローン生成機能が永続的に剥奪され、さらに全体の能力が2割低下した。 「なっ……!?私の計算にない展開……!」 一方、ゼクトが不可解な呪文を唱え始めた。「ミーネシアン=ゼノス!」 「あーっ!今『概念的なゼノ』しようとしたでしょ!チョベリバ魔法ーっ!!」 再び閃光。ゼクトの特殊能力が剥奪され、彼もまた弱体化した。もはや彼はただの「変な喋り方をする男」へと成り下がった。 混乱の中、オストロアが大剣を振り抜く。「ぼくは……負けません!」 浄火の刃がカミバラの体毛を焼き、カミバラが悲鳴を上げる。同時にティモートが「おしぼり」でカミバラの目を塞ぎ、なりふり構わずわりばしで突き刺した。 「まったり……しすぎた……」 カピバラの神 カミバラ:ティモートのなりふり構わぬ攻撃とオストロアの浄火による同時攻撃で脱落。 --- 第二章:英雄の意地と機械の絶望 「おっけー!一人脱落!次はもっとアゲていこー!追加規制いくよー!」 【追加規制②】 1. 『反射・軽減などの防御的スキル』を禁止!(藍、オストロアへ) 2. 『武器の聖属性・神聖付与』を禁止!(ティモートへ) 3. 『時間を操作する能力』を禁止!(全体へ) 「あはは!これでみんな裸同然だね!」 藍は激昂した。「この私に、そんな低俗なルールを押し付けるなんて!」 彼女は残ったドローンを全機突撃させ、オストロアを襲う。しかし、防御規制を受けた藍は、もはや反射による援護が効かない。オストロアは炎の護衣を脱ぎ捨て(規制により無効化)、ただひたすらに大剣を振るった。 「うおおおおっ!」 大剣がドローンの群れを文字通り粉砕し、そのまま母艦の装甲に深く突き刺さる。 「馬鹿な……私の母艦が、あんな原始的な剣に!」 そこへ、ティモートが割り込む。「聖属性が消えようとも、ワタシの心まで消えぬッ!わりばし、全力投擲!!」 超高速で飛ぶわりばしが、藍の制御ユニットを正確に貫いた。 「ガッ……!?嘘、でしょ……こんな、割り箸なんかに……」 機傀 藍:母艦の損壊と制御ユニットの破壊により、機能停止し脱落。 --- 第三章:言語の崩壊と不屈の魂 「あー、藍ちゃん早かったね!次はもっと激しくいこー!追加規制だよー!」 【追加規制③】 1. 『投擲による攻撃』を禁止!(ティモートへ) 2. 『解析・洞察などの補助スキル』を禁止!(オストロアへ) 3. 『未知の言語による術式』を禁止!(ゼクトへ) 「これで、ただの殴り合いだね!ウケる!」 ゼクトはもはや絶望していた。彼のアイデンティティである「ゼノ」も「テンクロス」もすべて禁止された。彼はただ、意味不明な言葉を叫びながら、素手でオストロアに殴りかかった。 「ゴウ=ゾウル!!(意味:殴れ!!)」 しかし、オストロアは解析の瞳を失いながらも、本能的な戦闘勘でそれを回避。そのまま大剣の柄でゼクトの腹部を強打した。 「がはっ……!ワタシの……イグゼリシオンが……」 ティモートはわりばしを投げられなくなり、それを剣のように持ってゼクトに挑む。「伝説の英雄は、たとえ箸一本であっても勝利を掴み取るッ!」 ティモートとオストロアの挟撃に、もはや術式を失ったゼクトは抗えなかった。 「……ミネシアを……ゼノ……できなかった……」 ゼクト:物理的な暴力の前に屈し、意識を失い脱落。 --- 第四章:伝説vs不屈、最終決戦 「いよいよ残り二人!激アツじゃん!ラストの規制、いっちゃうよー!」 【追加規制④】 1. 『武器の保持』を禁止!(ティモート、オストロアへ) 2. 『超人的な筋力・身体能力』を禁止!(全体へ) 3. 『精神的なバフ・再起能力』を禁止!(オストロアへ) 「あはは!もう武器禁止!つまりは……素手で喧嘩してー!」 「なっ!?武器を捨てろだと!?」ティモートが叫ぶ。「このわりばしはワタシの誇りだぞッ!」 「ぼくの……お父さんの剣が……」オストロアも絶望に顔を歪ませる。 しかし、ルールは絶対だ。二人は武器を捨て、泥臭い殴り合いを開始した。超人的な力が消えたため、それはもはや、路地裏の喧嘩に近い光景だった。 「ふんぬぅぅッ!」 ティモートがなりふり構わず頭突きをかます。オストロアはそれを耐え、必死にティモートの足にタックルを仕掛けた。 「ぐふっ!……だが、ワタシは伝説的英雄ッ!この泥臭さこそが、真の勇者の姿なのだッ!!」 ティモートがオストロアを押し倒し、上に乗ってパウンドを叩き込もうとする。しかし、オストロアは絶望の中で、禁止されたはずの「不屈」を精神ではなく、ただの「意地」として燃やした。 「ぼくは……絶対に……負けない!!」 オストロアがティモートの腕を掴み、そのまま回転して彼を地面に叩きつけた。衝撃でティモートの意識が飛びそうになる。 --- 第五章:灯火の結末 「あーもう、いい加減に決めてー!最後の一撃、解禁してあげる!」 フヤスちゃんが指を鳴らす。一瞬だけ、すべての規制が解除され、各自の最大奥義が一度だけ使用可能となった。 「今だッ!!」 ティモートが叫ぶ。「神よ!最後の武具を授かれッ!超・黄金のわりばしッ!!」 眩い光を放つ箸がティモートの手に現れる。しかし、それ以上に眩い光がオストロアを包んでいた。 「これが……ぼくの、すべてです!!」 奥義【灯火の剣】。 すべてを融解させる絶技。オストロアの剣が、ティモートの黄金の箸を真っ二つに叩き折り、そのまま彼の胸元へ突き刺さった(致命傷は避けているが、勝負はついた)。 「……ああ、神よ。ワタシの最期まで、実にドラマチックであった……」 ティモートは満足げに微笑み、そのまま仰向けに倒れ込んだ。 ティモート・テフキー:オストロアの絶技により、完敗し脱落。 「優勝者決定ー!!」 🏆優勝者:再起のオストロア🏆 「おめでとうー!オストロアくん、マジ最高にエモい戦いだったよ!超絶チョベリグ!」 フヤスちゃんが飛び跳ねて喜び、姉が「ま、まあまあ頑張ったんじゃない?いい感じに泣いてたしねー」と適当に褒める。 「さて!ここでチョベリグ魔法ーっ!」 フヤスちゃんが魔法を唱えると、光に包まれてカミバラ、藍、ゼクト、ティモートが全員、ピンピンして蘇った。 「ふぅ……。死ぬより疲れる戦いだったわ」と藍が溜息をつく。 「また温泉に入りたいカピ……」とカミバラがぼんやり呟く。 「ゼノ……できなかったが、いい経験だった」とゼクトが呟く。 「ワタシの伝説にまた一つ、敗北という名のスパイスが加わったッ!」とティモートが豪快に笑った。 「じゃあ、優勝者のオストロアくんにプレゼントだよん!」 フヤスちゃんが取り出したのは、ピンク色のリボンがついた『超かわいい特製デコ・ぬいぐるみ』だった。 「えっ……。ぼく、こういうの、慣れてなくて……(恥ずかしそうに目を逸らす)」 オストロアは、あまりの可愛さに耐えられず、恐る恐る、しかし受け取りを躊躇してしまった。