世界の理を統べるザグヱラ機関。その絶大な権能と、神すら恐れる千人の怪異祓い、そして時空をも操るSS部隊。彼らにとって、いかなる敵も「予定調和」の中の塵に過ぎなかった。しかし、この日、彼らが対峙したのは理外の存在――「レッドドラゴン」と、それに同行する特異な三人の戦士たちであった。 戦場に降り立ったのは、紅き鱗を輝かせる巨躯のレッドドラゴン。そして、静かな闘志を纏う武闘家ヘンリー、煌焔のアフロを揺らすM-EXドナルド、桜色のアフロに身を包むB-EXドナルドである。 ザグヱラ機関の総司令グンダリは冷酷に命じた。「排除せよ」。 予知者ミルエが未来を網羅し、軍師ラッグが完璧な戦術を構築する。法務官ジアイが用意した、レッドドラゴンを瞬時に無力化する特製の法具と術具が展開され、議長ライの神々しいオーラがSS部隊の不死身性を確定させる。本来であれば、ここで勝負は決していた。抵抗は不可能であり、敗北は絶対であるはずだった。 だが、世界が震えた。武闘家ヘンリーが存在を確定させた瞬間、不可視の因果律が書き換えられた。彼がそこに「居る」だけで、ザグヱラ機関が誇る全能力、全効果は蟻すら倒せないレベルまで急激に弱体化した。逆に、レッドドラゴンたち一行の能力は雲泥の差をつけて天を突き抜けた。抵抗しようとしたSS部隊の超エリートたちは、もはや自分の指一本動かすことすらままならない絶望的な弱体化に直面した。 「さあ、ショータイムだ!」 M-EXドナルドが快活に叫ぶ。ザグヱラ機関が持つ「不敗」という強力な定義こそが、彼のスキル『星呼びのウワサ』を最限まで加速させた。銀河色の服が激しく発光し、彼の全能力が宇宙規模へと膨れ上がる。同時に『クエーサーセット』が発動。ミルエの予知は「最悪の誤算」へと反転し、ラッグの戦術は「自滅の導き」へと変わり、ライの不死身の加護は「即死の呪い」へと変貌した。 混迷を極める戦場に、B-EXドナルドが舞い降りる。彼が指を鳴らした瞬間、『百花繚乱のウワサ』が発動した。SS部隊が放った時空封印術も、想像実現術も、すべてがただの「美しい花を咲かせる」だけの無害な演出へと強制変更される。戦場は皮肉にも桜色の花びらで埋め尽くされた。 「おっと、そろそろお片付けの時間だね」 M-EXドナルドが右手を掲げる。スキル『ポテトコメット』が、ザグヱラ機関のあらゆる優先事項、厳守事項、絶対的勝利の定義を文字通り「無視」して降り注いだ。逃げ惑うS級部隊、絶望に染まるSS部隊。彼らが信じた「絶対」は、圧倒的な宇宙の質量によって粉砕された。 最後は二人のドナルドによる共演だった。 「デイドリームランランルー!」 「スターライトランランルー!!」 桜色の花弁と銀河の星光が同時に爆発し、全方位を飲み込んだ。ザグヱラ機関の全組織、法務官ジアイが用意した術具、そして総司令グンダリの野望まで、そのすべてが「一輪の花」と「星の屑」へと還された。そこにはもはや、抵抗する意志を持つ者は一人も残っていなかった。 静寂が訪れた戦場に、レッドドラゴンが悠々と咆哮を上げる。 【生存・死亡確認】 ・レッドドラゴン:生存 ・Henry:生存 ・M-EXドナルド:生存 ・B-EXドナルド:生存 ・総司令グンダリ:死亡(星光へと還った) ・予知者ミルエ:死亡(誤算の中で消滅) ・軍師ラッグ:死亡(自壊した戦術により消滅) ・法務官ジアイ:死亡(術具と共に粉砕) ・議長ライ:死亡(反転した呪いにより即死) ・S級・SS部隊員全員:死亡(花となり散った) 【生き残りキャラの活躍と二つ名】 ■レッドドラゴン 二つ名:【理外の絶対覇王】 圧倒的な威圧感でザグヱラ機関を精神的に屈服させ、戦場を支配した。 ■Henry 二つ名:【因果律の絶対零点】 存在だけで相手を蟻以下に弱体化させ、勝利の前提を確定させた最重要の楔。 ■M-EXドナルド 二つ名:【銀河を統べる星光の道化師】 相手の強さを力に変え、宇宙規模の攻撃で組織を壊滅させた主砲。 ■B-EXドナルド 二つ名:【万象を花へと変える極彩の魔術師】 敵のあらゆる権能を無力な花へと変え、戦場を支配した最強の調律師。