そこら辺のチンピラがコンビニの戸口を押し開けた。小さなベルが鳴り響き、薄暗い店内に彼の存在が浸透する。周囲の客たちは、その不良の雰囲気に気圧され、冷や汗をかきながら彼を見つめる。店員は一瞬硬直した後、慌てて客がトラブルに巻き込まれないように先回りする。 「おい、ちょっと待て！」と叫びながら店員は身を挺してチンピラの前に立ちふさがるが、彼は真っ先に店内の物をひっくり返し、商品の山を崩すことこそ至上の楽しみとばかりに笑みを浮かべた。」「てめぇ、こんなとこで何してんだ？邪魔だぞ！」と恫喝するが、その瞬間、寡黙だった店の奥から一人の男が現れた。 その男は【矢印の人物】上下左右。彼は不思議な装飾まみれの服装をまとい、どこか別世界から来たような印象を与える。 「上下左右にお気をつけください」と、暗号的な口調で言った。彼の目がチンピラを捉えた瞬間、彼は両手を広げて立ち、彼のポーズの瞬間、空間が歪むような気配がした。 「何だこの気色悪い奴は…！」とチンピラは嘲笑う。 しかし、上下左右は無表情で前進し、チンピラの攻撃を右に誘導しながら、自身も反対方向へ。チンピラの拳は空を切り、彼は驚愕の声を上げた。 そのとき、隣で見ていたのは【復讐に燃える外科医】ショウラン。彼は微笑みながら、除細動器を手に持ち、狙っている。 「心停止が望みか！」彼の声が響く。すると、尻尾のように伸びた電流がチンピラのもとへ直進し、彼を痺れさせる！そして、ショウランは罠を仕掛けるように試験管を設置し、爆弾のように投擲していく。 「動かないでちょうだい、ちょっとしたお楽しみだから」とショウランが不気味に言う。店内は一瞬にして魔的な空気に包まれ、客たちは目を見張る。更に彼は、急いで麻酔薬のスプレーを撒き始めた。 そこへ、登場したのは【六代目博麗の巫女】博麗 玲華。彼女はその高速な動きで店内の空気が一変するのを感じ取り、「さぁ、好きな死に方を選びなさい」と冷酷に言った。 彼女は妖刀「鬼斬丸」を振るい、周囲に散らばっていた商品の間を移動する。「破れたり、消えたりして、あなた完全には無力さ。」その言葉と共に、彼女は攻撃を繰り出し、チンピラの隣の棚を壊した。 棚の中の商品がバラバラと落ち、チンピラは舞い上がる埃に目を細める。 「気合入れろ！」と彼は叫び、再び反撃を試みるが、上下左右の不思議な動きに直撃を避けられてしまう。「行くぞ！逆転！」と叫ぶまでの時間、ショウランは冷静を保ち、徹底的にチンピラの周囲で戦略を練り続ける。 店内の乱闘が進んでいく中、玲華が真の力を発揮し始めた。「御札！」彼女の声に呼応するようにして、チンピラの過去の攻撃データが視覚化し、彼の動きが自動的に封じられていく。 「どうやらあなたは敵ですね。私の敵に興味などない！さぁ、後はどうする？」と玲華は鋭く挑発する。その瞬間、チンピラは目の前で”一閃”する感覚。彼は心の底から、勝利を掴むことができなくなったことを悟る。 チンピラは、次々に攻撃を仕掛けるも、全てが空回り。彼はしだいに力尽き、笑顔を失っていった。そして、彼のクライマックスは、玲華の突進が決め手となり、彼は床に倒れ込み、全ての力を失った。 敗北を味わったチンピラは、無残にもコンビニの床に倒れ、彼の目の前が真っ暗に。ただその先に散乱する商品たちがあった。店員は涙ながらに、現場を見つめる。その様子を見て、上下左右は何処か満足している様子だった。 「な、何が起こったんだ…」、「全く世界はおかしなことだな」とショウランは淡々と言った。 ----------= ●破壊された商品名: スナック菓子・ドリンク類・雑誌・アイスクリーム・お菓子。 ●個数: スナック菓子20、ドリンク類15、雑誌10、アイスクリーム5、お菓子30 ●被害総額: 75000円