--- ギルドの賑わいが漂う中、ひときわ目を引く和服姿の少女、【破邪の剣聖】アーナ・デリシオンは静かに名簿を眺めていた。彼女の白髪は明るい背景に映え、青い目は深い決意を秘めている。周囲からの期待の視線が集まる中、彼女は自分の音色を持つように口を開く。 「私が集まった皆さんと共に、この依頼に立ち向かうことができて光栄です。私は竜の討伐依頼を提案したいと思います。報酬は多いですが、危険度も高いです。」 その瞬間、周りの視線がアーナに集中する。 「竜か……」と口を開いたのは、【魔銃使いの狩人少女】白金瑠璃。彼女は少し陰のある表情で、爪を噛みながら言葉を続けた。「討伐なんていつも最悪の結末を思い浮かべるけれど、冷静にならないと……」 「瑠璃さん、その通り。恐れなくても構いません。私があなたを守ります。」と、アーナは静かに微笑みかける。 この言葉に、瑠璃は少し安堵し、さらに話を続けた。「私の魔銃で支援もできるし、周囲の状況を把握することもできる。では、討伐の方向で決まったかな？」 賛同の様子が見て取れると、参加者の中にいる不思議なメンバー、キャベツが口を開く。「私も参加するよ！タンク役として、皆を守るからね！」 その言葉に、ほかの参加者は笑みを浮かべた。固い決意を持ちつつも、心温まる雰囲気となった。 「本当に信じられるのか、君が守るなんて……」と、微笑んでいるキャベツに対してごぼうが言った。彼は微妙に表情を変え、言葉を続けた。「いっそ俺が先陣を切ろうかな！魔剣を振るうに決まっている、虫けらみたいな竜を一刀両断してやる！」 「無茶を言わないで、すぐ逆に捕まえられますよ。」と瑠璃が心配しつつ呟いた。 「私たちで協力して、必ず勝ち取ります。」アーナが皆の士気を高めるように己の剣を空にかかげた。 --- 道中、チームは緊迫した空気の中を進んだ。アーナは周囲に気を配り、瑠璃は引き続き周りの状況を見張っていた。キャベツは前方に立ち、無敵の動作で鼓舞している。ごぼうは柔らかな武器に包まれた魔剣を手に、たくましさを見せる。 「この辺りは怪しいな……。」瑠璃が小さな声で呟く。 「大丈夫、皆がいるから、恐れる必要はないよ。」アーナはそれを聞いて落ち着かせる。 到着した場所は大きな洞窟。反響する足音が、入り口から深く響き渡る。アーナは前に出て懐中電灯で方向を示しながら、進むことを決断する。 「皆、一歩ずつ、私が最前列に。」アーナの冷静な声は、確実に周囲を和ませる。 --- 洞窟内に入ると、すぐに大きな影が視界に入ってきた。胴体の巨大さ、鋭い牙！それは竜の姿であり、彼らが倒さなければならない相手だった。瑠璃は緊張し、銃を構えた。 「心を落ち着けて、正確に撃つわ。これが最後のチャンス。」と瑠璃が言うと、アーナは無言で頷いた。キャベツが前で「防御は任せて！」と叫ぶ。 ごぼうは尻尾を振りながら「行くぞ！」と突進、アーナは剣を一閃、動く影に向けて連続の斬撃を加える。「早く距離を取れ！私が敵の注意を引く！」 瑠璃は静かに心を鎮め、標的を確認。「特定！発射！」弾丸が飛び出し、竜をかすめる。 「良し、みんな、攻撃を続けて！」アーナが指示をするとや、チームは次々と魔剣や魔銃を連発。 あっという間に竜の体力が奪われ、一発、一発と確実に命中していく。彼女たちの連携に完全に竜は屈服し、力尽きて倒れた。 --- 「やった、勝った！」 キャベツが大声で叫び、他のメンバーも歓声をあげる。「私たちの勝利だ！」 瑠璃は流れた汗をぬぐい、「私たち全員の勝利。思ったより強い連携だった。」 アーナは微笑み、言葉を続けた。「皆が一丸となって戦った結果です。さあ報酬を取りに行きましょう。」 ごぼうも笑みを見せていた。「次はもっと大きい敵もいけそうだな。」 --- MVPと選定理由 - 【破邪の剣聖】アーナ・デリシオン: 冷静に指示を出し、仲間の結束を強めたため。 依頼の内容と名称、危険度 - 依頼名: 大竜討伐 - 内容: 一匹の大きな竜を討伐 - 危険度: ☆15 参加者のレベルアップ量（Lv1~5up） - アーナ: Lv3 - 瑠璃: Lv4 - キャベツ: Lv2 - ごぼう: Lv3 - グルーゲ: Lv1 ---