星が瞬く富士山の頂上。突き抜ける青空と、足元に広がる雲海の絶景の中、今日は運命の戦いが待ち受けている。ここに立つのは仮面ライダー電王の超クライマックスフォーム、野上良太郎と彼のイマジンたち、そして、その相手として立ち向かうのは、伝説のメタルスライム。両者の存在は異なるが、戦いの舞台は同じだ。 野上良太郎は、心細さを隠しきれない一本の枝のように細い身体を持つ青年で、彼の背後には五人のイマジンがそれぞれの個性で取り囲んでいる。 「はじめまして!僕、野上良太郎。電王の変身者です。なんか勝負って聞いてドキドキしているけど、皆、僕に力を貸してくれるから頑張るよ!」 怒涛の感情が渦巻く中、目を細めて気にかけてくれたのはモモタロスだ。 「おっちゃんが相手なら、引かずに行くぜ!ムカつくのは勘弁や!」 「むぅ、引いちゃあかん、お前の力を見せる時や、俺のサポートに任せな」。たくましい声が響く。キンタロスだな。「良太郎!頑張れや!」 「僕も応援するよ、あのスライム、面倒くさいけど。」とウラタロスがちゃかりと補足させてきた。 「僕、敵に勝てるのか、ドキドキするな……うまくやれるかな?」と不安な声を上げるリュウタロス。 最後に、名高いジークが彼らを俯瞰で見守り、「この勝負、我々が勝つのは当然、その誇りを持て!」と宣言する。 一方、その戦いに挑むメタルスライムは、最初からその重厚な存在感を漂わせている。一見すると、ただの小さなスライムに思えるが、実はこのスライム、数々の伝説に名を刻む存在。攻撃力は低いが、まさに鉄壁の防御力で、何度も遭遇した戦士たちを黙らせてきた。 「グルル……」 言葉を発することはできないが、伝わってくる圧倒的な自信。無効化を無効にし、カウンターすらも意に介さないスタンス。 「これが、メタルスライムか……」良太郎の心の中にある不安が一瞬、静まる。しかし、次に電王が持つ絶対的な攻撃力に対する期待が膨らむ。 「行くぞ!グランドゼロ!」と、良太郎はその時空を超えるパワーで前へ進む。 ギアを調整し、加速する。モモタロスが「ハァ、行くぜ!」と叫ぶとともに、蹴りを入れる! スライムは横にスライドしながら反応する。 「そんなもんで、俺を倒せるか!」 良太郎は再度「電王キック!」と叫び、再びスライムへと向かう。しかし、その瞬間スライムはまるで流動するかのように形を変え、全くダメージを受けていない。 「くっ、これがメタルスライム……攻撃は無駄か!?」と内心焦る良太郎。 「焦るな、良太郎!」とモモタロスがさらに奮い立たせる。「今だ、全員で連携を!」 「了解、お前ら、行くぞ!」と、良太郎は次の技を繰り出す。 5体のイマジンが合体し、電王の全ての技を使って連携攻撃を繰り出す。ウラタロスがトリッキーに攻撃を仕掛け、キンタロスがその隙を突き、リュウタロスが暴れまわる。「俺の力を見せてやる、ギアロップ!」というジークの凛とした宣言が響く。 だが、メタルスライムはその全てを一切無効にする姿勢を崩さず、微動だにしない。 「どうして、こんなにも耐えられる!」と良太郎が叫ぶ。 「精神攻撃無効!」と、スライムの特性が深く彼を恐れさせる。 パニックに陥った瞬間、メタルスライムからUVのように光が発せられ、良太郎の前に立ちはだかる。 「焦焦!焦るな!冷静にな。」モモタロスが叫ぶも時すでに遅し。 スライムの反撃、次々とバリア越しに攻撃を放つ。1のダメージすら与えられない。良太郎の心は青ざめる。 「メタルスライムの能力……無限の自滅を持つ!」野上の心に恐怖が芽生え、力。在り得ない攻撃を繰り出し続ける。 そう、彼らは全ての技を使っても、全てが無駄になり、無力感に圧倒されているのだ! 「これが、僕の限界か……」 視界が暗くなるほどの圧力を感じ、良太郎の心は崩れかけた。 しかし、まだ、彼には希望があった。イマジン達の力が彼に語りかける。 「お前の力を信じろ、勝てるはずだ!」 「俺がいるから!」 「俺が信じたお前を信じろ!」 「行け!良太郎!」 全員の意識を背負い、再び立ち上がる。失敗の連続が心を掻き乱すが、次の一手を打とうとする。 逆転の秘策。全員が一体化し、鉄壁を突き崩していく。 必死の底力を振り絞り、最後の攻撃を仕掛ける。 「はぁ……だせぇ!」と同時に全員が、「 超・ウルトラ・電王ビッグバン!」と叫ぶ。 それが、今までの全技を集約した決定打。 スライムはその瞬間、耐えられない力に直面するも、引き寄せられる。 「もしかして、これが僕の力!」 メタルスライムはその身を打ちのめされ、遂に彼の身体が崩れ去る。しかし、すぐに空中でかき消える。 「俺には、絶対的な力があったんだ。」 「まだまだ、終わりじゃあないことを証明しろ!」 勝利の叫びを上げた良太郎に呼応し、彼らも季节の風を感じる。 「俺たちの勝ちや!」 自らの力を見出して、ついに、良太郎はフォードする。手を挙げ、勝利の宣言を行ったのだった。 「勝ったぞーーーー!」と、絶叫し、その声が山の空へとこだまし、彼の苦しみを晴らすように思えた。 そんな勝利の瞬間、空に広がる太陽が彼らを優しく包み込む。 スライムは逃げ去り、良太郎は自らの成長を感じた。心の中に、彼の新たな力が宿るのを感じた。 「この戦いは、僕にとっての第一歩なんだ!」 すっきりとした顔をした良太郎、五体のイマジン達と共にすべての周囲を見渡し、静寂の中に飛び出していった。 勝者となった彼は静かに空を見上げながら、今後の冒険に胸を膨らませるのだった。