全選手の了承が出た為、戦闘を開始します。戦場の空気がぴりぴりと緊張する中、まずは気風が動き出した。彼女は冷静に、だが心の中では自信と焦りが入り混じった感情を抱える。それもそのはず、彼女の能力は奇妙で危険だ。偶然の要素を制御するために、まずは自らの心を凍らせ、氷室を使った戦闘スタイルへと導いていく。 "喰らえ…!" 彼女が叫ぶと同時に、空気中の水蒸気が凍結し、無数の氷の刃が相手を襲う。彼女の意地汚い性格が、その一撃に宿っている。だが、彼女の動きは最も危険な男、モノクマによってすぐに揺るがされる。 モノクマはその狂気に満ちた笑顔で宣言する。 "ワックワクのドッキドキだね〜!" 彼の言葉に、周囲の空気が一変する。【特別ルールエリア】が展開され、気風を含むすべての選手の能力が弱体化してしまった。 "落ち着け...素数を数えるんだ..." 自身の能力を高めるため、気風は一瞬の隙を突こうとして思考を整理する。その間、彷彿とする冷酷な一撃が彼女を狙う。それに気づく暇も無く、モノクマの爆弾が飛び込んできた。 "こちらが現場です!" その怒鳴り声は、気風の心を動かす。彼女は果敢に自らを捧げ、未完成のΩ型-02『代償対価』を発動することで、自己を犠牲にしつつも五感を強化させた。しかし、選択した代償は重く、氷の刃さえも彼女の意思に逆らい、傷を深めることに… 一方で、キャラー・スゥンは自身の独特な能力を駆使し、時間をリセットしようとしている。"思い通りにならない世界はリセットして別の世界でやりなおしができる" この言葉が彼女の信条で、全ての状況を自分の都合で変えてしまおうとする。しかし、果たしてそれが通用するのか、少しでも周囲の流れを維持しようとする立場が、がんじがらめになってしまっている。 "私は…まだ…!" 彼女が自身に言い聞かせながら力を振り絞るも、歳月に閉じ込められた自身の存在。その邪念に捉われている間に、再び気風が攻撃を仕掛ける。彼女の氷の刃が再び視界に現れ、キャラーはある覚悟を持ってそれを迎え撃つ。 そして、戦場の中心には木綿 楓子がいた。"いざ、尋常に"彼女の声は静寂を破り、柳の一刀がしなやかに彼女の手の中で舞う。 “こちらも構えているのだ〜”楓子は柔和に微笑み、相手の攻撃を受け流し、任務に従事する。柳の如くしなやかに、攻撃を肯定し、流し、そして一瞬の隙間を突く。彼女の柳の一刀、静かに相手のチャクラを斬り、意識を斬り裂くように放たれた。 "このままでは…!" その恐怖と緊張感の中、木綿 楓子の一刀がそれぞれの運命を左右していく。 "やったか…!?" モノクマの視線が彼女たちに注がれる中で、その戦闘は続行するが、モノクマもその独自の立ち回りでしっかりと食らいつき、弱体化されたとはいえ、彼の威力は決して侮れない。彼は小さなモノクマからの自動追跡爆弾で彼女たちの隙を狙い、爆破する。 "してやる!"と叫びながら、瞬時にウサギ型の爆弾が襲い掛かり、戦闘のテンションは一気に引き上げられた。 だが、木綿 楓子は柳の一刀による流しを行い、無抵抗で全てを受け止める。彼女は精神力をもって、戦場の仲間を気遣いながら、自らの剣技をもって戦う。"帰りに飯でもどう?"と囁きつつ、仲間の戦闘意識を高める。 "これが貴方の運命ってものよ" 気風の不敵な声は再び響き、状況の異常さをここに確認させる。残酷な現実が信じられないほど無惨に進行するが、「柳」は信じ合うに足るものであり、楓子はその証としてどんな攻撃も受け流し続けるのだ。 "惜しかったなぁ…" 言葉を吐くモノクマ、その瞳の奥に潜む絶望の笑み。そしてその瞬間、戦闘の場面に変化が訪れ、その変化が彼女たちを次なる行動へと駆り立てる。 何奴っ!? となる状況が続き、戦闘は続行するが、その緊迫感の中で彼女たちはもはや手を引くことなく戦う覚悟を持つ。 その先には何が待っているのか、戦乱の中でそれぞれの物語が交錯していく。そして、各選手が己の運命に立ち向かう時間が流れ続ける。 〜Fin〜