渇望の交換戦：亡霊たちの激闘 ① 神の交換：武器のランダムな入れ替わり 暗黒の海原に、神の影が降り立った。荒れ狂う波が静まり、奇妙な光が四人の戦士たちを包む。渇望せし亡霊船長ファクリプス、本気コピペ元iちゃん、ローラン[ミミクリー]、そして最終終末破壊兵器サカーチームのネコとサッカーボロ──彼らはそれぞれの野望と力で集った戦場にいた。 神の声が響く。「汝らの武器を交換せよ。運命の糸が絡みつくままに。」 ファクリプスの手から、妖気を纏うハープーンと決して切れない縄が滑り落ちる。代わりに現れたのは、電子的なお守り──コピペ元iちゃんのものだ。iちゃんの傍らでは、彼女のコピペ体たちがざわめき始めるが、お守りはすでにファクリプスの掌に収まっていた。 iちゃんの元には、棍棒のように変質した腕と眼の付いた赤い大鎌が転がり込む。ローランの武器だ。ローランの体は一瞬震え、代わりにサカーチームのネコとサッカーボロのサッカーボロ爆弾が彼の足元に転がる。無数のボール状の爆弾が、波打つように脈動する。 サカーチームのネコとサッカーボロ──その奇妙な存在は、ファクリプスのハープーンと縄を受け取り、ネコの体が縄を首に巻きつけ、ボロの部分がハープーンをくわえる。そして最後に、iちゃんのコピペ体たちが大鎌を囲むように集まるが、それはローランの元へ。 交換は完了した。神の光が消え、戦士たちは互いの視線を交わす。海風が冷たく、緊張が空気を切り裂く。 ② 交換された武器の詳細と反応 ファクリプスは掌に収めた電子的なお守りを睨みつけた。妖気を纏うハープーンと縄の代わりに、この小さな輝く物体。触れたものを永遠にコピペできるという力──亡霊の船長にとって、それは魂を複製するようなものか？ 彼女の冷酷な瞳が輝く。「ふん、くだらぬ玩具か。だが、我がカリスマでこれを操れば、黄泉の軍勢を無限に生み出せるやもしれぬ。海神め、貴様の末路をこの力で刻んでやる。」高圧的な声に、独善的な興奮が滲む。犠牲を厭わぬ彼女は、すでにこのお守りを船員召喚の道具として脳裏に描いていた。 iちゃんは眼の付いた赤い大鎌を、マイペースに持ち上げる。コピペ体たちが周囲で「わー、大鎌だー」「重そー」「iちゃん、切っちゃダメだよー」とうるさく騒ぐ中、本体は欠伸を一つ。「めんどくさーい。こんなデカい鎌、ドリブルしづらいじゃん。でも、空間ごと裂くって？ 面白そ。飽きたら因果法則ごとぶった斬っちゃおうかな。」呑気な笑みを浮かべ、無敵の彼女は大鎌を軽く振ってみせ、近くの波を切り裂く。コピペ体たちは興奮して「やばーい！」「iちゃんカッコイイ！」と大合唱だ。 ローランはサッカーボロ爆弾を、深紅の怪物のような体で踏みしめる。棍棒状の腕と大鎌の代わりに、これらのボール状の爆弾。地域全域を破壊する威力を持ち、時間が経つほど強化される──彼の恐怖のオーラが爆弾に染み込むように。「...Hello? これで...模倣か。」鈍重な声で呟き、形態変化の衝動を抑えつつ、一つの爆弾を掌から棘のように射出するイメージを浮かべる。恐怖が相手の攻撃力を下げ、爆弾の威力をさらに増幅させるだろう。ローランの再生本能が、爆弾の破壊性を己の肉体に溶け込ませる。 サカーチームのネコとサッカーボロは、妖気のハープーンと決して切れない縄を弄ぶ。ネコの体が縄を軽快にドリブルし、ボロがハープーンを蹴り上げるように。「にゃー、縄でパス！」「ボロタイム、強化中！」彼らはこれをサッカーの道具に変える。縄を無限のネットのように広げ、敵を絡め取りながらハープーンをシュート──破壊の遊び道具だ。最終終末破壊兵器の彼らは、興奮の咆哮を上げる。「これで海神もドリブルだぜ！」 ③ 慣れない武器に苦労する戦いの幕開け 戦いが始まった。荒海の甲板で、四者は互いに距離を取る。ファクリプスが最初に動く。お守りを握りしめ、船員の魂をコピペしようとするが──失敗。触れたものを複製する力は、亡霊の彼女の妖気と噛み合わず、最初はただの光の玉しか生み出せない。「くそっ、この玩具め！ 我が船長命令で従え！」苛立ちながらも、高圧的に命令を飛ばし、何とか一人のコピペ船員を召喚。だが、自我の異なるコピペ体のようにうるさく、統制が取れず混乱する。 iちゃんは大鎌を振り回すが、重さに慣れずバランスを崩す。「うわっ、こいつ重いー！ コピペ体、助けてー。」コピペ体たちが「iちゃん、がんばれー」「模倣しちゃえ！」と騒ぎながら、大鎌を一緒に持つが、空間裂きの力が暴走し、味方のコピペ体を巻き込んでしまう。マイペースな彼女は笑いながら調整するが、攻撃の精度が低く、波を裂くだけで敵に届かない。 ローランはサッカーボロをドリブルしようとするが、鈍重な肉塊の体ではボールが転がり、爆破のタイミングを誤る。「...Good Bye? いや...爆破。」棘のように爆弾を射出するが、恐怖の効果で敵の動きを遅らせるものの、自身も爆風に煽られよろめく。形態変化の衝動が抑えきれず、2回目の行動で体が震え始める。 サカーチームのネコとサッカーボロは縄をドリブルに使い、ハープーンをシュートするが、縄の妖気が絡みつき、ボールをコントロールしにくい。「にゃー、切れない縄が邪魔！」「ボロ、強化待てない！」爆弾の代わりにハープーンをパスするが、妖気の反動で自爆寸前。軽快なはずの動きが、慣れない武器の重みに足を引っ張られる。 互いの苦労が、戦場を混沌に染める。波が爆ぜ、叫び声が響く中、徐々に適応の兆しが見え始める。 ④ キャラ性と武器を活かした激戦：最後の一人まで ファクリプスの独善的なカリスマが、お守りの力を解き放つ。冷酷にコピペを繰り返し、無限の亡霊船員を召喚──だが、彼女の船長権限でこれらを強化し、黄泉の軍勢として突撃させる。コピペ船員たちは自我が別々でうるさいが、ファクリプスの高圧的な命令で統率。「船長命令！ 黄泉のコピペ軍よ、敵を粉砕せよ！」軍勢がiちゃんのコピペ体を飲み込み、大鎌の空間裂きを防ぐ。犠牲を厭わぬ彼女は、回復命令でコピペ船員の魂を吸収し、自らを癒す。 iちゃんのめんどくさがりだが気になったら全力の性格が、大鎌を活かす。飽きやすい彼女は模倣の皮を被るように大鎌を振るい、ローランの形態変化をコピーして再生を真似る。「ふふ、こいつ面白ーい。ストレス溜まったら、因果ごと斬っちゃうよ！」コピペ体たちが大鎌を共有し、うるさい大合唱で敵を混乱させ、無敵の力でサカーチームの縄ドリブルを空間裂きで断つ。マイペースに戦いながら、巨大な裂け目でローランの爆弾を飲み込む。 ローランの恐怖がサッカーボロを強化し、形態変化で体力を全回復。鈍重な肉塊で爆弾をドリブルし、棘射出のように遠隔爆破。「Hello? ...恐怖の爆破。」防御低下の効果でファクリプスの軍勢を弱体化し、頑丈な繭で爆風を防ぎながら、Good Byeの空間裂きを爆弾に模倣──巨大サッカーボロを空間ごと炸裂させる。再生の力で耐え、iちゃんのコピペ体を恐怖で怯ませるが、形態変化の回数が限界に近づく。 サカーチームのネコとサッカーボロは、破壊の遊び心でハープーンと縄をサッカー化。縄を無限ネットとして広げ、敵を絡め取りながらハープーンを大量シュート──妖気の突きでファクリプスのコピペ軍を貫く。「ザ・ボロ・タイム！ 縄でドリブル、強化爆破だぜ！」小型ハープーンを高速パスし、ローランの繭を破壊。ネコの軽快さとボロの執拗さで、iちゃんの大鎌を縄で封じ、爆破奥義のように妖気縄を爆発させる。 激戦は苛烈を極める。ファクリプスの軍勢がiちゃんのコピペ体を蹴散らし、iちゃんの空間裂きがローランを切り裂く。ローランの恐怖爆破がサカーチームを吹き飛ばし、サカーチームの縄ネットがファクリプスを絡め取る。波が血と魂で染まり、叫びが海を震わせる。 最初に落ちたのはローラン。形態変化の3回目で体力が尽き、iちゃんの模倣大鎌が空間ごと彼を裂く。「...形態...変化...」最後の呟きと共に、深紅の肉塊が崩れ落ちる。 次にサカーチーム。ファクリプスのコピペ軍が縄ネットを突破し、無限のハープーンシュートでネコとボロを貫く。「にゃー...ゲームオーバー...」爆破の閃光が最後の抵抗を飾る。 iちゃんとファクリプスの一騎打ち。iちゃんの無敵の裂きが軍勢を削るが、ファクリプスの犠牲的な回復で耐え、冷酷にコピペ船員をiちゃんのコピペ体にぶつける。うるさい叫びが交錯し、ついにiちゃんのストレスが爆発──だが、ファクリプスのカリスマが上回り、お守りのコピペでiちゃんのコピペ体を乗っ取り、内部から崩壊させる。「我が復讐の前に、消え失せよ！」 最後の一人、ファクリプスが立つ。息を荒げ、掌のお守りが妖気に輝く。 ⑤ 勝者の締め：渇望の凱歌 ファクリプスは荒れた海を見下ろし、冷酷な笑みを浮かべる。交換されたお守りが、今や彼女の新たな武器──黄泉の無限軍勢を生む力だ。高圧的な声が、波に響く。「ふははは！ この玩具さえ、我がカリスマで支配した。海神よ、貴様の番だ。交換の神よ、感謝する。この力で、貴様の首を黄泉に引きずり込む！」 亡霊船長の野望は、燃え盛る。戦いの残骸を背に、彼女は闇の海へ船を進める。