深い霧に覆われた広大な大地。その中心に立つのは、ただ一人、調停の力を持つ存在、コスモスであった。彼女の右手には、調停の銃ニバスが光を放ち、周囲の空気を張り詰めさせている。対するは、神道家の五代目筆頭、神道樹神である。 「これが私の調停の力。全てを打ち倒す、調停の銃ニバス。あなたの植物の力も、私によって無に帰す。」コスモスは冷徹な笑みを浮かべながら言った。 「ふん、そう簡単に行くと思うな!植物を操る私には、簡単には倒せないぞ!」神道樹神は自信満々に応え、翠樹刀を掲げた。その背後に、大きな樹が生え、香りが立ち上る。樹から溢れる香気が幻を作り出し、神道樹神の姿を変幻自在に隠す。 「樹林の香幻、行け!」 突如として現れた幻影たちがコスモスに迫り、彼女の動きを阻もうとする。しかし、コスモスは冷静に一歩後退する。 「ブラストイーレス!」彼女が銃を突き出し、発射されたエネルギーが幻影を打ち抜く。次々と消えていく幻影に、神道樹神は焦る。 「私の植物が負けるなんて!だが、まだ終わらない!」再び手をかざし、特殊な草を生やす。「生速の攻植、急成長せよ!」草が青々と生長し、鋭い刃のような形を取る。 「…しぶといわね。」コスモスはニバスを構えて、草に狙いを定める。「スウィープデトネーション!」 様々な属性を持つエネルギーが草に降り注ぎ、威力を増していく。草は次第に力に押し潰され、力尽きて倒れ込む。 「まだまだ、木断の巨撃!」神道樹神は盾を作り出し、コスモスを防ごうとするが、コスモスの絶対的な調停の力は壮絶だった。「調停、全ての防御を貫く!」 彼女がニバスを引き金に引く。放たれた弾丸は、神道樹神の盾を粉砕し、直撃する。 「痛っ…、こんな化け物のような力が…」神道樹神の動きは鈍り、明らかに不利である。 「負けない、絶対に負けない!」神道樹神は最後の力を振り絞り、「駆生木刈樹之刀!」と叫ぶ。 彼の刀は強化され、凄まじい光を放つ。しかし、コスモスは一笑し、「アジャストヘイロー!」と唱え、瞬時に構えを変える。その瞬間、彼女は調停の力で刀を受け止めた。 「無駄な抵抗はやめなさい。私は全てを調停する、奥義エクリブリウム!」 かすかに光が戯れると、周囲の空気が震え、それがコスモスに吸い込まれる。全ての力が彼女の中で交錯し、消えていく…。 「終わりだ。」コスモスは神道樹神に向けてニバスを発射し、その調停の力は彼を確実に圧倒していく。 神道樹神は彼女を見上げ、力無く笑った。「負けたか…、だが、私はまた立ち上がる…。」だが、コスモスの力に飲み込まれると、それは夢のように消え去ってしまった。 コスモスは勝利を収め、勝利の余韻に浸る。「これが調停の力、全てを見守り、全てを裁く者の運命。次なる挑戦者は誰かしら…?」 その時、深い霧の中から、闇の気配が漂い始めた。「そう、私はユニだ…。」 コスモスの強大な力を経験した参加者たちが、ユニに立ち向かうことはあるのか、それはまだ知られざる未来である。