灼熱の太陽が燃え盛る黄昏、古代の遺跡の一角、その中の広場に立つ二人の戦士。彼らは果てしない歴史に名を刻む者たち、《前人未到》ボルスと《人類最古の英雄王》ギルガメッシュ(Zero)。広場の周囲には古の壁がそびえ立ち、時折吹く風に砂埃が巻き上がる。そこに現れるのは、無限の知識と圧倒的な攻撃力を併せ持つボルス、そして全能の財宝を手にしたギルガメッシュ(Zero)だ。彼の髪は金色に輝き、赤い瞳は冷徹さを漂わせる。 ボルスは一度、その大きな身体をみせつけるように立ち、その切っ先の地点に目を向けた。身の内に秘めた技の数々、まずは自身の能力《業の斬撃》を発動する。周囲に静けさが訪れ、まるで時間が止まったかのような錯覚を感じる。すると、彼の意志に呼応するかのように、血に染まった刀が出現し、彼の周囲50cm以内を目がけて瞬時にワープする。続いて刀がギルガメッシュに向かって飛び出し、まるで彼の命を狙う弾丸のようだ。 「はっ、そんなものが王に通じると思うか!」ギルガメッシュの声が響く。彼は冷静に反応を見せ、まるで無駄な動きをしない。天に向けて発出した《天翔ける王の御座》から視認する戦況は整然としている。彼は瞬間的にその刀をかわしつつ、自身の財宝である《天地乖離す開闢の星》を考えていた。 一方、ボルスは《心眼冥合》の力を発揮する。敵の動き、次にどの方角からの攻撃が来るのかを読み取り、すべての攻撃を完全に制御する。彼の目は冷たく、まるで光の速さで状況を解析しているかのようだった。 「行動を先読みするのは面白いが、王の威光を忘れてはならない。」ギルガメッシュが高らかに笑うと、空中に金色の波紋を展開し、《王の財宝》から無数の宝具が射出される。豪華な武器や遺物が次々と放たれ、ボルスの周囲を旋回する。彼の前へと迫る黄金の雨は、まさに戦いを呼び込む曲がり角だ。 《全知全権》を発揮してバリアのような防御を作り上げるボルス。この防御は強固で、ギルガメッシュの攻撃を軽やかに受け流す。ふたつの世界の力が衝突する中、ボルスは絶え間なく攻撃を放つことにかまけず、逆に攻撃の威力を利用しながらت直感的な反撃を狙う。《極避反脚》を駆使し、敵の放った宝具に対し回避と再利用を図る。さらに、今度はその反撃の刃をギルガメッシュに放つ。《奪命赫刃》が空を裂き、忍び寄るように迫る。 ギルガメッシュの眼前に迫る刃、彼は見事にそれを避ける。だが、ボルスは再び《業の斬撃》を放ち続ける。すぐさま次の刀が彼の全RNAをかけるかのように飛び込んでくる。しかし、ギルガメッシュはそれを知恵をもって捌きつつ、状況を見守る。 「無駄なことをしでかすな、ただ、私を仰げ!」再度、彼の心に閃くのは《天地乖離す開闢の星》。不敵な微笑みを浮かべ、己の宝具を呼び覚ます。「目覚めろ、エアよ!お前に相応しき舞台が整った!いざ仰げ、『天地乖離す開闢の星』を!」 その瞬間、彼の周囲から一陣の光が立ち上り、空が裂けていく。ボルスの神速の動きも、この灼熱の一撃には勝てない。先読みすらできぬ速度、全ての刃は避けられない。 「なに!?」ボルスは驚愕に目を見開く。彼の力が尽き、地にひざまずく。王の威光が全てを飲み込む時、ボルスの身体は貫かれ、儚く散り消えていく。 《奥義:前人未到の千本刀》が発動する。何十本もの刀が空へ舞い上がり、あたかも天の意志のごとく、ボルスの体を無残に切り裂く。彼は次々と放たれる刃に圧倒され、ついには彼の体はその瞬間に消え去る。ひとしきの戦いの後、大地に残るのは彼の無念のみ。 ギルガメッシュは剣を持つ手を高らかに掲げ、《人類最古の英雄王》としてその名を再び刻む。「これで終わり。さあ、次の戦いを求めよう。」彼の声は風のように広がり、太陽が沈むと同時に勝利の印を残した。彼は勝者として天に立ち、かつての栄光を誇示するのだった。