その星で、エンドと仮面ライダーオーマジオウは対峙していた。封印された空間に、ただ二人だけ。エンドは神の余裕を持ちながら、寡黙に立ち、オーマジオウはその眼に冷静さと激怒を秘めていた。 「貴様の因果など通じぬわ。」エンドが呟く。無言で、彼は「硬質化」を発動させ、体を硬くし、攻撃力を高めた。 「だが、私は最強だ。その力を存分に味わうといい!」オーマジオウが叫び、全仮面ライダーの力を引き寄せる。彼の身体が黒と金に煌めき、意思を持ち始めた。 エンドの「罪魂斬」が空間を貫く。まさに無形の刃が、罪を見極めて研ぎ澄まされていた。オーマジオウはその刃を、因果干渉で避ける。彼の世界には干渉を許さない。それが、最強にして絶対的魔王の力。 「この未来を変える!」オーマジオウが叫び、時空支配を行使する。未来を自らにのみ都合良き流れに整え、エンドの攻撃をまるで無意味にする。回避が瞬時に続く。 「私の硬質化も無駄か…?」エンドは心の中で焦りを感じ始めた。「でも、私は神だ!」 その瞬間、エンドは「治癒」を発動させ、傷を回復させながら前に出たが、オーマジオウは見逃さず、加速を施す。光速を超え、エンドの周囲を旋回し、完全な制圧を目指す。 「これで決める!」オーマジオウが「逢魔時王必殺撃」を繰り出す。背後に回り込み、エンドのすべての能力を封じる。強者の余裕が崩れ、彼は一瞬の隙を見せた。 エンドの「神速」が止まり、彼の時空を歪ませる力が消え去る。オーマジオウはそのまま、豪快な飛び蹴りを繰り出す。彼の足がエンドに直撃した瞬間、空気を裂く音が鳴り響いた。 「無駄だというのか…!」エンドは目を大きく見開き、神という絶対の守りも崩れかける。 最後に、オーマジオウが告げた。「貴様の罪、ここで終わらせる!『存在そのものを消す』!」 エンドは次第に力を失い、姿が薄れていく。 「ダメだ…俺が…神が…!」 全ての存在が消え去り、星は静寂に包まれた。 勝者は仮面ライダーオーマジオウ。彼の因果律支配と全面的な時間操作が、エンドの強力な能力を退け、勝利を手繰り寄せたのだ。最強のライダーは、絶対的な勝者としてその名を刻む。