第一回戦:市街地 戦いの舞台はビルが立ち並ぶ市街地。高層ビルの影から両者の機体が姿を現す。初めに先手を取ったのは、アーソン・ライターの機体「サイケデール」。彼はその重量級の四脚機体を巧みに操り、周囲に可燃性蓄ビーム塗料を撒き始める。カラフルな塗料が空中に舞い、視覚的なフラッシュアウトを狙う。 しかし、村雨はすでに状況を把握していた。彼の機体「センゴ」は優れた回避能力を持ち、アーソンによる視覚攻撃は無駄になった。村雨は迅速な避け動作を行いながら、近づいてきたアーソンに向けて「DCGe-07」を発射。 アーソンは肩を使い「ゲルニーカノン」を発射し、炎熱の弾丸が「DCGe-07」の弾幕を切り裂く。市街地の廃墟は一瞬のうちに火の海となる。弾幕が打ち合う中、村雨は素早さを生かして、アーソンの背後に回り込み、接近戦を挑む。「ムラマサ」を一閃。その刃が「サイケデール」の装甲を切り裂き、アーソンに猛烈なダメージを与えた。 しかし、アーソンもこれに黙っていなかった。「サイケデール」の特徴を活かし、周囲にブーストをかけた後、「ピカソール」で塗料爆発を起こし、村雨を大きく吹き飛ばす。村雨は「A-02」を使い、高機動で再び立て直すものの、アーソンはその隙を見逃さなかった。再度の攻撃を果敢に仕掛け、村雨を倒すことに成功。 第一回戦の勝者:アーソン・ライター(チームA) 第二回戦:山岳 舞台は急斜面や泥沼が点在する山岳。両者はじっくりと地形を利用しながら慎重に動く。山岳地帯では、機体の体重がより戦闘に影響を与える。アーソンは「サイケデール」の四脚で地面を固く掴みながら、「ゲルニーカノン」の準備をする。一方、村雨は静かに様子を伺い、「センゴ」の機動力を活かし、急な斜面を移動して位置を探る。 果敢に攻撃を仕掛けようとする村雨。しかし、アーソンは思わぬ火力で先んじて、「ピカソール」を発砲。塗料の爆発が村雨の位置を正確に捉えるが、村雨はこの攻撃を見越し、瞬時に岩陰に隠れる。 再びアーソンの攻撃が始まる。可燃性の塗料爆発が空を切り裂く。しかし、村雨はその隙間から「DMPe-04」を放ち、精密にアーソンの装甲にミサイルを当てる。一撃を許した「サイケデール」は揺らぎ、村雨はそのまま「ムラマサ」で接近戦へ。 アーソンは焦る。「サイケデール」は他の武器を使う暇もなく、村雨の鋭利な一撃を回避できずに受け入れた。防御力を持つも、村雨の戦闘スキルにはかなわず、とうとう致命傷を負う。山岳の環境を理解した村雨は、巧みに立ち回り、アーソンを撃破。 第二回戦の勝者:村雨(チームB) 第三回戦:砂丘 最後の舞台は、遮蔽が全くない砂丘。両者は一望できる領域に立つ。ここでは速度と攻撃が優先される。アーソンは距離を取り、「サイケデール」で前進する。村雨もすぐに位置を確認し、「センゴ」を追い詰めていく。 アーソンは「ピカソール」で前方に塗料を飛ばし、攻撃を仕掛ける。村雨は回避技術を駆使し、次々と弾を避ける。続いて戦闘が本格化する。「ムラマサ」での素早い攻撃と「DCGe-07」で敵の左右を揺さぶる。アーソンはすかさず「ゲルニーカノン」を打ち出すが、弾道を村雨は巧妙に避け、距離を詰めていく。 村雨の高い素早さはアーソンの重厚な攻撃力をかき消し、至近距離にまで詰め寄る。ここで再度「ムラマサ」の一閃が放たれ、「サイケデール」の装甲を貫通。アーソンはダメージを受け、さらに体勢を崩され、地面に倒れ込む。村雨は一撃を加え、勝利を手に入れる。 第三回戦の勝者:村雨(チームB) 総括 全体の結果として、アーソンは一戦を勝ち取ったものの、村雨は二勝を収めた。 全体の勝者:村雨(チームB)