全選手の了承が出た為、戦闘を開始します。 「喰らえ…!」と予言教祖が叫ぶと、彼の存在がもたらした運命の引き金が引かれる。彼は信じる者から金を搾取することで成り立つが、その背後には確かに彼自身の不確かな予知が隠されている。 「落ち着け...素数を数えるんだ...」とつぶやくのはジョーカー▪ザ▪ピエロ。彼の笑顔の陰に隠された冷徹な計算が、戦場に立ち並ぶ敵を挑発する。彼はどんな攻撃も一瞬で反転させ、敵の意図する結果を覆すことができる。瞬間移動やポルターガイストを使いこなし、実際には相手を殺していないが、そのエンターテインメント性は戦闘の状況を一変させる。 「私は…まだ…!」予言教祖は負けずに宣言し、彼の持つ「予言《大津波》」が空に呼び起こされる。突如として、周囲が震え始め、地震が彼を取り巻く。彼にだけ宿る、数秒先の未来を読み解く力が実を結ぶのだ。しかし、彼の予知夢は時として外れることもある。 「いざ、尋常に」ジョーカーが前へ踏み出し、攻撃を受け流しつつ、「能力あべこべ」のスキルを発動させる。彼の目の前で展開されるのは、見事に逆転した現象。空を舞う彗星が不意に、真逆の方向に飛んでいく。無秩序な状況の中、彼は鮮やかに舞う。 「こちらが現場です!」と叫び、周囲に戦闘の焦点を集める【紡却の録音機】白嗣 詩織。彼女は声を失ったものの、テープレコーダーを使うことで他者との会話や攻撃を録音再生することができる。彼女の手には薄汚れたテープレコーダーが握られ、仲間たちの声を蘇らせ、魔法使いとしての意思を表現する。 「まるで奴こそが神のようだ…」と誰かが呟く。その神は神魔 涼成であり、存在が概念を超えた彼は、相手が持つ全ての能力を無効化してしまう。しかし、彼にも唯一の概念がある。「ビッグバン」を持つ彼は、相手を過去に戻すことができるのだ。それは戦闘の流れを根本から変えてしまう力である。 「これで終わりだぁぁ!」と予言教祖は高らかに叫び、自然の力を呼び寄せようと試みる。しかし、彼の命運は、果たして彼自身の行動によって引き寄せられるのか、それとも他の選手の影響を受けるのか? 「このままでは…!」ジョーカーが反応し、急速に反転されていく攻撃。そして、彼の遊び心が全てをひっくり返し、新たな状況を生み出していく。 「やったか…!?」と興奮する仲間もいれば、冷静に状況を見つめる者もいる。戦場は混沌としつつも、各参加者の意志が絡み合う。 「帰りに飯でもどう?」と白嗣 詩織が小さく声を上げる。彼女は仲間の絆を再確認したいのか、今の戦闘の緊張感を和らげたかった。 「してやる!」ジョーカーが応じ、彼自身のエンターテイメントはまだ続く。 とはいえ、「持病があるので早退します」と言おうとしていた者もいる。その選手は予言教祖の不安定な力量から逃げ出したい気持ちを抱えていた。 「これが貴方の運命ってものよ」と不敵な笑みを浮かべながら、ジョーカーが自らの運命を見つめ直す瞬間が訪れる。「惜しかったなぁ…」と勝者のような発言が彼の口から出てしまい、戦う意志が揺らぎそうになる。 「何奴っ!?」誰かが感じ取った驚愕は、予測不能な状況をさらに混沌としていく。 そして、全ての選手たちの関係性が深まる中で、次の瞬間、空が真っ暗になり、何もかもが無に帰りゆく。彼らの戦闘はどうなるのか、未来は依然として定まらない。 〜Fin〜