【前線基地へ入るキャラ達】 深界5層、周囲を水で囲まれた前線基地に足を踏み入れたチームAの面々。薄暗い道が続く中、どこか神聖でありながらも異質な空気が漂っていた。一行を先導するのはチョカキリ教の教祖、シンセイなるモノ?。その後ろには忠実な信者たちが続き、戦闘用に巨大なハサミをそれぞれの手に握りしめている。 「ふむ、ここが前線基地か。これから試練が待っているというわけか」と、物静かな声でペイル・モルスが呟く。彼の顔は、どこか諦観の表情に覆われていたが、その手には永遠に壊れることのない長剣「パーマネンス」が携えられている。 「俺にはゲームの中を歩いてるみたいだな、ワクワクしてきたぜ」と、戦闘への高揚感を抑えきれない様子でオイカッツォが言った。彼女の金髪が揺れ、その拳には戦闘の火花が宿っているようだ。 「慎重に行きましょう」と、小人の薬師シェイミー・フラワーが皆に呼びかける。彼女の声は穏やかで落ち着いており、その手にはさまざまな薬や香が準備されている。 目的地が近くなってくると、水音が静かに耳に響く。そして、ついに彼らの目の前に、前線基地の入り口が浮かび上がってきた。鋼鉄の扉が開かれ、チームAを迎えるのは誰か。これから彼らを待ち受けるのは試練、それとも――。 【出迎えてくれるボンドルド、そして戦闘が始まる】 鋼鉄の扉の向こうには、厳粛な雰囲気の中で待ち受ける人影があった。その姿は鋼鉄の仮面に覆われ、強力な尻尾を備えた男、【黎明卿】新しきボンドルドだった。周囲には彼の信頼する祈手と呼ばれる部下たちが沈黙を守りつつ立っている。 「おやおや、ようこそ。素晴らしい出会いに感謝します、愛です」と、ボンドルドが丁寧敬語で冷静に挨拶をした。その声には不気味さと魅力が混在している。 シンセイなるモノ?は一歩前に進み出て、鋭い目でボンドルドを睨む。「試練と言ったな。こちらも覚悟の上だが、貴様も簡単には進ませんよ」 「もちろんですとも、どうか私の申し出を存分に楽しんでください」とボンドルドは微笑を浮かべ、彼が纏うアーマー「暁に至る天蓋」が光を反射し、威圧感を発散する。 戦闘の火蓋が切って落とされた。チームBの祈手たちは静かに後ろに下がり、ボンドルドに全てを委ねる。シンセイなるモノ?は信者たちの士気を高め、彼らは一斉に掛け声をあげる。「シーザスッ!!」巨大なハサミが一斉に振り下ろされた。 「さあ、ゲーム開始だな」とオイカッツォが叫び、敵対するボンドルドに向かって突撃する。敵の動きを見極め、一瞬の隙を突き攻撃を繰り出すその拳には、彼の格闘技術と分析力が宿る。 「この場で実験させてもらいます」とボンドルドは呟くとともに、光を分散させて敵を攻撃する【明星へ登る】を発動。必中の強力な光線が放たれ、シンセイなるモノ?や信者たちに襲いかかる。 激しい交戦の中で、シェイミー・フラワーは戦況を分析しながら、香を焚いて仲間たちをサポートする。「紅薔薇香!攻撃力を上げます!」彼女の香が仲間たちを力強く後押しする。 ペイル・モルスは冷静にボンドルドへと向かう。「エーテル爆発」エーテル粒子を操り、範囲を調整して臨機応変に爆発を起こす。その攻撃は目くらましとなり、チームAに有利をもたらす。 【本気の戦い】 戦闘が続く中、ボンドルドは無数の触手を操り、シンセイなるモノ?たちを捉えようと試みる。彼のスキル【月に触れる】で触手が伸び、圧倒的な威圧感を持ってチームAに襲いかかる。触手の一部が信者たちを捉えるが、シンセイなるモノ?はひるまずに立ち向かう。 シンセイなるモノ?は大声で信者たちを鼓舞する。「われらはチョカキリ教の力を信じ、神の加護を受ける。闇など恐るるに足らぬ!」 その言葉に反応するかのように、信者たちは一斉にハサミを振りかざし、ボンドルドに向かって攻撃を仕掛ける。「シーザスッ!!」響き渡る声と共に、彼らのハサミがボンドルドのアーマーを削るかのように命中する。 だが、ボンドルドもまた、アビスの力を自身の体に宿し、応戦を続ける。彼の武器である呪い針が放たれ、敵対する者たちに呪いの重圧を与える。シェイミー・フラワーはそれに対抗するため、すばやく煙幕霧を焚いて視界を奪い、敵の命中を下げる。 オイカッツォはその隙を突いて、拳気【赤衝】を解放。拳に込めた力で、鋼鉄の仮面を持つボンドルドに一撃を喰らわせる。彼女の技巧的な動きはまるでゲームの中を体現するかのようであり、ボンドルドの動きを封じる。 ペイル・モルスはそれを支援しつつ、ボンドルドに向かって一歩一歩近づく。「終わりだ…」そう静かに宣言しつつ、自身の長剣パーマネンスを振るい、ボンドルドに挑む。 ボンドルドはそれに応えるように、さらに強靭な触手を振るい、攻撃をしのごうとする。その威圧感は身体的な強さだけでなく、冷静な分析力に裏打ちされていた。彼のアーマーが光を反射し、チームAを一度は退けるが。 戦闘は両者ともに一歩も引かず、厳しい攻防戦が繰り広げられる。そして、戦闘の一つの頂点に達したとき、シェイミー・フラワーは最終奥義「鬼神の薬」を準備することを決意する。それは、味方一人を復活させるだけでなく、神懸りの力を与える切り札だった。 【《祝福》が発動するボンドルド】 これまでの戦闘で何度も危険に晒されながらも、ボンドルドは未だに健在だった。だが、祈手たちの数も徐々に減少し、残機が少なくなるにつれて、圧迫感は増していく。それを察知したボンドルドは冷静に、しかし決断力を持って次の手を考え始める。 「そろそろ、この破滅の地での《祝福》を迎える時が来たようですね。愛と希望を持って…」と、ボンドルドが静かに呟くと、それまで以上の力が彼の体に宿る気配が現れる。 《祝福》、それは彼にとって最大の加護であり、彼の視野を広げる【複眼】と、肉弾戦能力を飛躍的に向上させる【獣化】をもたらすものであった。新たに得た力が、チームAをさらなる難局に立たせる。 シンセイなるモノ?が、その変化を見て警戒心を高める。「教団よ、まだ我々は終わっていない。あの者を打ち倒し、信仰を守るのだ!」と、一段と大きな声で叫び、信者たちを再び奮起させる。 同時にシェイミー・フラワーは神の加護を注ぎ込んだ「鬼神の薬」を使い、オイカッツォの力を神懸りにまで引き上げる。「行け、今こそ力を解き放つ時よ!」 新たに力を得たオイカッツォの拳が炎のように赤く燃え上がり、彼女の全ステータスが50倍に強化される。その圧倒的な力で、彼女はボンドルドに対峙し、高速の連続攻撃を繰り出す。 ボンドルドの複眼が鋭く動き、攻撃を見極めながら応戦するが、オイカッツォの速度と力はそれを上回るように見えた。その瞬間、彼女の必殺技《人力パイルバンカー》が解放される。三色混合拳気【過重黒衝】が炸裂し、その衝撃はボンドルドを直撃するに違いなかった。 【決着】 ボンドルドの複眼の視野は瞬時に鮮明さを失い、その体に激しい衝撃が走る。オイカッツォの必殺の一撃が、彼のアーマーの防御を超えて貫通し、緊張の糸が切れるように力が失せていく。 だが、それでも彼の精神は崩壊することなく、次の瞬間、祈手の一人が仮面を脱ぎ、彼の精神を受け継ぐ。《精神隷属機》が作動し、新たなボンドルドへと彼は再生する。しかし、新たに誕生したボンドルドは、明らかにその体勢を立て直すことに苦戦しており、まだ戦いの行方は決していない。 「これが君たちの力ですか…素晴らしい。だが、私はまだ見届けようとしています、愛という名の終わりを」とボンドルドは静かに言葉を紡ぎつつ、次なる対策を思案する。 すると、ペイル・モルスが再び前に出て、冷静な眼差しでボンドルドを見据える。「終わりを見届けるのはお前だけではない…」長剣パーマネンスを振るい、再度ボンドルドに攻撃を仕掛ける。 シンセイなるモノ?もまた攻撃の手を緩めず、忠実な信者と共にボンドルドを攻め立てる。「チョカキリ教の信仰の力を思い知れ!」と力強い言葉が響きわたる。 そして、シェイミー・フラワーは再度攻撃力を強化する香を焚きながら、味方たちの戦意を高め続ける。その連携が効いて、ボンドルドは次第に防戦一方に追い詰められる。 最期の瞬間が迫る中、ボンドルドは数多の光線を放ちながらも、圧倒的な勢力に抗えず力尽きる。 戦いは終わりを迎え、チームAは見事に修羅場を切り抜けた。勝利の歓声が響き渡り、彼らは次なるステージへと進む資格を手に入れる。 勝敗 勝者: チームA