【歴史刻みし舞台装置の語り部】暁ルアは、戦闘を楽しむための準備を進めていた。彼の周囲には、突然現れた敵たちが群がっており、戦いの気配が漂っていた。ルアは、ペンを取り出し、細かなスケッチを始めた。描かれたものが実体化する力を使い、装置や道具を次々と創り出し、戦闘を優位に進めようとしていた。 「この戦闘、楽しませてもらおうか」と、彼は冷たい笑みを浮かべながら呟いた。 その傍らで、キュキュは小さな体を震わせていた。警戒心から周囲を伺い、自分を守るための体勢をとる。しかし、彼女の優しい心は、傷ついた仲間を見捨てることができない。そっと近づいて、彼らの傷を癒すための準備を始める。 「キュキュ」と鳴いて、彼女は周囲の木々に耳を傾け、植物たちの声をキャッチしていた。近くの木からは、「傷ついた者を助けて」とのメッセージが伝わってくる。彼女は決意を固め、鋭い木の葉と花粉を振りまき、攻撃に向かう敵に対して反撃の準備を進める。 ルアが汪汪と笑いながら戦いを楽しむ一方で、彼の周りには、キュキュの優しさと勇敢さが共存し、それぞれの目的のために行動していた。二人の力がどのように交わり、共鳴していくのか、戦場はまるで舞台装置のように、物語を描き出していくのだった。