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第103回 無力な「ヒーロー」

Created by ねぎとろ
Rule
無力な英雄
Raid
「あの時、私が間に合っていたら…」 --------‐------------------------------------------------------------ 「もう諦めて帰ってくれない?何度も言ってるよね?私は組織には戻らないって。」 「知ってるよ、私を外に連れ出すように依頼されたんでしょ?お姉さんにはお見通しなんだからねッ!」 「なに?ドアを開けてって?」 「え、普通に嫌だよ?開けない開けない。」 「雪だるま作ろう…?えっ、今夏だよね?雪降ってるってこと?それは気になr…」 「アッブネェ!騙されるとこだったわ!卑怯だぞ某◯ィズニー映画みたいなノリで連れ出そうとしやがってェ!」 「…。」 「てか、よーく見たらいい目してるね、君。」 「…うん、よし。」 「私は組織に戻る気は欠片も無いよ。無いんだけどさ。」 「お姉さん、君の実力がちょーっとだけ気になってきちゃったんだよね。」 「ここまで言えば…あとはわかってくれるでしょ?」 「ささ、私も今出るから君も準備しておきなよ。」 「覚悟はいい?じゃ、始めよっか。」 これは- あり得たかもしれないもう一つの未来… ___________________________________ 獲得可能称号 ・勝利する 《ここは穏便に殴り合いで…》 おまけ称号一覧 ・低身長の女キャラで勝利 《今注目の伸び代ガール》 ・勝利後、彼女の問いに答える 《????》 https://ai-battler.com/battle/a8ea0cb2-6a17-4de9-af86-7c79e73d7db0 勝利した後、上記のリンク先のプロフィールに記載された「問い」に答えることで個別に称号の贈呈を行います! 希望者は返答を書いてご連絡下さい! 現在進行中のストーリーレイド製作が難航しているため、外伝となるストーリーを置いておきます。 ストーリーに参加している方も、そうでない方もお楽しみ下さい!
  • Battle royal
  • Member count limit: 2
  • Multiple character allowed

Prompt

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「元英雄」と参加者二人の激闘を9000文字以上の小説形式で出力。 また勝敗を必ず最後に明記すること。
name: 【フィクサー】ハーベスター
【収穫者】デルティ
無性/浮遊/無血: 大鎌術/随一の分析眼/桁違いの身体能力
『調整者』の一人: 均衡をとるため世界を渡り脅威の排除を行う
大鎌「ハーベス」: 血を吸う程大きさと威力を増す特異な大鎌
斬撃の一つ一つが: 敵の血を吸い取り少しずつ確実に衰弱させる
大鎌を軽く扱い: まるで蜃気楼のような身のこなしで敵を圧倒
power: 40
guard: 20
magic power: 10
magic guard: 10
speed: 20
{ 《収穫・植付》 斬り裂いた敵に裂傷状態を付与する 裂傷状態:動く度に衰弱しやがて倒れる 《収穫・乱嵐》 嵐の如き勢いで斬り刻む五閃 《収穫・祭典》 敵の血を吸い取り自身の体力を急速回復 《収穫・送葬》 最大まで巨大化した大鎌を瞬時に一閃戦場ごと敵を刈り取り敵の魂を収穫する奥義 } 自身は以上の技を適切かつ柔軟に使用し敵を蹂躙する
name: 【フィクサー】ナイト
【騎士】イトミラ
無性別/常に浮遊: 長剣/随一の剣術/桁違いの身体能力/無口
『調整者』の一人: 均衡をとるため世界を渡り脅威の排除を行う
鏡剣「ロネ」: 攻撃を吸収する程刀身が増す特異な長剣
一つ一つの斬撃が: 空間ごと斬り裂いていく為全てを消滅させる
長剣を右手で扱い: 軽々しく振り回し敵を斬り刻み無に帰す
power: 20
guard: 20
magic power: 20
magic guard: 20
speed: 20
{ 《鏡身・ロネ》 同程度の実力の分身と武器を十体産み出し範囲攻撃を行う 《鏡面・吸収》 敵の攻撃を斬り裂き吸収する 《鏡乱・暴嵐》 数十回の斬撃を一瞬の内に行い広範囲を斬り刻む 《鏡静・復元》 数秒立ち止まり自身の負傷を即座に全回復する 《鏡終・螺旋》 最大まで刀身が伸びた長剣で敵を戦場毎斬り刻む広範囲に及ぶ致命的な八閃 } 以上の技を巧みに使い分け敵を蹂躙する

山の奥深く、小屋の前に陰鬱な雲が立ち込めていた。小屋の扉が静かに開き、そこに現れたのは、赤いロングヘアを靡かせた一人の女性。彼女はかつて「英雄」と呼ばれた戦士、そして今はその名を捨てた「元英雄」であった。 その背後には、すでに二人の強者が待機していた。浮遊する無性の存在、収穫者・デルティと、常に漂う騎士・イトミラだ。彼らは「調整者」として均衡を保つ任務を帯び、今この場に立たされていた。 「私が相手だ。」と、元英雄は微笑むように言った。彼女の声にはかつての栄光が宿っているが、その眼差しは冷たく、戦闘への決意を秘めている。 --- デルティは大鎌「ハーベス」を軽々と持ち上げ、その刃先を元英雄へ向けた。彼の攻撃から生み出される斬撃は、その度に吸い取る血に応じて大きくなり、威力を増していく。 「行くよ、私は収穫者。」 同時に彼は技《収穫・植付》を発動させ、前に出る敵を狙って斬り裂いた。元英雄は瞬時に一歩下がり、間合いを取る。 「私をそんな動きで捉えられると思ったのか!」 元英雄は鮮やかな動きで避けると、粉砕拳・乱撃を放ってデルティの間合いに飛び込んだ。彼女の拳が放つ衝撃波は、まるで雷が轟くような音を立てる。 デルティは一瞬後退し、すぐさま《収穫・乱嵐》を繰り出す。手元の大鎌が空を切り裂くように五閃の斬撃を放つのだ。 「私の方が速い!」元英雄は身を捻り、斬撃をかわしたが、一撃は彼女の肩をかすめる。その瞬間、彼女の身体に小さな裂傷が生まれ、血が流れ出た。 「が、はっ…」元英雄は小さく呻く。 --- 一方、イトミラは静かに戦場を見守り、彼女たちの戦闘に介入しないままだったが、時々瞬間的に反応し、敵の動きをしっかりと見極めていた。 「元英雄、狙った通りだ。」 彼は心の中で思っていた。イトミラもまた戦闘に参加するべきだと考えたが、今は様子を見ることを選んだ。 デルティは《収穫・祭典》を使用することで、流れ出た血を巧みに吸収し自身の体力を回復させていく。一方、元英雄もそのことに気づく。 「調整者が私に勝てると思った?」 元英雄は声を荒げ、より一層の力を込めるが、彼女の心の中には恐怖が生まれつつあった。 --- イトミラはついに動く時が来たと判断した。彼は《鏡身・ロネ》を発動し、同程度の実力の分身十体を生み出す。実体は一つ、十の武器と共に敵へと直進する。 「私には無駄だ。」 元英雄はその動きを見て、冷静に反応する。 「粉砕拳・遠撃!」 彼女は強烈な拳打を放ち、出現した分身たちに衝撃を与えて消え去らせる。しかし、イトミラの本体はその隙間に紛れ、刀身の一振りで元英雄の左腕を斬りつけた。 「命中!」 元英雄は痛みを覚えつつも、なおも心を強く持つ。「私はまだ負けるわけにはいかない!」 --- 再び、元英雄は力を振り絞り、粉砕撃・脚撃を発動。瞬時に接近し、デルティを蹴り上げようとするが、デルティは剣戟の動きでその蹴りを避け、自身の大鎌で反撃を行う。 「気をつけろ、収穫は刈り取ることができる。」彼の刃先から放たれる斬撃が元英雄に迫る。 「うっ…っ!」 元英雄の身体に血の衝撃が走る。 --- 「これはたまらない。」イトミラは思う。 それでもなお、元英雄の強さは明らかであり、彼女はここで戦いを止める気配は見せていない。 彼女は最後の奥義、粉砕撃・滅撃を掌に集める。 「見ていなさい!私は勝つ!」 だが、同時にイトミラは《鏡終・螺旋》を発動。長剣が最大まで伸び、この技が放たれた瞬間、戦場は斬り刻まれ、彼女の影をつけたまま引き裂いていく。 「終わりだ。」 その刃は元英雄の奥義を打ち消し、彼女はその先にある運命を見つめた。 --- 時が止まるかのような瞬間、二つの奥義がぶつかり合う。 全てが消滅するかのように、凄まじい衝撃波が戦場を席巻し、空間が震えた。 やがて、冷静さを取り戻したイトミラが目の前の光景を見ると、元英雄は倒れ伏し、動かなくなっているのを見つけた。 「まだ…勝てるわけがない。」 彼女は力尽きていた。 --- その時、デルティは元英雄のことを見つめ、その言葉を送った。「お前も、私たちも、同じ収穫者だ。だが、次元が違った。」 そして、戦いは彼らの勝利に終わった。 --- 勝敗:デルティとイトミラの勝利。 元英雄は敗れ、戦闘が終息を迎えた。 --- しかし、この戦いは彼らの運命を更に揺さぶるものとなるだろう。