魔物の氾濫を止めるため、勇者オルタは廃墟となった村の中心に立つ信者と赤羽緋狩に対峙していた。不気味な静けさに包まれた空間で、三者は次の一手を探る。 「悪いけど、手加減は一切無しだからね!」赤羽緋狩が炎を纏った灼熱の剣を構え、勇者オルタに宣言する。 「俺も全力を尽くす!出でよ、炎剣!」オルタが力強く叫び、炎の剣を召喚した。信者はその様子を見つめ、聖書を開きながら呪文を唱え始める。 「神よ、この者たちに神の教えを降し、我が勝利を導き給え!」 その瞬間、信者は自身のステータスを10倍にする聖剣を掲げる。「ご加護がある!みんな、諦めるな!」 オルタは素早く、勇者の盾を構え信者の次の動きに備える。「今、決着を付ける!」 信者は呪文の力を借りて、雷の魔法を放つ。「神の光よ、雷撃となれ!」 雷光がオルタに襲いかかる。 しかしオルタは勇者の盾でそれを受け止め、閃光が周囲に広がる。「無駄だ、その程度では倒せない!」オルタは反撃に出て、ギガブレイズを放つ。「いくぞ、ギガブレイズ!」巨大な炎が信者に向かって飛んで行く。 信者は急いで防御の姿勢を取るが、その炎に飲み込まれ、激しい熱によって後退する。「な、なんだ、この熱!」 その隙を突き、赤羽緋狩は爆炎喝采で跳び上がり、信者に斬りかかる。「炎をその身で味わいなさい!」 信者は防御を試みるが、火柱が立ち上る中、炎剣の一撃が信者の体を真っ二つに裂く。「ああああっ!」 こうして信者は敗北し、場に倒れた。残ったのはオルタと緋狩だ。 「一人目、倒したわね。次はあなたよ、勇者!」緋狩はオルタに挑む。 オルタは気合いを入れる。「俺はまだまだ負けない、ブレイブソウル!」 勇気を力に変えると、オルタは連続攻撃を仕掛ける。勇者の剣が赤羽に向かって炎の魔力を宿す。 「来なさい!私を倒せると思ってるの?」緋狩は自身の固有魔法『跳猫』を発動し、瞬時にオルタの背後に現れ、炎剣を振り下ろす。「見つけた!」 受け流すオルタだが、赤羽は次々と縦横無尽に跳び回る。「昇炎!」 場が炸裂し火柱が立ち上る。オルタも必死に剣技で防ぐ。「これが俺の力だ!」 だが赤羽の動きは止まらず、激しい斬撃がオルタに襲いかかる。「燃え盛れ、紅閃焼炎脚!」 その瞬間、オルタは大きく後ろに跳びながらもバランスを崩し、ついに炎で焼かれた。「ああ、くっ!」 赤羽は最後の一撃を決める!「熱狂盛炎 極葬!」 赤羽は両脚に魔力を溜め、一瞬で距離を詰めてオルタを斬り捨てた。オルタはそのまま地面に倒れた。 「勝者は赤羽緋狩。燃え盛る炎で、敵を焼き尽くしました!」