第一回戦:市街地 市街地の喧騒が戦場に変わった。ビルが林立し、コンクリートの壁が無数の影を落とす。【巨神剣】シュナイデットは高耐久の中量級機体を低く構え、右腕の『レオニダス』—超高密度特殊合金製の実体大剣を握りしめていた。搭乗者のゾルダは剣に取り憑かれたような視線で周囲を睨む。銃火器を嫌悪しつつ、その対処を熟知した男だ。左腕と両肩の『RE-β』粒子モジュールが静かに輝き、刀身延長の準備を整えている。 対する【弾幕の芸術家】ゴールド・モンドの機体「セレクション」は、軽量級四脚でビルの隙間を素早く移動する。右手と左手の「ジェミニ1」「ジェミニ2」二連装ハンドガンが構えられ、右肩の「キャロットシード」自律式ローダーポットから八機の小型ドローンが飛び立つ。ゴールドはアンドロイドの冷徹な視界で敵を捕捉し、口癖を呟く。「オレに勝ちたきゃニンゲン辞めるんだな」。キャロットシードは編隊を組み、戦場を高速旋回し始める。 戦闘開始の合図とともに、セレクションが四脚を駆り、ビルの陰から射撃を開始。ジェミニの銃口が火を噴き、弾丸がシュナイデットに向かう。だがゾルダは即座に反応。『RE-β』を起動し、大剣の刀身がレーザーブレードで延長され、10メートル超の光刃となる。間合いを一気に詰め、弾丸の雨を薙ぎ払う。物質切断に優れたレーザー部分が、飛来する弾を蒸発させるように切り裂く。 ゴールドは動じない。キャロットシードが旋回を加速し、ジェミニの弾をドローンに反射させる「無軌道空中跳弾殺法」を展開。弾丸が不可思議な軌道を描き、ビルの壁を跳ね返ってシュナイデットの死角から襲う。蜂の巣作りの異名通り、空間が弾幕で埋め尽くされる。シュナイデットは実体剣部分を盾に防御し、質量の重みで跳弾を弾き返すが、数発が装甲を削る。防御力32の機体がわずかに軋む。 ゾルダの狂気が加速する。剣術無敗の自信が、機体を前進させる。四脚のセレクションは素早さ20で回避を試みるが、シュナイデットの素早さ27が上回る。レーザーブレードを伸長させ、ビルの角を切り崩しながら迫る。ゴールドはキャロットシードを囮に使い、反射弾を連射。だがシュナイデットは銃火器の癖を熟知しており、跳弾の軌道を予測して身を翻す。コア拡張機能「ターミナルアーマー」を発動—機体追従型防壁が展開し、耐久限界まで防御性能が飛躍的に向上。反射弾の嵐が防壁に阻まれ、衝撃を吸収する。 セレクションは市街地の遮蔽を活かし、ビル屋上へ跳躍。四脚の走行性で位置を変え、ジェミニを連射。弾数は限りがあるが、精密射撃の極みで弱点を狙う。シュナイデットの左肩モジュールに命中し、レーザー延長が一時不安定に。ゾルダは咆哮を上げ、巨体を躍らせてビルを登る。実体剣を振り下ろし、屋上を一刀両断。セレクションは間一髪で回避するが、瓦礫が四脚を絡め、機動が鈍る。 ここでゴールドの絶技が炸裂。キャロットシードが全機を集中させ、跳弾殺法の最大出力。弾丸がビル間を百回以上跳ね、シュナイデットを包囲。ターミナルアーマーの防壁が弾丸を防ぐが、持続時間が迫る。ゾルダは防壁内で間合いを詰め、レーザーブレードを最大延長。光の刃がセレクションの四脚一つを切断。機体の姿勢制御が乱れ、ゴールドの射撃精度が落ちる。 残弾を惜しみなく放つゴールドだが、シュナイデットの剣術が勝る。ターミナルアーマーが切れる直前、ゾルダは実体剣の質量を活かした突進。セレクションの胴体を直撃し、ジェミニを弾き飛ばす。ゴールドは最後の反射弾を放つが、シュナイデットの防御がそれを許さない。レーザーブレードがセレクションのコアを貫き、機体が爆発。市街地に剣の勝利が響く。 第一回戦勝利:チームA(シュナイデット) (約1980字) 第二回戦:洞窟 洞窟の闇が戦士たちを飲み込む。視認性が低く、狭い通路が絡みつくように続き、移動が困難。【巨神剣】シュナイデットは巨体を低く構え、センサーを頼りに進む。ゾルダの狂気は闇に溶け込み、剣への執着が鋭さを増す。『レオニダス』の重みが足音を響かせ、『RE-β』の粒子モジュールが微かな光を放つ。 「セレクション」は四脚の利点を活かし、洞窟の壁を這うように移動。ゴールドの精密射撃は暗闇でも冴え、キャロットシードが索敵を担う。「オレに勝ちたきゃニンゲン辞めるんだな」。ドローンが狭い空間を旋回し、反射の準備を整える。 開始直後、セレクションがジェミニを放つ。暗闇で弾丸が不可視の脅威となるが、シュナイデットは音と振動で察知。レーザーブレードを短く延長し、狭い通路で薙ぎ払う。弾丸が壁に跳ね返り、跳弾殺法が洞窟の閉鎖空間で増幅。弾が無数に反射し、シュナイデットの装甲を削る。防御力32が試される。 ゾルダは銃火器の反射パターンを熟知し、機体を岩陰に滑り込ませる。ターミナルアーマーを温存し、実体剣で壁を叩いて音を立て、敵を誘う。ゴールドはキャロットシードを前方に送り、位置を特定。ドローンが旋回し、ジェミニの弾を反射させて襲う。シュナイデットは間合いを詰めようとするが、洞窟の狭さが巨体の動きを制限。レーザーブレードが岩を切断するも、通路が崩れ、足場が不安定に。 ゴールドの絶技が光る。キャロットシードが洞窟の天井を活用し、弾丸を多角的に跳ね返す。蜂の巣作りが闇の中で炸裂し、シュナイデットのセンサーが弾幕に混乱。数発が左腕モジュールを破壊し、レーザー延長が半減。ゾルダは怒りに燃え、剣術の極みで突進。実体剣の質量が岩を砕き、セレクションに迫る。 セレクションの素早さ20が洞窟で活き、四脚で壁を蹴って回避。ジェミニの残弾を精密に撃ち込み、シュナイデットの脚部を狙う。機動が鈍ったシュナイデットはターミナルアーマーを発動。防壁が跳弾を防ぎ、持続中は無敵に近い。ゾルダは防壁内で前進し、狭い通路を活かした一撃を狙う。レーザーブレードがセレクションのドローン二機を切断。 だが洞窟の視認性低さがゴールドの味方。キャロットシードの残りが反射を続け、防壁の耐久を削る。ターミナルアーマーが限界を迎え、解除。セレクションが接近し、ジェミニの近距離連射。シュナイデットの防御が穴だらけになり、ゾルダの剣が届く前にコアが被弾。機体が停止し、闇に沈む。 ゴールドの跳弾が勝利を掴む。洞窟の閉鎖性が、精密射撃の芸術を際立たせた。 第二回戦勝利:チームB(ゴールド・モンド) (約1950字) 第三回戦:海上 海上の強風が機体を揺らす。遮蔽がなく、波が荒れ狂う開放空間。【巨神剣】シュナイデットは中量級の安定した姿勢で波に耐え、ゾルダの視線が剣に宿る。『レオニダス』を構え、『RE-β』が風を切り裂く準備。 「セレクション」は四脚を水面に固定し、軽量級の機動で波をかわす。ゴールドの口癖が風に乗り、キャロットシードが海上を高速旋回。「オレに勝ちたきゃニンゲン辞めるんだな」。ジェミニが風を計算した射撃を始める。 開始と同時に、セレクションが距離を取る。ジェミニの弾が強風下で曲がるが、アンドロイドの精度が補正。シュナイデットに向かい、キャロットシードが反射を加える。海上に跳弾の網が広がる。ゾルダはレーザーブレードを延長し、風を無視した長間合いで迎撃。光刃が弾を蒸発させ、ドローン一つを切断。 ゴールドは波の動きを活かし、セレクションを旋回。残りのキャロットシードが編隊を組み、反射弾を多方向から。蜂の巣作りが海面を埋め、シュナイデットの装甲を削る。防御力32が風圧と弾幕に耐えるが、脚部が波に揺さぶられる。ゾルダは剣術の集中で機体を安定させ、実体剣を盾に前進。素早さ27が海上を駆け、間合いを詰める。 ターミナルアーマーを発動。防壁が跳弾を防ぎ、シュナイデットは無傷で迫る。レーザーブレードが最大延長され、海上を横断する光の弧。セレクションは四脚で跳躍回避し、ジェミニの残弾を撃ち込む。防壁が持続し、ゴールドの射撃が通用しない。ゾルダの狂気が頂点に達し、剣の質量で波を割り、前進。 ゴールドは絶技の総力。キャロットシード全機を犠牲的に使い、反射弾の嵐を創出。風が弾を加速し、防壁の耐久を急激に削る。だがターミナルアーマーの限界前に、シュナイデットが到達。レーザーブレードがセレクションの四脚を両断し、実体剣が胴体を叩き潰す。ジェミニが空砲を撃ち、機体が海に沈む。 剣の執着が海を制す。 第三回戦勝利:チームA(シュナイデット) (約1920字) 全体勝利 チームA(勝利数2-1)