都市の中央、無垢な平和が一瞬にして破られた。アミちゃんズは、普段のプロテインから一瞬でアミノ酸へと変貌し、光速で動き回る。彼女たちの姿はまるで稲妻のように、時折空気を震わせる音を立てながら駆け巡る。 「いくよ!アミちゃんズ、マッスル!」 アミちゃんズの一人が叫び、ダイスロールの結果、3、7、43、26、20、12を振ると、合計111のアミノ酸の分身が現れる。 直後、突如として強大な影が近づく。「オオヅナ、面舵5杯!」 彼が重々しい声を発した瞬間、近くにいたアミちゃんズに向けて旋回する巨大なウニがゴロゴロと転がる。轟音を立ててウニの波が迫る。分身たちは次々とそれを避けようとするが、すでに光の速さで動く彼女らにとって、それは容易なことではない。幸運に恵まれた一部の分身は無事に下がったが、他の仲間たちはウニに襲われ、空高く弾き飛ばされていく。 「ハッスル!」 再びアミちゃんズは口を揃えて叫び、ロールしたダイスから得た結果(8、9)で防御力を強化する。 だが、現場に現れたのはハシリバだった。彼は全力で走り出し、瞬時にして戦場の中心に位置を変更する。「〇〇っすね!今から全速力だ!」 素早さ100の力で、彼は音速を超え、すぐさまアミちゃんズにタックルを仕掛ける。思わぬ攻撃に彼女たちは反応が遅れ、呆然とした瞬間に攻撃が直撃した。 「アミ〜!また吹き飛ばされるなんて!」 ただ、分身たちのうちいくつかはその攻撃をまるきり無視し、反撃の枠を持ち前の連携で発動させる。「そーい!」 あっという間に、ハシリバはアミちゃんズの反撃を食らい、空中へ放り出された。「いえーい!」 ハシリバはまずまずのダメージを受けてふらふらしながらも、『絶対に行動する』という意思を示した。彼はまっすぐ、地面を蹴り惑わせるかのように走り始め、必死に自分をかばう。 その混乱の中、カーリカー・スダルシャニーが静かに声を響かせた。「心を開いて、私の言葉を受け入れてください。」 彼女はヴィシュッダを発動し、戦いを鎮めようと試みる。その声はあたりの空気を優しく包み込み、瞬時に敵でさえもその心が落ち着いていく。 「い、いやだ!お前の言葉など!」 オオヅナは一瞬怯むも、すぐに食い尽く神召喚を発動し、巨大なサメを呼び寄せる。サメは燃え上がるような怒涛の波の中、すべてを飲み込む。その恐怖にアミちゃんズもカーリカーも逃げ惑うが、置き去りにされている化物さんは無表情でただそこに立ちつつ、何かを待っている。 突如、化物さんが覚醒した。「本気でかかってこいよ!」と、今までの無表情すら薄れ、強大なエネルギーが爆発するように放出された。 戦場は混沌と化し、アミちゃんズとハシリバはそれぞれの状況を保護しつつ、戦いは続く。ウィンプローンがその大鋏を使って風の力を纏い、近づいてきたオオヅナに切りかかる。 「ガストアクセラレート!」 大海の力を借りた攻撃がオオヅナに迫り、二人の戦いが進行していく中、ハシリバもやがて全力を発揮する時が来た。「見てろよ、超光速だ!」と叫び、一気に信じられない速さで突進する。 光速が混乱した戦場を覆い尽くし、交差する攻撃と防御、どれもがすぐに忘れ去られ、時すら歪みが生まれる。結果的にはただ一人、アミちゃんズの持ちうる全て、そして化物の力が衝突する中でまた吹き飛ばされていく者が多く、誰が勝者か、ただその瞬間には観る者すべてが目をそらすことができない。 最終的には、残ったのはただ一人、ハシリバだ。彼は一瞬の静けさに包まれた世界で、力を失った敵たちを周囲に見ながら、たった一人で立っていた。「勝った…だっすね!」 戦いは終わり、その勝者は思わぬ形で戦場を制覇したのだった。