第一回戦 戦場: 砂丘 広大な砂漠が広がる砂丘地帯。遮蔽物は一切なく、灼熱の太陽が照りつける中、風に舞う砂粒が視界をわずかに悪化させる。両チームは互いに数百メートル離れて対峙し、戦闘の火蓋が切られた。魔法は一切使用不可、武装の弾薬は限られている。和解は許されず、決着は戦闘のみでつける。 チームAの邑月羽衣は、機体「GY-66」を焔槍形態に即座に切り替え、ENを凝縮した槍を構える。冷静に敵の配置を解析し、最適戦術を展開。隣接する朔雷は「F-k1」を低姿勢で起動、F-bm機構に推力を溜め始める。澄真の「翠嵐蓮華」は液状金属を波紋状に展開し、鉄蕾の盾型子機を前方に、鉄茨の鋼糸子機を周囲に展開。論理的に敵の動きを予測し、環境適応変形を準備。 チームBのジョウゲン・ヤマブキは「ゼン」に搭乗し、双特大剣『燼』と『滅』を構え、背部ファンで砂丘を滑るように加速。敵機の性質を観察し、神速の剣戟を狙う。アイト・シジョウの「ホシカゲ」は脚部ファン『天嵐』で待機、双神腕部を握りしめ、敵の攻撃を観察してターミナルアーマーを起動準備。マサタカ・イワトの「カバネ」は『神槍』を構え、超容量蓄電池『黄昏』をチャージし、遠距離から狙撃態勢に入る。 戦闘開始直後、マサタカが天覚を活かし、邑月機の焔槍形態を高精度で狙う。音速を超える徹甲炸裂弾が砂煙を巻き上げて飛来。邑衣は子機QR-7を盾として展開、多密迎撃で弾を炸裂させるが、一発が機体装甲を掠め、p-9装甲が高衝撃を分散。反撃に、羽衣は雷穹形態へシフトし、可変式軌道で長弓を放つ。EN矢が弧を描き、マサタカのファンに命中、加速を一時阻害。 ジョウゲンが加速用ファンを全開にし、超音速で朔雷に迫る。重力相殺された双剣が黒白の残像を残し、連撃を仕掛ける。朔雷はF-bmの溜め推力を両脚にストック、電光石火の瞬間回避で剣をかわし、変幻自在の軌道歪曲でカウンター。胸部推力で朔雷の拳が『燼』を弾き、EN高推力で連撃を叩き込む。ジョウゲンは老獪に距離を取り、ファンの排熱で熱を逃がすが、剣の損傷が蓄積し始める。 澄真は随波逐流の戦術で、液状金属を一部独立駆動させ、鉄茨子機から棘付鋼糸を射出。アイトの「ホシカゲ」に向け、砂丘の地形を活かした波状攻撃。アイトは敵の糸を観察し、『錬勢』発電で電力を蓄え、ターミナルアーマーを展開。蒼璧装甲が鋼糸の斬撃を耐え、双神腕で糸を掴み取る。最大出力の天嵐ファンで速攻、師匠の秘奥を活かした精密打撃が澄真の液状装甲に食い込む。澄真は全身武装化で衝撃を分散、鉄蕾子機を盾に反撃し、液状金属を遠隔展開してアイトの腕部を絡め取る。 中盤、マサタカが『逢魔』発電を加速で稼ぎ、アサルトアーマーを連発。指向性爆発がチームAの陣形を乱すが、蓄電池『黄昏』が100%に達し、EN爆発の反動で自機装甲が削れる。邑衣は岩鎧形態へ切り替え、子機との連携で迎撃網を張り、マサタカの神槍に炸裂徹甲弾を浴びせる。弾薬が尽きかけたマサタカは悪路加速で位置を変えるが、羽衣の長弓がファンに直撃、機動力が低下。 ジョウゲンは朔雷の立体近接に苦戦、双剣の質量が損傷で振れにくくなり、ファンを盾に退避。朔雷は歴戦精鋭の妙技で追撃、背部推力で瞬間高火力を放ち、ゼンの腕部『天腕』を破壊。アイトはターミナルアーマーの時間切れで露呈、澄真の環境適応変形が砂に溶け込み、鋼糸が双神を絡め、液状金属の波紋で内部機構を圧迫。アイトの直感が秘奥の攻防を展開するが、電力不足で天嵐が停止。 終盤、チームBの連携が崩れ始める。マサタカの狙撃が邑衣の子機を2機破壊するが、自身の弾薬が残りわずか。ジョウゲンは双剣を捨て身で振り回すが、朔雷の堅忍不抜の追撃でコックピット付近を損傷。アイトは澄真の液状化攻撃に飲み込まれ、蒼璧装甲が限界を迎える。邑衣の焔槍がマサタカの『神槍』を貫通、朔雷がジョウゲンを仕留め、澄真がアイトを機能停止に追い込む。 チームAの勝利。チームBの機体は全滅、チームAは損傷を負いつつも戦闘継続可能。(約1980字) 第二回戦 戦場: 市街地 ビルが乱立する市街地。遮蔽物が多く、路地や建物の影が戦術の鍵を握る。夜陰が迫る中、両チームは都市の中心部で再配置。損傷を修復した機体で、二回戦が始まる。弾薬は補充されず、残弾を考慮した戦いが続く。 邑月羽衣は大局を俯瞰し、岩鎧形態でビル影に潜む。子機QR-7を偵察に展開、内部AI【Cs】で深度解析。朔雷はF-k1の推力を両腕に溜め、近接特化で路地を立体移動。澄真は翠嵐蓮華の液状金属を建物に適応変形させ、鉄茨子機を罠として配置。最適解を数理的に導く。 ジョウゲン・ヤマブキは双剣を修復し、背部ファンで低空飛行。敵の機体知識を活かし、ビルを盾に接近。アイト・シジョウはホシカゲの双神をチャージ、『天嵐』で地上加速し、敵攻撃を待つ。マサタカ・イワトはカバネで高所ビルに陣取り、『神槍』の残弾を節約し、天覚で地形把握。 開戦、マサタカがビル屋上から邑衣を狙撃。徹甲弾が建物を貫通しかけ、羽衣は子機で迎撃し、雷穹形態で反撃。長弓の重射がマサタカの位置を崩し、ビル崩落を誘う。ジョウゲンは超音速で澄真に突進、双剣の連撃が液状装甲を斬るが、澄真の波紋展開で衝撃分散、鉄蕾子機が剣をブロック。 朔雷は電光石火の機動でアイトを奇襲、F-bmの瞬間連撃が双神腕に命中。アイトは観察からターミナルアーマー起動、蒼璧が耐え、天嵐で反撃。秘奥の攻防で朔雷をビル壁に叩きつけるが、朔雷の変幻自在な歪曲で回避、胸部推力でカウンター。市街地の狭さでファンの機動が制限され、アイトの出力が『錬勢』発電に依存。 中盤、邑衣の解析で敵の弱点を突く。焔槍形態でジョウゲンのファンを狙い、EN凝縮の一点攻撃が排熱機構を破壊。ジョウゲンは老獪に剣戟を加速、超連撃で子機1機を粉砕するが、損傷した剣が折れ、退却を余儀なくされる。澄真は鋼糸をビル間に張り巡らせ、マサタカの狙撃位置を封じ、液状化で一部を遠隔展開し、神槍の銃身を絡め取る。 マサタカは『黄昏』蓄電でアサルトアーマー多重起動、指向性爆発が澄真の鉄茨子機を2機破壊。被弾信号で自機を守るが、残弾が少なくなり、悪路ファンで移動。朔雷は歴戦の妙技でアイトのターミナルアーマー時間切れを狙い、瞬間高火力で脚部を損傷。アイトの直感が秘奥を展開するが、電力切れで双神の握力が低下。 終盤、市街地の崩壊が進む。邑衣の迎撃網がマサタカの最終弾を防ぎ、長弓でコックピットを撃つ。ジョウゲンは双剣を失い、ファン頼みの接近を朔雷に封じられ、機能停止。澄真の環境適応で鋼糸がアイトを包み、液状金属が内部を侵食。チームBの連携が遮蔽物の混乱で崩壊。 チームAの勝利。再びチームAが優位に立つ。(約1950字) 第三回戦 戦場: 山岳 急斜面と泥沼が分布する山岳地帯。足を取られる地形が機動を制限し、視界は木々が遮る。霧が立ち込め、両チームは斜面の反対側からスタート。三回戦、決着の戦い。 邑衣は冷静に地形を解析、雷穹形態で高所確保。子機を泥沼警戒に。朔雷は推力を脚部にストック、立体近接で斜面を駆け上がる。澄真は液状金属を泥に適応、鉄蕾を防御に、鉄茨を地形罠に。 ジョウゲンはファンで航空対応、双剣を構え敵考察。アイトは天嵐で地上戦加速、双神準備。マサタカは神槍で遠距離、天覚で地形把握、残弾を慎重に。 戦闘開始、マサタカの狙撃が霧を貫き、朔雷を狙う。炸裂弾が泥沼を爆発させ、朔雷は瞬間回避でかわし、F-bmで接近。ジョウゲンが超音速で邑衣に迫るが、泥でファン滑り、剣戟が空振り。邑衣の焔槍が反撃、EN槍が剣を弾く。 澄真は流水無形に鋼糸を斜面に仕掛け、アイトの加速を阻む。アイトはターミナルアーマーで耐え、双神で糸を切断、秘奥の猛打を放つ。澄真の分散で耐え、遠隔展開で反撃。山岳の急斜面でファンが泥に詰まり、アイトの機動低下。 中盤、マサタカのアサルトアーマーが地形を崩し、チームAを泥沼に誘導。邑衣は岩鎧で子機連携、迎撃で爆発を防ぐ。朔雷の変幻自在な連撃がマサタカの装甲を削り、蓄電池を露出。ジョウゲンは老獪に高所から剣を投擲、澄真の子機を1機破壊。 澄真の最適戦術で液状金属が泥沼に溶け、アイトの脚部を絡め、天嵐を停止。アイトの直感が限界、電力不足でアーマー切れ。邑衣の長弓がジョウゲンのファンを撃ち抜き、墜落。朔雷がマサタカを仕留め、堅忍の追撃で神槍を破壊。 終盤、チームBの残機が孤立。澄真の波紋がジョウゲンを包み、機能停止。アイトとマサタカは連携失敗、チームAの総攻撃で敗北。 チームAの勝利。 全体の勝者 チームA (3勝0敗)