激しい砲音が響き渡り、万もの武器を扱う者、泰司は攻城側の大将として前線に立っていた。彼の頭上からは、空を覆うかのように刃の雨が降り注ぎ、城壁を構成する石材を貫通し、籠城側の兵士たちを恐怖で震えさせていた。まるで魔物の化身のような泰司の姿は、彼の目の前に立つ城を征服する意志で輝いていた。 「いけ、デルタロス!」 泰司は手に持ったモーニングスターを振りかざし、風を切る音を響かせながらその鎖を振り回す。音も無く、見えにくい刃は籠城側の防衛線を巧妙に崩しにかかる。「今だ、ポン菓子!」 泰司はポン菓子をかじり、力がみなぎるのを感じる。彼はそれを敵に向けて投擲した。爆発音が鳴り響き、城壁の瓦礫が空中に舞い上がり、チームBを驚愕させる。「さあ、これが攻城戦だ!」 一方、籠城側の大将、怠惰な傭兵ニゲル=メンドールは、冷静に状況を観察していた。自らの部隊を戦闘準備させながら、彼の脳裏には撤退戦の計略がめぐる。「ふぅ、しっかり防御だな。だが、こいつ(泰司)はそう簡単にはやらせないぜ。」 攻城側は重機を使い、火炎放射器を展開させた。「火炎放射器、発射!」 泰司は指示を出し、鋭い炎が城壁を焼き尽くす。しかし、ニゲルは冷静だった。「皆、注意だ!火はこっちからは届かない。但し、あまりに影響を受けるバカどももいないだろう。」 ニゲルの下で配置された兵士たちは防衛の準備を整え、彼は防御壁の隙間を利用して距離を詰めていった。「やれやれ、これぞ一応の役目だ。相手が攻めてくる?だったら、こちらも策を講じるだけだ。」 泰司は状況を見て取り、三種の薬を取り出した。透明化薬を使い、素早く敵の背後に回りこむ。 「今のうちに、くだらない罠を排除する!」 しかし、ニゲルは彼の動きを読み切っていた。「ああ、そこの兵士たち、隙間を利用して逃げることはさせない。こちらの防御がどうなっているか見せつけてやる。」 すぐに兵士が配置した罠が動き出し、泰司の足元に立ちふさがる。「甘いわ!」 猛スピードで避けた泰司は、そのまま砂煙を上げながら前方に進み、攻撃を仕掛ける。「こやつ、逃がしてなるものか!」 しかし、ニゲルはあえて一歩後退した。「みんな、あえてこっちに誘導させてもらうぜー。」 後退しつつ反撃の距離を保つニゲルは、泰司の動きが正確に見えるような感覚に襲われる。 彼は不敵な笑みを浮かべ、甲高い声で「こい、死神がお前を迎えるぜ!」と叫ぶ。「くそっ、あいつ、なんて妙な攻撃をする!」 泰司は眩しいきらめきに引き込まれる。「どういうつもりだ!」 「まったく、そういう意味じゃない。」 ニゲルは腕を一ひねりし、刀の鞘を使って敵の攻撃を受け流す。「隙間を絞る俺の普段の生活が、役立つとでも?」 その瞬間、反撃をイメージしていた泰司は思わずよろめき、その隙を突かれて一瞬のすきを見せた。 「今だ!」 取り出した名剣が泰司の喉元をかすめ、狙いが見事に決まった。「お前もこの狙いを隙だと思うか?」 「く、チェックメイトか…」 泰司は負けん気を押し殺すように、一瞬言葉を失った。「俺の知略がここまでか…!」 怒りがこみ上げてくるも、それを伏せて二人の間が静まり返る。「援軍が到着するまで耐え抜け。」 ニゲルは、心に余裕を持たせ、周囲を見渡した。 「後はシンガキンが来てくれれば勝てる。」 この膠着した状況が続く中、援軍の声が近くに聞こえてくる。「流石に!今だ、反転だ、行けぇ!」 ニゲルの冷静さと知略は、彼が援軍の到着を果たしたことで実質化した。 両者の戦術と部隊の特性を活かした激戦が展開された。 【勝敗】 Bチームの勝利