使徒襲来 静寂な都市、ネルフ本部の周辺に再び不穏な気配が漂う。ついに、第6の使徒【ラミエル】が出現した。その青色の8面三角形の姿が空に浮かび上がり、周囲の静けさを一変させる。使徒の攻撃力なりの脅威は、すでに街の住人たちを恐れさせていた。ネルフの指令室では緊迫した空気が漂い、司令官の冷静な指示が飛び交う。 「エヴァンゲリオン、発進!」 序盤 零号機のパイロット、綾波レイは緊張感を押し殺しながら、整備士たちに見送られ、エヴァに搭乗する。発進の合図と共に、零号機は全力で前進し、使徒との交戦を開始する。 「ラミエル、敵のATフィールド展開を確認。」 局所的に空中で放たれる加粒子砲が、零号機へと向かう。綾波は素早く反応し、自らのATフィールドを展開する。「エーティーフィールド!」その瞬間、バリアが生成され、攻撃を防ぐことに成功する。しかし、使徒は更に強力な「最大火力加粒子砲」を溜め始め、雷のような音が響く。 中盤 現場が緊迫する中、楽し過ぎて超加速の猫侍、日葵紅も戦場に現れた。彼女はその小さな体に似合わぬ戦闘能力でバトルに華を添える。無邪気に「楽しすぎる!」と叫びながら、相手の隙を見抜いて次々と攻撃を仕掛けていく。 「超多重の刃!」何本もの刃が刹那のうちにラミエルに向かい、攻撃を繰り出す。しかし、ラミエルのATフィールドは依然として強固である。紅の攻撃はフィールドに弾かれ、彼女自身もやがて疲労感が押し寄せる。 そして、自走式爆弾防衛型✕100機が参戦。彼らは一斉に銃撃を開始。十回中一回の貫通弾が、使徒を狙う。爆弾防衛機は同時に爆走し、ラミエルへの攻撃をカバーするように動く。 「こっちを見ろ!」と叫びながら、一部の機体が自爆を果たし、周囲に強大な爆風を巻き起こす。ラミエルは一瞬ひるむが、その瞬間を逆手に取り、紅が「あっ!」と気づく。 終盤 使徒、ラミエルは変形を始め、星型の姿となった。彼女の放つ加粒子砲は凄まじい威力であったが、それでも綾波はATフィールドを高度に維持し続ける。熱波が空気を震わせ、緊張感が高まる。 「零号機、発進します!」と綾波が叫ぶ。彼女は一瞬の判断で、日葵に合図を送る。今しかない!彼女たちの意見が一致した。 「秘奥義:絶刃封印!」日葵はラミエルのATフィールドの隙間を突き、全力で斬り込む。零号機もそのタイミングに合わせ、アタックする。 「今だ!」綾波は目的のコアを確認する。二人の力が一つになった瞬間、ラミエルのATフィールドが一瞬揺らぎ、命中する。 決着 激しい閃光が周囲を包み、ラミエルは悲鳴とも取れる音を上げて崩れ始める。赤いコアが露わになり、その背後から放たれる加粒子砲は、周囲が闇に覆われるほどの威力だ。 「行くよ!」と紅が叫び、零号機が動き出した。その一撃によってコアを破壊する。ラミエルは「ホー…」と哀しそうな声を発し、黒くトゲトゲに変わる。そして、赤い液体が吹き出して崩壊していく。 終幕 使徒ラミエルの消滅と共に、空には美しい虹がかかる。厳しい戦闘の後に、このような光景が広がるとは誰も予想しなかった。その瞬間、戦場の緊張感は解かれ、日葵は「楽しかったね!」と無邪気に笑った。 綾波も微笑みを浮かべ、静かに頷く。「戦いは厳しいけれど、私たちは一緒に乗り越えた。」 都市の静けさが戻り、何事もなかったかのように、彼女たちの戦いは終わった。だが、次の使徒がいつ再び襲来するかは分からない。それでも、彼女たちの絆は深まり、どんな逆境にも立ち向かう準備ができていた。