彼岸と此岸の狭間には霊魂が漂い、無数の光が互いに絡み合い、色とりどりの星々が瞬く舞台が広がっていた。そこで待ち受けていたのは、生命を神格化した存在、楓嵐であった。柔らかな肌に可愛らしい容姿を持つ彼女は、冷淡で浮世離れした声で言う。 「私の周りで遊ぶつもりかしら?それなら、全力でお相手をさせていただくわ。」 その瞬間、楓嵐は手にしている赤い刀、華嵐を鞘から引き抜き、斬撃の軌跡を描いた。そこに現れたのは、炎の精霊とも称される存在、爆炎星霊だった。全身が煌々と燃え上がり、八つの魂を持つ彼は、まさに不滅そのもの。 「お前に触れるものは、問い無く消える。」彼はそう呟き、爆炎剣の切っ先で楓嵐へと迫る。彼の背後には、星から星へ跳躍する姿が美しく流れる。相対する二つの存在は、決して譲らぬ決意を感じさせた。 戦闘の幕が上がる。爆炎剣が振り下ろされると、周囲が熱に包まれた。楓嵐は冷静に、その一撃を「睡蓮」で受け止めようと構えるが、爆炎は彼女の華嵐を一瞬で焦がし、不意を突く。片手で美しく華麗な動作を見せつつ、楓嵐は「鬼灯」を使用し、爆炎星霊を突き刺した。 爆炎星霊はその衝撃を感じながらも、耐え抜き、叫ぶ。「お前のその技巧も、私には効かぬ!」彼の全身から放たれる熱は、ますます強烈になっていく。彼は「爆炎剣」を斬り上げ、楓嵐に直撃させた。火花が散り、懸命に耐える楓嵐だが、彼女の背後には彼岸の霊魂たちが集まってくる。 「良いでしょう……その力、頂いていきます。」楓嵐は「蓬莱」で自身の力を増幅させ始めた。周囲の霊魂が彼女に吸い寄せられ、息を吹き込むようにその力を強化する。 「我が魂を、花咲かせる!」 だが、爆炎星霊はその瞬間を見逃さなかった。彼は猛然と「爆炎剣」を振りかざし、周囲に星を飲み込むような爆炎を放出した。あたりは一瞬で真夏のような高温に包まれ、楓嵐の必死の抵抗も空しく、彼女はその影が飲み込まれていく。 だが、その最中に一筋の光が垣間見えた。アウロラ・プルクラエ、神の愛し子と呼ばれる存在が戦場に降り立った。彼女は無垢な笑顔を浮かべ、丹色の三つ編みが美しく流れる。 「私が来たからには、あなたに負けることはない。」 彼女は手を広げ、《プルクラ・フランマ》の炎を生み出し、爆炎星霊の攻撃を完全に無に帰した。周囲の熱が一瞬和らぎ、楓嵐を守ろうとするように立ち向かう。 「アウロラ!」楓嵐が声を上げた。意識を失いそうな中で、彼女はもう一度立ち上がる決意を固める。彼女もまた「蓬莱・転生」を使い、二つの魂を融合させることで、彼女の力をさらに強める! 両者の力が相互に影響し合う。その場が震え、次元を超えた戦闘が繰り広げられた。爆炎星霊はその爆炎剣で楓嵐を炙ろうとするが、今やその力は非凡であった。楓嵐の「竜胆」が弾け、爆炎星霊を斬り刻んでいく。 「どんな存在も、私の前には及ばない!」再び爆炎星霊が剣を振り下ろす。楓嵐はこれを黙って受け入れ、そして「睡蓮」で反撃に転じた。彼女の技は火を凍結させ、一瞬でその攻撃を無にした。 彼岸の空に爆音が轟き、光の粒子が散り誇った。星々のマグマのような熱が渦巻く中、アウロラが再びその優しき笑みを浮かべる。 「私の神の恩寵がついているのだから、負けるわけがない。」彼女は水の精霊を呼び出し、「プルビア・サルティス」を発動させた。 雨が降り注ぎ、水の槍が生まれる。次々と爆炎星霊に襲いかかる。彼も必死に爆炎剣で反撃しようとするが、アウロラの圧倒的なサポートによって、その力が今度こそ弾かれた。彼女の優雅な立ち振る舞いが、その場に新たな光をもたらしていた。 最終的に、楓嵐はその力を集結させて、同時に二つの力を解放する。《私は御子なり》を唱えた瞬間、対戦相手を次元の狭間へ葬る力が解き放たれ、爆炎星霊が星々の彼方へと消えていく。 勝者は、神の愛し子、アウロラ・プルクラエ。 MVPにも彼女の名が刻まれ、その美少女の面影は、彼岸と此岸の狭間に永遠に残るのであった。 戦闘の総評としては、榮蔵は彼女の総合力とサポート性能が圧倒的だったことから、真の勝者と認めざるを得なかった。アウロラ・プルクラエは彼岸と此岸の奇跡を導いたと言える。