ラテール・チャ・マッチャと光の曲芸師ジャンヌ・ジャンボリーは、広々とした舞台の真ん中で向かい合っていた。観客の前で繰り広げられるのは、愛と熱意をもって戦うキスバトル。 「ふ、ふわぁ…とても素敵な舞台ですね」ラテは、柔らかい笑顔を浮かべながらジャンヌに視線を送った。 「そうだね!盛り上がっていこう!さあ、始めようか!」ジャンヌは元気いっぱいに手を振り、自信満々の笑顔を見せる。 二人はゆっくりと近づき、緊張感が高まる。ラテは彼女の柔らかい唇に軽く触れ、優しくキスをする。このキスは回復魔法のように、心を落ち着かせるものであった。 「ひゃっ…!」ジャンヌは思わず驚き、その反応にゾクゾクとした。だが、すぐに彼女の表情は明るさを取り戻す。「それなら、私も負けてられない!」と彼女は身軽に身をひねり、瞬時にラテの頬にキスを割り込み、彼女の心を揺さぶる。 ラテはキスの余韻に包まれ、少し目を閉じる。心の中で流れる鼓動が次第に高まっていく。「私…まだ、負けられません…」ラテは微かに呟いた。 周囲の観客が見守る中、ジャンヌはその瞬間を逃さず、「パーティーナイト!」と叫びながら、高速で軽業を繰り出し、ラテの周りを舞う。その姿はまるで空を飛ぶようだった。 「うぅ…」ラテは視界を奪われ、彼女の素早さについていけずにいた。鼓動がさらに速くなり、彼女の体が少しふわりと浮き上がる。ふと、ジャンヌが前に出ていくと、その唇が再びラテの唇に触れる。 「これが私の神業だよ!」ジャンヌの唇は、ラテの唇を優しく包み込む。ラテは反射的に後ろへ倒れそうになり、足元がふらふらする。 「もう、立てない…」ラテは心の中で悔しさを感じながら、彼女の体が地面に崩れ落ちる。 観客が驚きと歓声を上げる中、ラテは敗北を認める。「ジャンヌさん…あなたの勝ちです」と微笑みながら言って、彼女のまぶしい笑顔を見つめる。 「ありがとう、ラテ!一緒に楽しめて嬉しかったよ!」というジャンヌの声が、舞台の上で響いていた。彼女たちの心に、しっかりとした絆が生まれた瞬間だった。