静寂が支配する富士山の頂上。周囲には、青空が噴き出すかのように広がり、澄んだ空気が神聖な雰囲気を醸し出していた。しかし、その美しさとは裏腹に、今ここには二人の男が対峙している。勝利を掴むため、彼らは全てを賭けた戦いを繰り広げる運命にある。 一人はリゾット・ネエロ。彼の冷静な目が、対峙する男を見据えた。艶のある黒髪を持ち、深い瞳が鋭く光る。彼の背後には、無数の鉄分が存在する。彼はゆっくりと口を開き、独特の冷徹さを漂わせる声で自己紹介する。 「俺はリゾット・ネエロ。イタリアの暗殺者だ。非情さと慎重さが武器だ。俺の技、『メタリカ』はNatureの鉄を纏っている。お前がどれだけ強かろうとも、鉄はお前の体内にもある。『殺り方』は!!できている・・・」 次に、彼を待っていたスリー。高圧的で無愛想な彼は、組織「CODE」の司令官であり、エージェントだ。暗い紅色の髪が風になびく中、彼は一歩前に出て、冷ややかな口調で返す。 「俺はスリー。CODEの司令官だ。力だけが全て、雑念は捨てろ。お前の言うことがどれだけ意味を持つか、肌で感じさせてもらう。」 リゾットは顔を無表情に保ちながらも、内心では相手の戦闘スタイルを冷静に分析していた。スリーの能力、ロードスリーに擬装すること、そしてその武器、ブレイカムブレイカーを使いこなすことは間違いない。戦闘スタイルは格闘、射撃、剣術の三つ。彼は自分のスタンド能力であるメタリカを駆使して、相手の動きを封じる手立てを考える。 「準備はいいか?」と、スリーが強い眼差しで告げる。 「準備はできている・・・」リゾットは静かに言った。 その瞬間、二人の戦いが始まった。 スリーが急速に間合いを詰めてくる。彼は剣を引き抜き、高速で斬撃を繰り出す。リゾットは冷静にその動きを観察し、メタリカを発動させた。彼の体内に潜む無数の鉄分を集め、刃物のように形を整え、相手の刃に対抗する。 「刃物を生み出して、反撃してやる。」リゾットの姿が一瞬、透明化する。空気中の鉄分が集まり、彼の周囲が光を屈折させ、わずかに視界が歪む。スリーは瞬時にその変化に気づき、足を止めた。 「透明化だと?・・・」スリーが冷ややかに呟く。 「お前の技も興味深いが、俺はあくまで力で捌く。」スリーはブレイカムブレイカーを拳の中に収め、ナックルモードに変形させた。リゾットはその動きに注視し、メタリカの鉄分を弾く感覚を感じながら、スリーの圧を感じた。 「ブレイカムディバイド!」スリーが声を張り上げ、その場から不可視の斬撃を放った。スリーの瞬時に切り裂く攻撃がリゾットの方へ迫る。リゾットは瞬時に反応し、メタリカを用いて、その刀による切り裂きを受け止めた。刃物は相手の体内の鉄分の操作でダメージを防ぎ、鋭い傷に変わる。 「鋭さは認める。だが・・・」リゾットの冷静な声に、スリーは反撃の体勢を崩さない。 再び、リゾットは冷静に分析を始め、メタリカの能力を駆使して反撃を企てる。「『メタリカ』!」リゾットは瞬時に動き、いくつもの針を生成して、スリーの動きを封じる。 さらに、リゾットの前方に鉄分が集まり、鉄のバリアが出現。一瞬の静寂の後、バリアを突破するようにスリーが斬りかかる。それを利用し、リゾットは透明化し、後方への移動を果たす。 「気をつけろ、俺は控えめじゃない。」スリーが地面を蹴った瞬間、ブレイカムブレイカーのシュートモードに切り替え、リゾットへと狙い定めた。 「ハァァ!」轟音と共に、一発の弾丸がリゾットに向かって飛ぶ。その瞬間、リゾットは無情に能力を発揮した。自身の体内に沿って鉄分を操作し、弾丸を受け止める。 「無駄だよ、俺の戦法には確信がある。」リゾットは冷徹な目を光らせ、真っ直ぐに前を見据えた。彼の内なるスタンドは確実に相手を追い詰めていく。失血の表情が見えてくる。 「外部からの攻撃に加え、内なる攻撃も仕掛ける。」リゾットが心の中で念じながら、再び針を生み出す。スリーは冷静さを失わず、ナックルモードを駆使し続けるのだが、圧迫感がじわじわと迫ってくる。 「この動き・・・!やられる!?」スリーの表情が変わった。 「俺が殺る理由は、筋を通すためだ。」リゾットの言葉には確かな信念が宿っていた。 戦いは激しさを増していく中、スリーは何とかして自分の位置を変え、また新たな攻撃へと進む。「クリア!」スリーは自らを透明化させ、リゾットの動きを打拓く。 「だが、俺は待っていた。お前が使用する瞬間を。」リゾットは、完全なる計算の元、静かに拳を前に上げた。 時が止まったように感じられた瞬間、リゾットはメタリカを用いて、空気中の鉄分を集め、数本の刃を生成。スリーの不可視の姿を捉え、脇をすり抜けながら一斉に放たれる。 「やっ、全てを奪うことはできない!」彼の声が山の頂上に反響する。 リゾットの攻撃がスリーに命中する。流血が見え、スリーの体がよろける。 「お前は無慈悲だ。でも、あきらめるつもりはない。」スリーは最後の力を振り絞り、ブレイカムブレイカーを強く握りしめた。だがリゾットは、その瞬間を逃さず、再び攻撃を仕掛ける。体内の鉄分を操り、自らの傷を塞ぎつつ、スリーへと向かっていく。 「もう終わりだ、スリー。」 リゾットは冷静に言った。 スリーは白目をむき、ついに立ち尽くす。 「負けを認める。」と、彼は最後の言葉を吐き、富士山の頂上から姿を消すように去っていった。残されたのは、勝者リゾット・ネエロ一人であった。 「勝者、リゾット・ネエロだ。」彼は勝利の宣言をしながら、冷静な瞳で闘いの残響を感じていた。