一回戦: 市街地 戦場はビルが乱立する市街地。そこにいるのは「大海原の狩人」マーリン・サーサードの「ズハ:蒼型」と、塔のような建物の間から見え隠れする「ポセイドン」に搭乗する惑星教四騎士タレス。初回戦は終始緊張感が漂っていた。両者ともに地形を利用した戦術を駆使していたため、どちらも接触がないまま間合いを取り合う。 タレスはビルの隙間から水音速射出装置を使い、隠れた状態で有効射程を保つ。水を操作する力を駆使し、視界の良い位置を見つける。マーリンは「シグニフェル」を構え、相手を探る。攻撃は鋼鉄をも溶かす威力を誇るため、攻撃が当たると一巻の終わりだ。 双方の静かな緊張の中で、タレスが先手を打った。ポセイドンの両肩から「水圧砲」を発射。水は街を吹き飛ばし、建物の外壁を粉砕する。しかしマーリンはすぐさま「エクエース」を展開し、脳波によってビルに隠れながら水圧砲の直撃を避けることで、致命傷を免れた。 その時、反撃を考えたマーリンは「シグニフェル」を発射。直撃を狙うが、タレスはその水の流れを察知し、瞬時に氷の壁を展開する。ビームは氷壁に当たり、粉砕音が響く。「ふむ、思った以上にやるな」とタレス。双方が再度間合いを取り直す。 続いてマーリンは「セクトール」を展開し、攻撃を狙う。一瞬のすきをついて、タレスは「水音速射出装置」を発射し反撃。音速水がズハ:蒼型に直撃し、高威力の反撃を浴びせる。ザリザリと機体が傷つき、マーリンは後退するが、一瞬の判断能力は借り物のそのまま…マーリンは持ち直し、高火力の「シグニフェル」を連続で発射。タレスはすぐさま「氷の壁」を使って防御するも、連続発射でビルが崩れる音が響き、耐えきれずおもわず動揺。しかし、そのの隙に、マーリンは再び振り返り、「セクトール」で斬り掛かる。 タレスは何とか防御し続けるが、最終的に氷の壁が崩壊し、マーリンの一撃がポセイドンに直撃し、勝者はマーリンだった。 二回戦: 山岳 次の戦場は山岳地帯。泥沼と急斜面に囲まれた場所で、タレスは冷静に考える。「この環境で人型二脚機がどのように戦うか…」と。マーリンはズハ:蒼型の優れた反応速度を活かし、泥沼に入らないよう意識しながら段差を利用してタレスの動きを伺う。 タレスが仕掛けに向かい、間合いを詰める。「水音速射出装置」を利用して足元を狙うと、マーリンはすぐさまジャンプし、急斜面に身を躱す。タレスは「氷の壁」を展開し、さらに「水圧砲」を打ち込むが、マーリンは「エクエース」の脳波で水流の進行方向を見越して全身を動かし、土の中に隠れた。 タレスは周囲を見つつ、次の行動を考えていた。その間にマーリンは登坂を試み、徐々にタレスの位置を把握する。「そこだ!」と、マーリンは見えた瞬間に「シグニフェル」を発射。だが、タレスは事前に準備した「氷の壁」でブロック。しかし、衝撃で壁に亀裂が走る。 反撃を狙って、タレスは「水圧砲」を響かせ、マーリンに向けて発射。マーリンは急斜面を利用して反撃の前に敵の攻撃を避け、「セクトール」で反撃するが、タレスが再び「氷の壁」を作り、阻止する。両者の攻守が交錯した後、やがてタレスは「水音速射出装置」での連撃を行い、力を取り戻そうとする。 しかし、攻撃が届く直前にマーリンが横に飛び、瞬時に「エクエース」で反撃を仕掛けると、タレスは読み違い、ダメージを受けた。「どういうことだ…?」最後の力を振り絞り、タレスは防御を押し通すも、マーリンの「シグニフェル」に直撃し、二回戦の勝者もマーリンとなった。 三回戦: 洞窟 次の舞台は洞窟。狭く、暗いため、視認と移動は極めて困難。視界が限られる中、二機の人型戦闘機は互いに息を潜めた。お互い、洞窟内の音を敏感に感じとり、待ち構える。 タレスが隙を見て「水音速射出装置」を発射。速音が洞窟内で反響し、マーリンは急いで防御態勢に入る。暗闇の影で機体のミスを誘うはずだが、マーリンもまた脳波読取を活かし行動。 タレスは足元の泥にスリップし、攻撃を早まってしまう。マーリンはブルッと震えるも、すぐに逆転して「セクトール」で切りかかる。タレスは「氷の壁」で防御し、体勢を立て直し、必死で反撃を試みるも、周囲は漠然とした影。タレスが精神を集中した瞬間、マーリンが反響音に反応し、タレスの意表を突く。 その瞬間、ズハ:蒼型が緊急に「エクエース」を発動、洞窟の壁を破壊し水が流れ込む。優れた反応速度でタレスは別の壁に隠れながら、「水圧砲」を発射する。しかし、発射位置が限られた洞窟、マーリンの前進を許さず、体を少しひねってタレスの目の前で急接近。「シグニフェル」は炸裂してタレスの水圧砲が連続負荷を受ける。 鬼のような力が繁盛し、抉られる。ついにタレスの抵抗は崩壊し、もはや立つことも困難となって、戦場に倒れた。 鼻から息を吐き、無情に敗北を認めて、マーリンが三連勝。 全体の勝利者: 大海原の狩人マーリン・サーサード