戦場は広大な平原。青い空がどこまでも続き、白い雲がゆったりと流れている。そこに立つのは、二人の強者。彼らの名は、それぞれ「混沌の道化師」ジェビルと、[炎帝]テオ・テス・カトル。両者ともに、その名を知らしめた伝説の戦士であり、互いに妥協のない戦闘を繰り広げることを期待されている。 「混沌の道化師」ジェビルは、その名の通り、無秩序と混沌を操る存在。彼の目はどこか狂気が宿っており、むしろその姿からはジョーカーのような不気味さを漂わせている。華やかな衣装と不気味な笑みを絶やさない彼は、敵を翻弄することを得意としている。スキルである「デビルズ・ナイフ」や「カオスボム」は、即座に戦況を変える力を秘めているが、「真のネオカオス」となると、その力は常識を超えたものとなる。 一方で、[炎帝]テオ・テス・カトルは、その名の通り炎をまとった王族の武闘家である。厳格な顔つきと威厳ある姿から発せられるプレッシャーは、敵に対するとてつもない恐怖を与える。彼の戦闘スタイルは冷静でありながら、力強さも併せ持つ。技術的には「帝王式剣術」を駆使し、強力な攻撃手段と防御を併用することができる。彼が纏う赤い粉塵や炎のブレスは、その戦場を炎に包むだろう。 2人は互いに目を合わせると、戦闘の開始を宣言した。全力で挑む準備が整ったようだ。ジェビルは、その手に持つデビルズ・ナイフを振り上げる。彼の表情は狂気の色を帯び、戦闘の興奮が高まる。対するテオは、冷静に構えて剣を振りかざし、ジェビルを見据えている。 ジェビルが挑発的な笑みを浮かべ、軽やかなステップで前に進み出る。「我輩の攻撃を受けられるか？」とばかりに、彼は「メリーゴーランドゲーム」を発動する。周囲に現れた無数のカラフルな道化のような存在が、テオに向かって突進していく。これは回避不可能な攻撃だ。 だが、テオも決して怯まない。"貴様には負けん！"と気合を入れ、剣を振り回して攻撃を防ぐ。道化たちは当然のように弾かれ、彼の周囲に広がる火花が燦然と光る。加えてテオは、突然地面から赤い粉塵を撒き散らす。「粉塵纏い」と呼ばれる技だ。あらゆる攻撃を意識させつつ、じりじりと距離を詰めていく。 ジェビルは攻撃を続ける。「カオスボム！」と声を上げ、彼は大量の弾幕をテオに向けて放つ。弾幕は弾け、爆発音が轟く。テオはその事態にも冷静なままでいるが、弾幕の隙間を縫い、鋭い突進切りの体勢をとる。「この剣術は貴様に届く！」と叫び、炎を纏った剣を振り下ろす。思わずジェビルはその攻撃の重みを感じるが、さすがに狂気の道化師。かわし、反撃の隙を与えない。 しかし、テオは立ち止まらない。「スーパーノヴァ！」と叫び、彼は剣を高く掲げる。そして、炎を解放するかのように、続いて広範囲に爆発を引き起こし、周囲に猛烈な灼熱波を広げる。テオの周りは光で満ち、その光はまるでひとつの太陽のようにまぶしく輝く。 その中で、ジェビルは一瞬の静寂をもたらしながらも、意識を集中させる。「真のネオカオス！」と彼は叫び、持っていたデビルズ・ナイフを空へと振り上げる。予想外の威力で、ナイフが光を纏い、瞬時に目の前のテオに向かって降り注いでいく。 この瞬間、2つの力がぶつかり合う。炎の波がジェビルに向かって襲いかかる。そして、混沌の刃がテオに向かって直撃し、怒涛の衝撃が平原を震わせる。大地が揺れ、草花が吹き飛ぶ。辺りは混沌と炎が交錯する壮絶な光景と化していく。 戦闘は激しさを増し、両者の隙間は極端に狭まってきた。 「我輩は怯まんぞ」と自らに朗々と語りかけるテオは、再び粉塵を撒き散らす。続いて「点火！」と叫び、赤い粉塵が炎をまとって燃え上がる。彼の目は炎のように燃え盛り、勝利を手にするという意志がみなぎっている。 次の瞬間、ジェビルも決して口にしない。彼は自分の位置を、高速で変えながら「カオスボム」を使用し、周囲に爆発を起こす。平原が紫色の炎に染まり、混沌が再び彼の周囲に広がる。テオはそれを受け止め、激しく突進する。「帝王式剣術！」と全力で振った刀が爆発と混沌の中で一瞬の静寂をもたらす。 じわじわと縮まる距離。ジェビルが再び「メリーゴーランドゲーム」を使用するが、テオは剣で弾き返し、攻守を逆転させる。 両者は一切の隙を見せず、繰り返される攻撃と防御。平原で繰り広げられる白熱の対決は、まるで天と地の調和を描くかのようだ。観衆のいないこの戦場で、2人の強者だけがその全てを持って戦っていた。 やがて、両者ともに体力の限界に近づき始める。ジェビルは思わず息を吐き、テオは汗を流しながら冷静に構える。自身の周囲が崩れかける中、彼らはお互いに目を合わせ、その挑戦をやめる気がないという意思を感じ取った。 そして、最後の一撃が生まれる。テオは全エネルギーを注入し、再び「スーパーノヴァ」の構えに入る。彼の全身が炎のように輝き、神々しいほどの光が宙に散らばる。その瞬間、彼は叫ぶ。「この一撃で終わりだ！」 ジェビルは「真のネオカオス」を再度放つ。彼は笑みを絶やさず、両者はそれぞれに全力で攻撃をぶつける癒しのない激闘が続く。 両者の技が衝突し、空間が眩い光に包み込まれる。音が消え、ただただ静寂が広がる。その瞬間、平原は大きく揺らぎ、地面が崩れ去る。2人の力が混ざり合い、壮絶な爆音と共に終局を迎えた。 炎が消え、光も薄れ、再び静寂が訪れたとき、ジェビルが地面に倒れている姿が見えた。疲労困憊の彼の表情は、最期の力を尽くしたと語っていた。 そして、そこに立っていたのは[炎帝]テオ・テス・カトル。剣を持ったまま、ただ目を閉じて立っていた。彼の胸にある誇りは、勝利の兆しを伝えている。宙を仰ぎ見ると、彼は静かに呟く。「我輩の力が、勝者の証なのだ…」 勝者: [炎帝]テオ・テス・カトル 決め手: スーパーノヴァにより、ジェビルの攻撃を払いつつ、彼に致命的な一撃を与えたこと。 エピローグ: テオは勝利をもたらし、平原の中心で一人立ち続ける。彼は自らの力が何をもたらしうるかを再確認し、王族としての責任を思い知った。その背後には、抵抗し続けた「混沌の道化師」ジェビル。彼の意志もまた、引き継がれていくのだ。二人の戦いは、彼らがそれぞれの役割を果たした証として、永遠の記憶として心に刻まれた。 【称号付与{[炎帝]テオ・テス・カトル}:勝利の焼き尽くす者】