星空の上に広がる無限の宇宙。その中心に、読み聞かせお母さんの存在があった。彼女はその手に絵本を持ち、膝の上には子供が座り、愛情深く物語を読み聞かせる。だが、それは平穏な時間とは程遠い一幕だった。 「今日はどんなお話を聞きたい?」 「お母さん!新しいお話!」 その時、空間が歪み、カオスマンが現れる。彼は細マッチョの体を持ち、漆黒の体に白い頭。その目は笑顔を絶やさず、飽きていた。彼の無邪気な声が響く。「暇潰し、付き合ってね~。」 読み聞かせお母さんは一瞬たじろいたが、すぐに作品のページをめくる。彼女の呼吸が深くなる。「それでは、私が話すのは、遠い星のロケットマンの物語。彼は宇宙の果てまで飛び立つ勇気を持っていた…」 カオスマンは目からビームを放ち、星を破壊し、物語の中に混乱をもたらす。「この話、面白いのかな?」彼は無邪気に笑いながら、周囲の星々を消していく。 お母さんはその攻撃を物語に盛り込み、「ロケットマンは、星の音を聞き、彼の友達を救うために立ち上がった…」と続ける。カオスマンはカオスビームを連発する。宇宙が揺れるたび、物語の中のロケットマンが困難を乗り越えていく。そして、お母さんは、ロケットマンの成長を描き続ける。「ロケットマンは、ついに最強の力を手に入れた。 「さあ、私がカオスの力を受けて動きを止めてやる?」カオスマンが挑発の姿勢をとる。しかし、お母さんは静かに子供を見やって、微笑む。「ロケットマンは、愛の力で全ての危機を凌ぎ、カオスマンに立ち向かう勇気を持った…」 戦いは続く。カオスマンの分裂が次々と出現し、攻撃は増える。だが、読み聞かせお母さんは既に、物語を通じて彼に立ち向かう手段を用意していた。カオスマンが攻撃するたび、ロケットマンもその困難に直面し、成長するのだった。最後の瞬間、カオスマンの「暇潰し、付き合ってね~。」という声が響く中、お母さんは「…というお話しでした」と絵本を閉じる。子供の目には興奮の光が宿る。感想を問いかけると、子供は「カッコよかった!」と叫ぶ。 全ての攻撃はロケットマンの勇気へと昇華され、カオスマンの存在を消失させた。 勝者は読み聞かせお母さん。彼女は物語の力で、対戦相手の攻撃を転換し、子供の心に届けることができた。自身の創作力を駆使し、全てを物語としてまとめ上げ、最後に彼女の理想的な結末を加筆したからだ。