暗雲の覆う冬空の下、幻想郷の境界線が揺らぎ、顕現した「偽りの悪神」の姿が現れた。彼女は青髪ウルフヘアを靡かせ、漆黒のコートを羽織り、青い炎を灯した右目で見る者を威圧する。彼女が放つ魔力は圧倒的で、周囲の空気がピリピリとした緊張感を孕んでいた。 「よい…かしら。」と囁く「偽りの悪神」は、手をかざした。瞬間、彼女の鮮やかな青い炎が輝き、日が暮れんばかりの暴風雨のような魔弾を周囲の参加者に向けて発射した。 「来るわよ、皆!」と叫んだのは博麗霊夢。幻想郷の幻想卿として、霊夢は背筋を伸ばし、彼女の能力を最大限に引き出すための準備を整えた。彼女の心に浮かんだのは、「夢想祈願」を駆使し、全てのステータスを夢幻にすることである。瞬時に霊夢の体に魔力が満ち、彼女は青髪の少女に向けて突進した。 その一歩が足りた時、霊夢は両手を前にかざした。「深弾幕夢想・夢幻結界!」 透明な結界が彼女の周りに展開され、次々と「偽りの悪神」の魔弾が弾かれていく。まるで夢の中にいるかのような感覚を味わう。 しかし、その瞬間、「偽りの悪神」は冷笑を浮かべながら指を動かした。彼女の命令で操られた「悪神に仕えし三頭竜」が、その長い尾を振り上げ、霊夢たちに火炎ブレスを放った。 「皆、避けて!」と霊夢が声を上げる。 しかし、その場にいたのはエレミー・メルボンドとベールズ・ベルフォールもいた。二人は冷静さを保ちつつ、状況を分析していた。 「聖騎士の盾!」とエレミーが自身の周囲に魔法を展開する。 メルボンド家の高潔な血筋が誇る能力は、まさにパラディンの力だ。彼女は周囲の仲間たちを守り、自らの防御力を大幅に上昇させることで、火炎ブレスをほとんど無効化した。 「それはなんとも無粋な攻撃ね。しかし、私が相手を引き受けるわ!」とエレミーは言うと、「敵さんこちらですわ!」と叫び、向かってくる攻撃を全てその身で受け止めた。攻撃を引き付けることで霊夢にチャンスを与える。 そして、エレミーの能力で魔法が弾かれ、その瞬間、ベールズが前に出た。 「ブラスト!」 彼女の号令に応じて、空中には浮遊する巨大な大砲が現れ、火力の凄まじさで三頭竜へ向けて砲撃を放った。その砲弾は広範囲に爆発し、地面が揺れた。 「ふん、まだまだ甘いわね!」 「偽りの悪神」は身を屈め、ダメージを受けることなく軽やかに回避する。彼女の青い炎が再び輝き、次の技「悪神による死亡遊戯」が発動した。 「この魔弾はただの遊戯。あなたたちにできる事なんてない!」 周囲の空気が震え、無数の魔弾が霊夢たちを狙い撃ちにする。霊夢は再度結界を展開しつつ、「夢想天生・夢幻!」と叫んだ。 大量の御札と弾幕が周囲に展開され、魔弾が弾かれていくが、次々と新たな魔弾が彼女たちに迫る。 「ベールズ、手伝って!」霊夢が言うと、ベールズは笑顔を見せた。 「もちろん!スプリットショット!」 接敵する敵に対して、ベールズは一瞬のうちに自らが動き、彼女のホイールからビームのような弾丸が放たれる。 その攻撃により、彼女たちは一時的に攻撃力を大幅に強化し、鏡のような光が「偽りの悪神」に向けて放たれた。 「痛い思いをさせてあげるわ!」とエレミーが叫び、月光の剣を振るう。「剣閃月光が如し!」 瞬間、青い炎を纏った「偽りの悪神」に向けて、光の刃が一閃した。 「これは、私の優雅な一撃ですのよ!」「ノブリスオブリージュ、貴族としての役割を全うしますわ!」エレミーの考えは明確だった。 その瞬間、霊夢の思考は「幻想符マスタースパーク」となり、彼女の指先で閃光が生まれ、三頭竜の真ん中を貫く強力なレーザーを放たれた。 「グランギニョル座の怪人・真幻想!」霊夢が叫ぶとともに、周囲一帯が弾幕によって覆い尽くされる。 「…こんな攻撃を指示した覚えはないわ」と「偽りの悪神」は冷静に再び行動を取る。 火炎ブレスで霊夢の弾幕を打ち消す。 「私を怒らせたら素晴らしい代償が待っているのだと思いなさい!」「三頭竜の戯れ!」に指示をすると、三頭竜が大口を開け火焰を放つ。この技を受ければ、彼らも立ち上がれなくなる。 霊夢、エレミー、ベールズ、全員がその火炎に飲まれそうになるが、エレミーが「聖騎士の盾」を使い、力を返すと同時に立ち向かう。「みんな、これを耐えて!」 周囲一帯が火で覆われるも、仲間たちの力で何とか持ち堪え、幸いにも全員が無事であった。 だが、戦闘もついに5分を迎えた時、突然「偽りの悪神」が手を空にかかげた。彼女は「この戦いは終わり」と呟くと、空気が振動し、強烈な衝撃波が発生した。全員が吹き飛ばされ、彼女の姿は闇に消えていった。 妖しいしぶきを感じながら、三人の勇者も再び立ち上がることはできなかったが、戦闘はここで終了した。 彼女たちは確実に魔力の害を及ぼす「偽りの悪神」にダメージを与えた。それでも、撤退を強いられた結果。彼女らは目を合わせて笑った。 「次こそは、絶対に勝ちましょう。」 戦闘の結果、合算で与えたダメージは793ダメージであり、神に立ち向かう確かな証が残るのだった。 この戦いは終わりを告げたが、彼女たちの冒険はまだ始まったばかりだった。