舞台は浮遊する天空のアリーナ。周囲には無数の雲が漂い、空を仰ぐ者には美しい景色が広がる。4人のキャラクターが刻々と迫る決戦の時を迎えていた。 まず最初に舞台に現れたのは、マクロ・コスモス=ユニバース。彼はその非物質的な存在で、物理的制約を超えて、無限の可能性を秘めた集合精霊生命体だ。無数の生命結晶が彼を包み込み、紺紫灰色の光を放ちながら立ち尽くしている。彼の目は冷静さを保ちながらも、その中には何か情熱的な力が潜んでいた。 続いて、悪戯好きな戦闘狂百合沢光歌が軽快に登場。彼女は黒パーカーに身を包み、白いスカートが風に揺れている。彼女の顔には挑発的な笑みが浮かび、興奮に満ち溢れていた。「いくよ♪天獄蹴り!」と声を上げ、彼女は驚異的な速度でマクロに突進する。 その瞬間、光歌の持つ伝説的な力『混沌魔拳』が炸裂する。彼女の双拳がマクロに直撃し、力強いため息をもらす。 だが、マクロは持ち前の無形性質を駆使し、光歌の攻撃を虚弱化させることで受け流した。彼は彼女の体を感受し、その身体に虚弱の影響を与え始める。 その時、未来を繋ぐ冒険者が彼らの戦いに割って入った。赤髪の少年は「全てを終わらせる!」と宣言し、瞬間移動技『デルタゼイション』でマクロに近づく。蹴り飛ばされんとするマクロを見て、光歌が彼を支持しようとするが、少年の速度が圧倒的だった。 少年の『超突破』が攻撃力を倍増させ、マクロに向けた一撃が放たれると、彼の身体は思わず後方に弾かれた。しかし、再生能力に長けたマクロは再び素早く立ち上がり、少年の動きを計算する。彼は『感受』を用いて、少年の次の行動を先読みしようとする。 そして、思わぬ事態が展開された。空の魔術師フェリカ・ヴェントが優雅に空中を舞い降り、「いい天気だねぇ〜」と呟きながら出現する。彼女は自らの魔法で天候を操り、この戦闘の場に激しい風を呼び起こし、戦いの流れを変えようと試みる。彼女の周囲に現れた雷雲は、次第に他の3人の意識を掻き乱す。 光歌はその混乱を巧みに利用し、『覇拳真撃』でフェリカを目指して飛び込む。だが、フェリカはその動きを軽やかに避け、彼女の魔法によって吹き飛ばされたものの、巧妙に空中でバランスを崩さず次の攻撃に繋げようとする。 フェリカが放った風の刃がマクロに直撃し彼を包むものの、マクロは彼女の攻撃を吸収し、無形性質で返す。融合したスキルの影響で、攻撃は強化され、彼女を一瞬のうちに後方に弾き飛ばす。 混戦の中、未来を繋ぐ冒険者が『5速』を発動。「お前たちには負けない!」と叫び、飛翔するフェリカに蹴りかかる。だが、フェリカの魔法によって、彼の攻撃は無効化される。 どんどん形勢が変わる。光歌がマクロに飛びかかり『天獄蹴り』を繰り出すも、マクロは攻撃を重複させ、彼女をやや虚弱にした。意識の限界が徐々に近づく光歌は、崩れ落ちそうになるが、意地を見せる。「まだ終わらない!」 その時、フェリカが空から風の強攻撃を繰り出し、二人の足場をすべてなくす。マクロはうまく着地するが、光歌は風の影響により地面へとその身を投げ出し、戦線離脱する。 残すはマクロ、フェリカ、未来を繋ぐ冒険者の3人。だが、マクロは満を持して、『虚弱』を発動。残された二人の力を徐々に削っていく。そして、少年の攻撃が来るたび、マクロは自らの体を再生させる。 その姿を見て、フェリカは慌てた。「いったい何をしているの…?混乱している!」と呟くが、マクロは冷静無比だ。 最終的にマクロが突如発動させた『依存』が少年に浸透し、自らの力を削る。力を失った未来を繋ぐ冒険者はかすかな声で、「未来が繋がるその瞬間まで…負けない…」と言うが、力尽きて倒れる。フェリカも意識が薄れていくが、その衝撃で自らの持つ魔法も無力化してしまう。 そして、対戦はマクロ・コスモス=ユニバースの勝利となった。空のアリーナに響く静寂の中、唯一立っている彼の姿が、無数の光の中に浮かび上がった。 「勝利は僕のものだ」と、彼は静かに呟いた。 結局最後に生き残ったのは、マクロ・コスモス=ユニバース であった。