舞台は廃墟となった元都市。地球外生命体の母艦が空を覆い、無数の兵器が凶暴な火力を振るっている。その真下で、英雄たちは戦局を逆転すべく立ち上がった。彼らは、それぞれが特異な能力を持ち、地球の希望として選ばれた精鋭たちだ。 白銀の要塞、七菜杉萌華。彼女は武装メタルアーマーで身を包み、周囲の景色を見下ろしていた。瓦礫の山と化した都市の中で、彼女の目はピンと張り詰めた緊張感で光を放っている。 「絶対に負けない!やるぞ、みんな!」と、元気いっぱいに叫んだ。 「独り立ちでも構わない、俺は俺の戦い方で行く」と声を添えたのは、野七木京斗、22歳の暗忍者。彼は好奇心旺盛で、闇の中に潜みながらも、心の中に燃える情熱を秘めていた。 「こんな奴らに屈するなんて嫌だな、ワタシたちで何とかしてやるよ」と、もう一人の若者、箏之葉来夢。防御力が高く、彼の冷静さは有事の最中でも人々を安心させた。 「大丈夫、僕が何とかするから」と微笑んでいた。 そして、最後に名を連ねるのは、七色の炎を操る黒魔道士、白羅刄幽々夢。彼女は一見、適当そうでふわふわしたオーラを持っているが、その炎は自然の脅威と成り得る。彼女の内に秘められた力は、まさに想像を超えたものである。 地球防衛軍の兵器たちは、果敢に敵に立ち向かっていた。装甲高速戦車が連なり、ズシリと重みに耐えながら敵の向こう側へと進んでゆく。一方で、ビーム砲装備戦闘機が青空を駆けてゆく。 しかし、敵母艦の兵器はそれ以上に恐ろしい存在だった。空間破壊虚空砲が一発の射撃で何万もの人々の希望を引き裂く。亜電磁波砲や肩についた電磁屈折レーザー砲が放たれる中、数十台の自立式二足歩行兵器が怒涛の勢いで前進してくる。 「ワタシが行くぞ!」と叫ぶ萌華。彼女はO2ジェットで空中高く飛び上がり、三次元ブースターを駆使して敵に突進した。 「パワードキャノン、発射!」二連射のレールガンは敵の装甲を貫通し、内部で爆発音を響かせながら敵兵器が崩壊していく。 「やった!まだまだ!」その瞬間、萌華は弾幕の中に飛び込んでいった。光に包まれた彼女は、敵兵器が群がる中でネメシスシールドを展開して攻撃を遮りつつ、側撃雷で周囲の敵をなぎ払っていた。 だが、敵の応戦は凄まじい。電磁砲搭載の円盤型浮遊戦闘機が低空飛行し、萌華に狙いを定めていた。投射されたビームが彼女のシールドを貫き、地面へと叩きつけられる。だが、それでも彼女は立ち上がりセカンドアタックをかけた。 「ぺルレクトバースト!」両肩のマシンガンから放たれたレーザーは、着弾し岩を粉砕する猛烈な電磁爆発を引き起こす。被害を受けた敵兵器が吹き飛ぶ中、見えない炎のように沸き起こる戦況に彼女の心も高揚する。 「凄い、萌華!」京斗は上空から飛来し、彼女に合流する。 「俺も負けてられない!」 彼は蒼天日雷を発動。空高く舞い上がった雷は敵に向けて落下し、周囲の敵兵器が一瞬で消し去られていく。 「良い感じだね!でも、もっと派手にお願い!」幽々夢がダンスするように接近し、フューリーファルクスを発動させて紅蓮の炎を巻き上げた。敵の拠点に向けて放たれた炎は、一瞬にしてその場を焼き尽くす。 ついにはエルフェストスが起動され、地球のために全てをかけた一撃が放たれる。敵の兵器の中心に直通するその閃光は、周囲の空気を攪拌した。対象となった敵は、物質そのものが消失していく。 その間に来夢は、プレッシャーを発動し、周囲の空気を圧迫していく。その影響を受けた敵たちは、動きが鈍り、戦況は確実に変化していった。 「これだと、楽に行けそうだね!」 京斗は再度、雷鳴ノ陣を展開し、全ての力を溜める。次の一撃は、凄まじい雷の力になる。 「敵母艦の火力、半端じゃないわ!でも、私たちが勝つために、絶対に勝てる!」萌華は再び前に進み出る。 「さあ、全開で行こう!」戦闘機に備えたビーム砲からも弾が飛び出していく込みで、彼女の声が響く。 しかし、突然、隣から響く轟音が彼女たちの耳を痛めた。敵の空間破壊虚空砲が発射され、地面が揺れ、破壊の雨が降り注ぐ。 「避けろ!」と京斗が叫ぶ。だが、その直後、萌華は近づいてきた敵の攻撃をシールドで防ぐ。 “これが絶望か?”彼女はその瞬間、仲間たちの笑顔が目に浮かぶ。気持ちが重なり、彼らの絆が彼女を奮い立たせていた。 「まだ負けてない、まだみんなのために頑張れる!」彼女はまた立ち上がり、スローモーションのように自立式二足歩行兵器に最初の一撃を決める。 さあ、全てをかけて突き進め!