絶望の空と静寂の壁:邪神降臨の戦記 【序章:絶望の幕開け】 空が、どす黒い紫に染まった。街の周囲を囲む巨大な外壁の上に立つBチームの面々は、地平線の彼方から迫る「絶望」を視認していた。平原の上空、雲を切り裂いて飛来するのは、山ほどもある巨躯を持つ邪龍ドグマニール。その背後には、不気味な静寂を纏った邪神ゴーレムと、全てを睥睨する邪神本人が浮遊していた。 「……あー、だりぃ。なんで俺がこんなところに」 物部が狐の置物から気だるげな声を出す。その隣では、第三帝国のメカノイド・フラックが大尉としての矜持を込め、12.8cm Flak zwillingの砲身を空へ向け、エニグマ暗号で本国へ絶望的な戦況を報告していた。 大悪魔アビスは無言で浮遊する本棚を周囲に展開し、魔導書をページめくりする。そして、足元に転がっていた「なんか凄そうな剣」が、持ち主不在のまま空中で不機嫌そうに振動していた。 その瞬間、邪龍ドグマニールが咆哮した。それは単なる叫びではなく、世界を塗り潰す【邪気】の奔流であった。全ステータス7倍という異常なバフを受けた邪龍のオーラが街を飲み込み、Bチームの能力を大幅に弱体化させる。 「ガアアアアア!!」 邪龍のブレス【邪龍砲】が街の市街地へ向けて放たれた。一撃で数棟のビルが消滅し、悲鳴が街を包む。Bチームの戦いは、ここから始まった。 【第一局面:邪気の壁と絶望の攻防】 Bチームの先鋒は、対空のスペシャリストであるフラックだった。偏差射撃により、空を舞うドグマニールへ向けて高射砲弾を連射する。しかし、ドグマニールの【邪神の盾】が展開され、砲弾は不可視の壁に弾かれ、虚空へと消えた。 「くそっ、攻撃が通じない……!」 フラックの通信機にノイズが走る。邪気の影響でメカニカルな精密動作に狂いが生じ始めていた。 そこへ邪神ゴーレムが地上に降り立つ。その巨体から放たれる【邪気魔導剣】の一撃が、地表を裂き、街の居住区をなぎ払った。生存者の数は一気に減少していく。住民たちは逃げ惑うが、ドグマニールの【強制支配】により、逃げ遅れた人々や周囲の野生生物が邪気に染まり、味方であるはずのBチームに襲いかかるという地獄絵図が展開された。 「……これ、笑えないね」 物部の置物が、周囲に【近づくなオーラ】を展開。襲いかかる支配下の群衆を鈍化させ、霧散させる。しかし、その背後から邪神ゴーレムの【邪気銃器】が猛攻を仕掛けた。結晶化された邪気が弾丸となり、物部の置物を激しく打ち叩く。 【第二局面:知恵と神聖の介入】 戦況を打開したのは大悪魔アビスだった。彼女は【神聖】の魔導書を開く。邪気によって弱体化した他のメンバーを癒やすとともに、純白の光を放つ浄化の波動を周囲に展開した。これにより、一時的にBチームの能力制限が解除され、本来の力が戻る。 「我を誰だと思っている!この程度の邪気、我が切れ味で断ち切ってくれようぞ!」 意識を持った剣が、アビスの魔力に誘引され、彼女の手に握られた。聖属性を帯びたその剣が、閃光となって邪神ゴーレムの胸部ユニット、コアへと突き刺さる! 「ギガァッ!!」 ゴーレムが絶叫する。しかし、ゴーレムは即座に【邪気修復】と【邪気昇華】を行い、コアを結晶化させて防御力を跳ね上げた。さらに、邪神が【能力反転】を発動。Bチームの強みが弱みに、弱みが強みに変換されるという最悪のバフ・デバフ合戦に突入する。 「うわ、マジで最悪。キレそう」 物部がついに置物から飛び出した。霊体となり、高速で戦場を舞いながら【九十九ノ舞】を披露。数千の付喪神と妖狐が召喚され、邪神の眷属たちを押し返そうとする。しかし、邪神は冷酷に【邪神気爆発】を放ち、狐の軍勢を一夜にして灰に変えた。 【最終局面:神体降臨と崩壊の果て】 街の破壊率はすでに50%を超え、炎が空を焦がしていた。生存者は激減し、絶望が支配する。ドグマニールは【邪気暴走】を経て【邪神龍化】を遂げ、もはや生物としての枠を超えた「災害」へと進化した。その一振りで街の区画が一つ消滅する。 「……もういい。おれがやるよ」 物部が、ついに【神体】へと変貌した。天狐の真の姿が現れた瞬間、周囲の邪気が浄化され、空に一条の光が差し込む。神の威厳をもって、物部は邪神へと突き進む。 アビスが【神滅】の魔導書を最大出力で展開し、ドグマニールとゴーレムを拘束。フラックは全弾撃ち尽くす覚悟で、コアに向けて最大出力の砲撃を叩き込んだ。そして、聖剣が神体となった物部の爪に宿り、一閃。 「これで、終わりだ」 聖なる一撃が邪龍ドグマニールの心臓を貫いた。しかし、勝利の歓喜は一瞬だった。ドグマニールの死に際し、スキル【邪気崩壊】が発動。体内に蓄積された全邪気が臨界点を超え、巨大な爆発として街を飲み込んだ。 轟音と共に、視界は真っ白に染まった。 【リザルト】 街の被害状況: 破壊率:78%(邪龍砲および最期の【邪気崩壊】による壊滅的な被害) 生存人数: 12,000人(避難が遅れた市民および爆発に巻き込まれた者が多数) チーム結果: Aチーム:全滅(ドグマニール、ゴーレム、邪神ともに消滅) Bチーム:撤退(勝利条件「Aチームを倒す」は達成したが、街の被害70%を超えたため強制撤退) 判定: 【バッドエンド】* (街は廃墟と化し、生存者はわずか。Bチームは敵を討ったものの、守るべきものをほぼ全て失った。狸の置物だけが、瓦礫の中で相変わらずの巫山戯た面で、虚無に佇んでいた。)