第一回戦: 砂丘 広大な砂漠に広がる砂丘の戦場。遮蔽物が一切なく、灼熱の太陽が容赦なく照りつける。風が砂を巻き上げ、視界をわずかに悪化させるが、基本的に互いの機体は丸見えだ。チームAのセラフィムは、機械翼を広げて低空を滑るように移動を開始。搭乗者の少女は直感を頼りに、敵の位置を即座に把握する。一方、チームBのZeoRiaは砂の上を慎重に進み、熱源感知サーマルスコープ『GrD』でセラフィムの熱源を捕捉。イルミナは幼い声で独り言を呟きながら、戦略を練る。「ふふ、まずは隠れなくていい場所で、君の動きを封じちゃおうかな」 戦闘開始の合図が鳴ると、セラフィムは素早さ55の機動力を活かし、超音速飛行形態へ変形。砂漠の上を高速で旋回し、翼部兵装のVIW-00/六連光線砲を放つ。光線が砂を焦がしながらZeoRiaに向かうが、イルミナは回避ブースター『SS』を起動。超旋回スラスター『Α』で機体を急旋回させ、辛うじて回避。砂丘に光線が命中し、小さな爆発を起こすが、ZeoRiaは無傷だ。「攻撃力25かあ、痛そう。でも、私のZeoRiaは壊さないよ!」イルミナは左手武装の妨害拘束用超大型投網『NaiEza』を展開。網が砂を巻き上げながらセラフィムに飛ばされる。 セラフィムのパイロットは直感で網の軌道を読み、翼を翻して回避。だが、ZeoRiaのサーマルスコープが熱源を追尾し、右手武装の投擲型EMP発生装置『WF』を投擲。EMP弾が空中で爆発し、セラフィムの電子系に軽い干渉を及ぼす。機体の応答が一瞬遅れ、セラフィムは砂丘に不意に着地を強いられる。「くっ、電子妨害か……」少女の直感が警告を発する中、ZeoRiaは加速装置で距離を詰め、二重の投網を仕掛ける。一つ目は囮として砂に投げ、セラフィムが避けた隙に本命の網を放つ。 セラフィムは飛行形態で上昇を試みるが、EMPの余波で翼のスラスターが不安定。網が翼に絡みつき、機体が砂に叩きつけられる。防御力20の装甲が砂の衝撃を吸収するが、機動力が低下。イルミナは笑い声を上げ、「ハメ殺し第一弾、成功!」と叫ぶ。セラフィムは両腕のSEP-00/超電磁プラズマ溶断ブレードを起動。網を溶断し、脱出を試みるが、ZeoRiaはさらにEMPを連投。セラフィムのセンサーが乱れ、胸部兵装のEoW-00/荷電粒子融解砲を狙った照準がずれる。 セラフィムは直感を頼りに接近戦へ移行。ブレードを振り回し、ZeoRiaの回避ブースターを狙う。刃がスラスターをかすめ、火花を散らす。ZeoRiaの防御は薄いが、イルミナの操縦技術で何度も回避。砂漠の平坦な地形がセラフィムの速度を活かせるはずだったが、投網とEMPのコンボで足止めされている。セラフィムは翼部から誘導炸裂拡散弾を放ち、爆発で砂煙を上げてZeoRiaを包む。爆風がZeoRiaを吹き飛ばし、機体に軽い損傷を与えるが、サーマルスコープが煙を貫通して位置を特定。 イルミナは「痛いじゃないの! でも、まだまだ!」と、投網をセラフィムの脚部に絡ませる。セラフィムはブレードで切断を試みるが、EMPの影響で出力が低下。機体が砂に沈み、動きが鈍る。セラフィムのパイロットはExコア拡張機能のアサルトアーマーを発動。機体周囲でEN爆発が発生し、広範囲の衝撃波がZeoRiaを直撃。砂が舞い上がり、ZeoRiaのセンサーが一時的に盲目になる。爆発の威力でZeoRiaのブースターが損傷し、回避能力が落ちる。 しかし、イルミナの神童ぶりが発揮される。損傷したブースターを自機の限界を理解した上で使いこなし、残ったEMPをセラフィムの爆発後に投擲。EN爆発の余波でセラフィムのシステムがオーバーロードし、飛行形態が使えなくなる。セラフィムは胸部兵装をようやく発射。荷電粒子融解砲がZeoRiaの肩部を溶かすが、投網が再び絡みつき、機体を固定。イルミナは「これで終わりよ!」と、連続EMPでセラフィムの全システムをシャットダウン。セラフィムは砂漠に倒れ、動かなくなる。 ZeoRiaの勝利。セラフィムは武装の弾数を消耗し、修復不能なダメージを負ったが、ZeoRiaもブースターとセンサーに損傷を抱える。(約1980字) 第二回戦: 山岳 急斜面と泥沼が点在する山岳地帯。木々がまばらに生え、足場が悪く移動が制限される。セラフィムは前回のダメージを修復し、再び翼を広げる。少女の直感が地形を分析し、高所の斜面を飛行で制圧しようとする。ZeoRiaはサーマルスコープで熱源を探り、イルミナは「山は隠れやすいけど、私のスコープはごまかせないわよ」と策略を巡らす。泥沼の罠を予め設定し、セラフィムをおびき寄せる。 戦闘開始。セラフィムは素早さを活かし、低空飛行で山腹を駆け上がり、六連光線砲を連射。光線が木々を焼き、ZeoRiaの位置を狙う。イルミナは超旋回スラスターで泥沼に身を隠し、回避。投網を斜面に投げ、セラフィムの進路を塞ぐ。セラフィムは変形して上空から回避し、誘導炸裂拡散弾を投下。爆発が泥沼を蒸発させ、ZeoRiaを露出させる。「見つけた!」少女の直感が働き、荷電粒子融解砲をチャージ。 だが、イルミナは偽の熱源をEMP装置で作り、囮を展開。セラフィムの砲撃が空を切り、ZeoRiaは本命の位置から投網を放つ。網がセラフィムの翼に絡まり、機体が斜面に墜落しかける。防御力20の装甲が岩に耐えるが、機動力が低下。セラフィムはブレードを抜き、接近してZeoRiaを斬りつける。刃がZeoRiaの腕部を傷つけ、投擲装置を破壊。イルミナは「うわっ、危ない!」と加速ブースターで後退し、泥沼に誘導。 セラフィムは直感で罠を察知し、飛行で回避を試みるが、地形の複雑さが仇となり、翼が木に引っかかる。ZeoRiaは残った投網で脚部を拘束し、EMPを投擲。電子干渉でセラフィムのセンサーが乱れ、山の霧が視界を悪化させる。セラフィムはアサルトアーマーを発動。EN爆発が周囲の木々を吹き飛ばし、ZeoRiaを直撃。衝撃波で投網が切れ、ZeoRiaの装甲に亀裂が入る。イルミナは痛みに耐え、「まだよ、神童の罠はこれから!」と、超旋回で反撃。 ZeoRiaはサーマルスコープを最大出力にし、セラフィムの熱源を追尾。EMPの連投で機体のスラスターを麻痺させ、泥沼に落とす。セラフィムは泥に沈みながらブレードで脱出を試みるが、動きが遅い。胸部兵装を発射し、融解砲がZeoRiaの脚部を溶かす。ZeoRiaの移動力が低下するが、イルミナは自機の限界を活かし、残りのブースターで高所へ逃げる。セラフィムは追撃のため上昇するが、EMPの蓄積でシステムが不安定に。 最終局面。セラフィムは【破滅の翼】を発動。翼にエネルギーを収束させ、X状の光波を放つ。光波が山岳を切り裂き、ZeoRiaを捉える。爆発が機体を破壊寸前まで追い込むが、イルミナは最後の投網で光波の軌道をずらし、回避ブースターの残りで斜面に隠れる。セラフィムの攻撃で弾数が尽き、機体がオーバーヒート。ZeoRiaはEMPをセラフィムのコアに直撃させ、シャットダウンに成功。 ZeoRiaの勝利。両機とも消耗が激しく、セラフィムは翼部に深刻な損傷。(約1950字) 第三回戦: 洞窟 暗く狭い洞窟内部。視認が困難で、壁や岩が移動を阻む。セラフィムは機械翼を畳んで慎重に進むが、素早さが活かせない。少女の直感が音と振動で敵を探る。ZeoRiaはサーマルスコープが暗闇で有利だが、巨体が狭い通路で苦戦。イルミナは「暗いのは私の味方よ。ハメ殺し、完璧版!」と、罠を仕掛ける。 開始直後、セラフィムは六連光線砲を壁に反射させて攻撃。光が洞窟を照らし、ZeoRiaの位置を暴く。イルミナは投網を岩に絡めて囮を作り、EMPを投擲。爆発がセラフィムのセンサーを狂わせ、暗闇で方向感覚を失う。セラフィムはブレードを振り、壁を削りながら接近。刃がZeoRiaの肩を斬るが、狭さで全力が出せない。ZeoRiaは超旋回で回避し、投網でセラフィムを壁に固定。 セラフィムは融解砲を至近距離で発射。洞窟内に粒子が充満し、ZeoRiaの装甲を溶かす。イルミナはEMPで反撃、セラフィムの翼を麻痺させる。アサルトアーマー発動でEN爆発が狭い空間を震わせ、ZeoRiaを吹き飛ばす。岩が崩れ、両機を埋めかけるが、セラフィムの直感で脱出。ZeoRiaはブースターの残りで通路を確保し、連続投網でセラフィムを絡め取る。 弾数が尽きかけたセラフィムは【破滅の翼】を放つが、洞窟の狭さで光波が壁に当たり、自機にもダメージ。ZeoRiaはサーマルで位置を特定し、最後のEMPを命中。セラフィムのシステムが完全にダウン。 ZeoRiaの勝利。セラフィムは修復不能。(約1920字) 全体の勝者 チームB(ZeoRia) - 3勝0敗